あの時のおれは、ただポケモンバトルに没頭してた。
将来やりたいことも決まらず、その時やらなくちゃいけない勉強も投げ出して、ただただポケモンの育成と対戦をやり続けていた。何もかも中途半端だった当時の自分が胸を張って一番打ち込んだこと、血と汗を注いだのがポケモンバトルだった。
本気で、ポケモンで世界を獲りたいと思った時期もあった。
『オメガルビー』ではプレイ時間がカンスト(999:59)する程やりこんだ。ネットでは割とクソゲー扱いされてたりする作品だけど自分としては不満点はないことはないもののポケモンの育成環境面では今でも最高の作品だと思っている。バトルの環境は……うん、酷いけど。
けどいつからか、次第に情熱は薄れていった。
ポケモン仲間だった友達は次第にポケモンから離れていき、ポケモンをやり続けていた友達とも会う機会が無くなり、『オメガルビー』から『ムーン』に移った際に発生した仕様変更etc.のせいで厳選やレベル上げが面倒になり、ウツロイドのめざパ炎の厳選が嫌になっていよいよおれはポケモンを辞めた。
辞めた後もアニメやポケスペ、対戦動画などには触れてたのでポケモンが現状どうなってるかは知っていた。やはりポケモンは子供の頃から好きな作品なのでどうしても切り離せなかった。けど、どうしてもゲームの方はやる気が起きなかった。時間が無かったとか一緒にやる仲間が減ったとかもあるけど一番は気持ちの問題。元世界チャンプが『ウルトラサン・ウルトラムーン』を酷評してまとめブログのコメ欄が荒れたのを見たけど正直関心が沸かなかった。「逆にやってみたい」とも、「そうなんだ絶対やらんとこ」とも。
やがて時は経ち、いよいよ今年の秋、Nintendo Switchにて第8世代となる新作『ソード・シールド』が発売される。私はSwitchを持ってないので、これで完全に引退できる。ポケモンがこの先どこまで進むかは分からない、自分はそれを一緒に歩んでいくのではなく、客席からそっと見守る立場に変わった。これでいい。あの時心血を注いで育てたポケモンを3DSに残したままにするのは辛いけど、自分がついて行くことが出来ない。これでいいんだ。
けど、やっぱりおれはポケモンバトルが好きだ。辞めるにしてもこのまま終わるのは性に合わない。ならせめて、『サン・ムーン』のランダムバトルが出来なくなる前に最後の思い出を創ろう。それで本当に終わりだ。
(ここまで前振り)
ということでここから対戦の記録。今回はランダムバトルのシングルフリーで10戦やったので1戦1戦振り返っていきます。ダブルもやろうと思ったけど過疎りすぎてたので諦めました。それにおれダブル苦手だし。俺ダメっすよダブルス…
まず今回使ったチームの紹介↓
エースのジュカイン(メガストーン持ち)を中心にタスキ・ミミッキュ対策が主な役割のチラチーノ、壁役にギャラドスを添えて、ランドロス(れいじゅうフォルム)、ヒードラン、カプ・コケコの3体で種族値でゴリ押していく脳筋チーム。
1戦目
序盤、相手のカプ・テテフの「きあいだま」によりヒードランのHPが大幅に削られるも交代したランドロスがテテフを撃破。代わったウツロイドにいわZを食らうも「きあいのタスキ」の効果で耐え、返しの「じしん」で1撃KO。ルカリオの先制技でランドロス・ヒードランが倒されたものの、3番手のジュカインが「きあいだま」を命中させて勝負あり。
2戦目
「こだわりメガネ」を装備したカプ・コケコの「10まんボルト」によって3タテ。5ターン決着。
3戦目
お互い初手のカプ・コケコ→ランドロス、ゴウカザル→サメハダーと交代、サメハダー、ランドロスと順に倒されるものの、コケコがゴウカザル、ライチュウを難なく倒した。
4戦目
バンギラスの「ほえる」でギャラドスが退場されるものの交代先がランドロスだった為相性有利には変わらずそのままバンギラスを撃破。「チャージビーム」持ちのフーディンに若干翻弄されるが1体も倒されることなく勝利。
5戦目
サイクル戦の末エースのメガジュカインが3タテ。
ここまで5戦全勝。ただ、どうしても準伝説を3体入れてるのでどうも面白みに欠ける、ということでチーム変更。ジュカインはメガシンカ型からタスキがむせっか型にチェンジ。エンブオーはちょうどポケスペBW編を読み返してた時期だったので使いたかったから入れた。
6戦目
お相手[ドリュウズ/???/???]
ド リ ュ に 3 タ テ さ れ ま し た\(^o^)/
しかも3ターン決着というおまけ付き。
流石に不甲斐なさすぎるのでもう一度チーム変更。リザードン(メガX)がエースの攻撃型チーム。スイクンは壁。
7戦目
「こだわりメガネ」を装備したカプ・テテフの「サイコキネシス」によって3タテ。6ターン決着。
あれ?なんかデジャヴを感じるぞ。
8戦目
【悲報】ロゼロ、ルナトーンの特性(ふゆう)を知らずドリルライナーを放つ痛恨のミス
そのせいで焦り技の押しミスもありボロ負け。これだからマイナーポケは嫌なんだよ…(過去にモルフォンにボコられた経験アリ)
9戦目
デンジュモクの「さいみんじゅつ」によってゲンガーが眠らされてしまい交代、しかし交代先のシュバルゴが同じく代わったフリーザーの「ふぶき」によって「こおり」状態にされ、しかも「ぜったいれいど」を当てられてしまう。しかしメガリザードンXがフリーザーを倒し残りの2体も撃破。うちのチームは1体で3タテが多い気がする。
10戦目
お相手[ナットレイ/ランドロス(霊獣)/ロトム(ウォッシュ)]
「ほのおのキバ」が使えるレントラーでナットレイを倒そうとするもランドロスに交代される。こちらもスイクンに代えるも「とんぼがえり」を食らいナットレイがバック。この2体の膠着戦が続くも「ねむる」のタイミングが早すぎて体力消費が追い付かずダウン。さらにロトムに対してレントラーが起死回生のでんきZを放つもナットレイをクッションにされて実質不発に終わってしまう。惜敗。
結果:7勝3敗
いやしかし、久々にポケモンやったけどやっぱり面白いっすねポケモンバトルって、勝っても負けてもお祭り騒ぎですもんね(これが言いたいだけ)。
正直言うとこのまま自分のポケモンたちと別れるのが辛い、『ソード・シールド』にもこいつらを連れていきたいと思った。けどできないんだってさ…仕様なんだって…。何でだよ…『エメラルド』の頃から一緒のやつだっているのに…対戦用メンバーの大半は『オメガルビー』で育てたけど
けど、これで最後とは言わず『ムーン』で対戦が出来なくなるまでやり続けようかな。このまま終わりたくない、やるならもっとやりたい。少しだけ童心に戻ったような気分だ。やっぱりおれはいつまで経ってもポケモンとポケモンバトルが好きなままのようです。