ソラシドトリガー! -Sorashido Trigger!-

前略、画面の前の読者様 このブログに書かれてることは的外れな主観です。だから決して、このブログの記述は鵜呑みにしないで下さい。

この漫画たちがあるからこそ今の自分がある

今週のお題「好きな漫画」

 

よ~し積んだままの記事を書くか~と意気込んでたところ、はてなブログ今週のお題が「好きな漫画」だと知りました。これでも自称漫画通な人間なので「こりゃあ書かないわけにはいかないだろぉ!」と心が湧いたので予定を変更してはてなブログのお題に初挑戦します。

 

しかし、好きな漫画と言われましても、かなり数があるんですよ。単行本を所持してるのはほんの一握りで後は昔雑誌に載ってた時に読んだかブックオフで読んだかなんですけど、それでも思い入れの強い作品は両手の指の数より多い。一つに絞って書くのもありなんだけどどうせなら沢山紹介したいし、だからといって全部紹介してもくどくなるだけだし。

 

そういうことなので、今回は好きな漫画の中でも特に思い入れの強い、さらに言うと「この作品がなければ今の自分は存在していない!」という漫画を紹介します。先の記事で幾度となく触れてますが、私はとにかく面白いと思ったものの影響をすぐ受けてしまう性格なので、大体はこれから紹介する作品からインスパイアされているんです、ギャグセンスとか…。

 

 

 

 

1.スーパーマリオくん

スーパーマリオくん (24) (コロコロドラゴンコミックス)

今や『ドラえもん』を抜きコロコロコミック作品の単行本巻数が最長となったマリオシリーズの漫画。

90年以降コロコロコミックを読んできた人なら知らない人はいない、現在も連載が続く長寿漫画。こらそこ、まだやってたんだとか言わない。…え?今のコロコロって、でんぢゃらすじーさんはおろかケシカスくんもまだやってんの?…マジかよ。

幼少期はジャンプやサンデーに目をくれずコロコロコミック大好き小僧だった私、マリオのゲームが好きということもあり(特に好きなのはサンシャインとペーパーマリオRPG)、この作品も愛読してた。

何といっても、「変わらない安心感」がこの作品の魅力だと思う。マリオやヨッシーがボケてルイージがツッコむ。流行りの芸人のネタを取り入れたりコロコロ11月号収録の回では連載○周年を祝うコメントが挟まれたりとか…、ルイージの扱いがやたら酷かったりもしたっけ。物心ついた頃に読んでた漫画ということもあって、漫画というのはこういうものですよ、というのをマリオくんに教えられた気がする。ある意味自分の中で一番思い入れの強い漫画。マリオ&ルイージRPG2」編のゲドンコ姫戦でマリオ一行が全滅した後の嘘の連載終了シーンはコロコロのページに唾が付いてしまうほど爆笑した。「すべてが…終わった」

 特に好きなのが24巻(マリオパーティ2編、ヨッシーアイランドの番外編)、旅行へ行く時は必ずと言っていいほど24巻を持って読んだ。

 

 

2.ドラベース ドラえもん超野球外伝

ドラベース ドラえもん超野球(スーパーベースボール)外伝 (8) (てんとう虫コミックス―てんとう虫コロコロコミックス)

同じくコロコロコミックで連載していた、『ドラえもん』と同じ世界観と設定を持つ野球漫画。因みに主人公はクロえもんという別のロボットで、ドラえもん本人は第1話で8回21失点の大炎上を記録した後回想シーンでしか出番がない。

この作品の魅力を一言で表すならば、王道。弱小チームだった江戸川ドラーズが特訓やライバルとの激闘を重ね強くなっていく、ドラえもんを知らなくても(コロコロ読んでてドラえもん知らない人はいないだろうけど)野球のルールを知らなくても熱くなれる、どんな人でも入り込める漫画だと思う。1試合に指定された3つのひみつ道具を1回ずつ使えるというルールなど、ドラえもんの世界だからこそ描ける試合描写も魅力。

正直なことを言うと、ライバルの強力な魔球に対して主人公のクロえもんが新しい必殺打法や奇策で攻略していくパターンが殆どなんだけど、分かっていても熱い。だからこそクロ以外のメンバーが決勝点をたたき出すといつもの倍は興奮してしまう。個人的に茜フライヤーズ戦は野球漫画で、いや、スポーツ漫画で一番の名試合だと思ってる。相手がずっと憧れてきた選手だったからこそ打てたって理由、ずるすぎませんかね。

 

 

3.ポケットモンスターSPECIAL

ポケットモンスタースペシャル(29) (てんとう虫コミックススペシャル)

小学生時代は圧倒的ギエピー派だった私が、中学生の時にこの漫画と出会い衝撃を受けポケスペ派に転向。当時中二病発症期だということもありこの漫画やこれの二次創作動画に影響を受けてかなり痛いことをした(具体的に何をしたかここでは絶対言わん)。

アニポケも好きなんだけど世界観とかは正直こっちの方が好き。図鑑の説明文を反映させたポケモンやバトルの描写、舞台が変わるたびに主人公も変わり、時には前章の主人公が章をまたいで活躍。レッドやグリーンが駆けつけた時の安心感は異常。

現在第14章のサンムーン編まで進んでいるが、最も好きなのが第6章のエメラルド編。自分がポケモンのゲームで最も思い入れがあったのがエメラルドということもあり構成や演出に度肝を抜かれた。バトルピラミッドの攻略法は当時読んどけば…と膝を打たれた。そして何といっても当時の歴代主人公10人の集結。よりにもよって一番最後に再登場したのがゴールドというのがね…、レッド達が動けないのもあって本当に頼りになったよ…。「助けに来ることはねーが、すでに全員ここにいる。」この台詞のかっこよさときたら…。

 

 

4.さよなら絶望先生

さよなら絶望先生(1) (週刊少年マガジンコミックス)

コロコロは卒業したものの、やはりギャグ漫画といえばマリオくんかでんぢゃらすじーさんという認識を脱却できずにいた頃、ふと某古本屋で立ち読みした際に衝撃を受けた作品。「コ、コロコロの外の世界にはこんな凄いギャグ漫画があるのか……!!」

とにかく時事ネタや風刺ネタが自分のツボにハマった印象、2話で楽天イーグルスのマークが「毛」にしか見えないネタ(因みに05年連載開始なので新規球団という説明も入ってる)や井川慶の後ろ髪がキモいもの扱いされてるとか、コロコロの下ネタギャグに慣れていた自分にとっては斬新すぎた。というかこの漫画のせいで自分の笑いのツボが書き換えられてしまった。随所に挟まれる前作、『かってに改蔵』ネタが気になってそちらの方にも手を出した。そっちは初期の方だと思いっきり下ネタに振り切ってたけど。

単行本も買っていたが今は手放してしまい、しかもまだ最終回まで読めてないという有様、いつか衝撃的と謳われた最終回を読んでみたい…。

 

 

5.ワールドトリガー

ワールドトリガー 4 (ジャンプコミックスDIGITAL)

現在ジャンプSQ.で連載中のSFバトル漫画。上記の絶望先生の影響でマガジン派になりつつあった自分がジャンプ派に転向した最大の理由、そして現在自分が最も生きる理由になってる作品。

ワートリといえば緻密に描かれる集団戦が魅力なんだけど、個人的に最も惹かれたのはキャラクターが使用する武器の設定、例えばアタッカー用の武器だと、手軽で身体のどこからでも出せるスコーピオン、攻撃防御共にバランスのとれた弧月、やや防御寄りのレイガストと、オンラインゲームのようなそれぞれ個性の違う武器の設定が面白いと思った。それに主人公の組織側のキャラクターはみんな戦い方が違うだけで使ってる武器は同じだというのがますます親しみやすさを感じた。

この作品はよく「4巻から本番」「4巻から面白くなる」と言われているが、自分は最初からこの作品にハマれた。何を隠そう、自分は4巻からワールドトリガーに入ったのだから。その後序盤も読んだけど普通に面白かった。というか序盤がつまらなかったらジャンプじゃ生き残れてなかったし。

作者の葦原先生の体調があまり良くないため何度か休載が挟まれているものの、自分は何年かかっても完結まで見届けたい。漆間さんが出るまでは…

 

 

6.花降り宿のやどかり乙女

花降り宿のやどかり乙女 (1) (まんがタイムKRコミックス)

花降り宿のやどかり乙女 2巻 (まんがタイムKRコミックス)

まんがタイムきららキャラットにて連載されていた高校入学を機に仲居修行をすることになった少女の成長と奮闘を描いた作品。

きらら本誌立ち読み勢だった頃(ごめんなさい)、偶然第3話の柚ちゃん*1が身投げするシーン(投げ出したのは人探しの為、決して鬱要素は無い)を読んで一目惚れし、きらら購読を決定づけた作品。そういうこともあり、思い入れが強すぎて単行本1巻冒頭の書き下ろしカラーページで泣きそうになった始末。

包み隠さず答えると、物語云々よりもキャラが可愛い、絵柄が好みという理由で好きになった。それでも、上記の通りきらら本誌を購読するようになったきっかけとも言える作品なので自分の中では影響力は計り知れない。この作品に出会わなければ『恋する小惑星』などの作品も好きになってなかったかもしれないから。

時空が歪んできららファンタジアに参戦しないかな、柚ちゃんのCVはM・A・Oさんでお願いします。

 

 

 

とりあえずはこんなところでしょうか。「自分を創り上げた」という点に絞らなければもっとあるんだけどな…、『ハイキュー!!』とか『惑星のさみだれ』も紹介したかったんだけど、それはまた別の機会に。

マリオくんやドラベースの単行本はだいぶ前に捨ててしまったんですけど、この記事を書いてたらまた読みたくなってしまいました。自分の中ではバイブルともいえる作品で、大人になっても色あせない魅力が詰まってると思うので、あぁ、もっと大切にしていれば…、あの頃にそれに気づいてれば…。やはり好きなものは卒業するものではなくずっと持ってるべきですね。とりあえずは、今持ってるものは大切に残しておきます。

 

 

*1:2巻表紙(下の画像)の奥に居る明るい髪の娘