ソラシドトリガー! -Sorashido Trigger!-

前略、画面の前の読者様 このブログに書かれてることは的外れな主観です。だから決して、このブログの記述は鵜呑みにしないで下さい。

今年で15周年。大好きなテレビ番組『逃走中』を語る

 目的はただ一つ、逃げること。

 

逃走中~run for money~ [DVD]

 

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2004年10月2日に第1回が放送されたバラエティ番組『Run for money 逃走中』(以下、逃走中)が今年で15周年を迎えました。

自称テレビっ子な私ですが、特にこの番組は大好きで、放送されるのをずっと楽しみにしていました。今では歴代の逃走成功者と獲得賞金をソラで言えるレベルのガチ勢です(けど実際にやれと言われても自信はない)。一時期ファンを離れてしまった時期もあれど、再度逃走中の魅力に取り憑かれ、再び戻ってきたものです。

この番組、色々とやらせだの言われることあるんですけど、今回はそんな声を気にせず、自分の主観からこの番組の魅力や好きなところを語っていこうと思います。

文面の都合上、一部ネタバレをしてしまう部分(誰が捕まったか等)があるので、そういうのが苦手な人は注意して下さい。

 

 

 

 

 

 

 そもそも逃走中なんて知らねーよという人のために

限られたエリアの中で、ハンターから逃げた時間に応じて賞金を獲得
できるゲーム。 ゲーム時間を最後まで逃げ切れば高額賞金が手に入る。
「ハンターが怖い」「でもお金が欲しい」
自首を選ぶか? それとも金やプライドのために最後まで逃げ続けるのか !?
逃走者の心の内を見る、“心理逃走劇”。

一々文字起こすの面倒くさいので例によって(フジテレビ/逃走中公式HPより引用)

 

 

僕と逃走中の出会いと歴史

今でこそゴールデンタイムでの放送が当たり前の逃走中、しかし初期は深夜帯での放送だったので存在を知る由もなかった。そんな中でも支持を集めたのか徐々に放送時間が繰り上がっていき、第5回渋谷編では2007年元旦での放送、同年10月から始まった『ジャンプ!○○中』では遂にゴールデンへ進出。

自分が最初に見たのは第6回長崎ハウステンボス編、「お前達の平成って醜くないか?」でお馴染みの*1DA PUMPのISSAさんが参戦した回です。

いかんせん初めて見たので「なんだこの番組?」という印象が強かったのですがそれでもインパクトは抜群。100体のハンターに捕まる井森美幸さんに爆笑し、ハンターに追われながら「金子ダッシュしろ!」と自分に喝を入れる金子昇さんに「何言ってんのこの人」と若干引きたり(ごめんなさい)、この時点で逃走中に惹かれてたのかもしれない。蛇足だけどこの回は放送時間が1時間も無かったためカット多め(ゲームは80分もあったのに)、しかもDVDに収録されてない。フジテレビさんいつか完全版DVD出してください1万円出しますんでお願いします。ついでに同じく未収録の第3回江戸の町編も同時収録して。

 

そして逃走中の虜にされたのが『ジャンプ!○○中』第1回お台場編、上述の通りゴールデン初進出の回です。ふとテレビを付けるとこの番組がやっていて、すぐに「あの時(第6回)のやつだ!」と気づき急いで録画、録画が開始されたのが若槻千夏さんがハンターに見つかりかける場面だったので、そのせいかこの場面はやたら印象に残ってる。

ジャンプの頃は隔週くらいの頻度で逃走中が放送されてたので、今思うとかなり贅沢。当時はガキだったためジャンプが放送される夜10時まで起きてることを許されてなかったので見れたのは翌日学校から帰ってから。学校がつまんなくても「早く帰って逃走中見よう!」と生きる気力を与えてくれた。この頃からオタクの片鱗を見せていたなこいつ…。

 

 

余談ですけどジャンプや前身番組の『クロノス』には派生ゲームの「密告中」*2というゲームもありまして。そちらにもハマって1回だけ密告中ごっこをやったことあります。もう一回やりたい…。

 

 

 その後もずっと見続けていたものの、度重なる炎上案件に嫌気が指してきたのと、途中から導入されるようになった変なドラマにうんざりしたり単純に飽きてきたこともあり2013年辺りの放送から離れてしまう。しかし、2015年に放送されためちゃイケとのコラボ回の舞台がお台場だと知り「お台場だと…そそられるな…久しぶりに見るか」と視聴を決意(上述の通り初めてまともに見たのがジャンプのお台場の回なのでお台場には思い入れが深い)。そこで再び逃走中の面白さを思い出し現在に至る…ということです。

 

 

逃走中の魅力とは?

逃走中のもう一人の主役と言っても過言ではないハンターやバラエティ豊富なミッションなど見どころは沢山あるものの、やはり"心理逃走劇"と銘打ってるように、逃走者の心理が試されるところが魅力ですね。やっぱり皆お金は大好きですから(偏見)どんな手段を使ってもお金を手に入れたいものですよ。よく逃走中は「皆で協力してクリアしないと!」みたいな風習あるけどそうじゃないんですよね。「ミッションやるのも自由、自首するのも自由、何なら他人を犠牲するのもいとわないのは普通」だと思う、というかそれが"心理逃走劇"の真理でしょう。フクナガのいないライアーゲームを見てもつまらないでしょう。(まぁ、他の逃走者に暴言を吐いたりする奴は嫌いとかというのは分かります)

 

それと個人的に一番なのが「誰が逃げ切るか分からないワクワク感」なのかもしれない。今でもラストに差し掛かると手に汗握ってしまう。逃走成功者が出ると歓喜に沸くし、出なかった時だとガッカリ感が強い。

少し話が変わるけど、バラエティ番組でたまにある「番組冒頭で結果を言ってしまう」みたいな演出があまり好きじゃないんです。例えば『ぐるナイ』の「今夜ピタリ賞が出た!!」とか『SASUKE』の「今夜完全制覇者が現れる!!」とか。まぁこれらの場合、「何で言っちゃうんだよ~」と「おおっ!誰がなったんだ!?」という2つの気持ちが表れるので一長一短と言ったところなんですけど、やはり自分はまっさらな状態で番組を楽しみたいタイプなので、『逃走中』はそういう系のネタバレがないのは安心します。

 

 

好きな逃走者

ジャンプの頃は番組レギュラーの5人(オリエンタルラジオチュートリアル山本裕典)が全ての回に出場してたので、必然的にこの5人には思い入れが強いんですよね。だからそこ2011年の「沈黙の巨大迷宮」編でオリラジの2人が再登場した時は嬉しかったし、歴代逃走成功者などが集まった「逃走中アルティメット」に山本さんが出なかったのは激怒したし…彼は15年の歴史の中で1人しか達成してない大偉業を成し遂げてるのよ…(ネタバレになるので詳しくは言わない)、その後1度も再登場してないチュートの2人もいずれまた出てくれないかな〜と密かに思ってたり。(徳井さん不祥事やらかしちゃったし無理だよね!!チクショー!!)

 

逃走中19?run for money?【沈黙の巨大迷宮編】 [DVD]

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この番組の影響で好きになったのが眞鍋かをりさん、ジャンプお台場編をはじめ自分が見始めた直近の9回中4回に出演していたのと、いつも惜しいところで捕まってたので鮮明に印象に残ってる。自分の中では逃走中の人というイメージが強いので『ウルトラマンR/B』で主人公の母親役として出演した時もそのイメージに引っ張られた。まさか自分が逃走中から離れていた時期に逃げ切るとは…←ネタバレなのでステルス。

他だと出演回数が多いベテラン(アンガールズ田中さんやよゐこ濱口さんなど)は愛着があって出ると自然に応援してしまうし、序盤で捕まったりするとガッカリしてしまう。最近は割とベテラン逃走者が冷遇傾向にあるのでここいらでもう一度スポット与えてもいいのでは。

 

自分の好きな仮面ライダースーパー戦隊出身者も結構な数出ているものの割と序盤ですぐ捕まりやすい。前回も桐山漣さん*3がすぐ捕まったし歴代でも戦隊レッドだけで1落ちが2人いるくらいだし。特撮出身者で逃げ切ったのって山本さんに加えてつるの剛士さんと姜暢雄さんぐらいじゃないの←これまたネタバレステルス*4
【追記】永井大さん(タイムレッド)忘れてた…すんまそん。こんなこと言ったけど逃走成功者って50人くらいしかいないしその中で4人逃げ切ってたら良い方なんじゃ。

 

最近の回で一番印象に残ったのは陸上銅メダリストの藤光謙司さん。長いこと逃走中は見てきたけど走力に関しては歴代トップと言っても過言ではなかった。最近日テレのドローンとの鬼ごっこ番組に出演してこれまた強烈なインパクトを残してた。速すぎてあの手の番組出禁にならないか心配です。

ちなみに個人的に考えてる逃走中史上最強の逃走者を5人選ぶとしたら、保坂尚希、山本裕典、はんにゃ金田、小塚崇彦関口メンディーの5人を選びます。*5

 

 

 

次回についてとこれからの逃走中に期待したいこと

 今週23日に15周年記念ゲーム、サザエさんコラボSPが放送されます。

いや~、15周年ということなので何か特別な企画になることは間違いなかったんですけど、まさかサザエさんとコラボすることになるとは。以前にもワンピースやドラゴンボールとのコラボはあったので、もしかしたら、ちびまる子ちゃんサザエさんともやるんじゃないかなと薄々思ってはいたものの、まさか本当になるとは。しかも番組初となる一般人の逃走者も。自分も昔は何度も逃走中に出たいと思っていたので正直羨ましい限りです。

ただ、逃走中とサザエさんってマッチするんですかね、磯野家の倉庫にハンターが閉じ込められているみたいなシュールなミッションしか思い浮かばないんですが。まぁそこは見てみないとなんとも言えないので放送を楽しみにしましょうか。

 

せっかくなので今回の逃走成功者予想も。

EXIT(兼近、りんたろー。

小田井涼平(純烈)

粗品霜降り明星

田中卓志アンガールズ

谷 まりあ

手越祐也(NEWS)

どんぐり

中澤佑二

那須川天心

HIKAKIN

ファーストサマーウイカ

堀 未央奈(乃木坂46

丸山桂里奈

山内健司かまいたち

一般出場者2名

とりあえず逃走成功しそうなのは粗品さん。以前フジテレビのオールスター特番での生放送での逃走中に参加した際かなり足が速かったと記憶しているのでいいところまで行きそうかと。特撮オタクとしては北岡先生(仮面ライダーゾルダ)こと小田井涼平さんに期待。かまいたち山内さんは3番目くらいには捕まりそう。それと田中さん20回目の出場なんだってさ…、出すぎでしょ(笑)

しかしこれらの予想を立てても誰が逃げ切るか分からない、本当に意外な人が逃げ切ることもよくあるので、それも逃走中の面白いところですね。

 

 

さて、〆に入りますが、ちょっとネガティブな話もあるので注意を。

全盛期は2ヶ月に1回放送されていたのに対し、近年は半年~10ヶ月に1回での放送がやっとの逃走中。マンネリやネタ切れの指摘、やらせ疑惑、絶えない炎上案件(これに関しては出演者より視聴者の態度や捉え方に問題があると考えてますが多くは言わない)など正直この番組にクリーンなイメージは皆無でしょう。

さらに本音を言うと、「今のフジテレビは惰性で逃走中を作ってないか」という気持ちがあります。今回の15周年ゲームも出演者発表がやたら遅かったり(一般出場枠の兼ね合いなどがあったんでしょうけど)、一時期に比べると放送時間やゲーム規模も賞金も縮小してきてるし、あとCM多すぎるし。これに関しては個人の勝手な妄想なので信憑性も何もないですけど

しかし、それでも私は逃走中という番組及びゲームが大好きです。自分が最も好きだった頃と比べると良くも悪くも変わってしまいましたが、その面白さの真髄は今も昔も同じだと思っています。そりゃあ15年もやってたら大なり小なり変わってしまうものです。しかしそれは決して劣化ではなく、ただの変化だと捉えています。進化した部分もあれば劣化した部分もある、それでいいんです。ガラケースマホに変わったようなもんですよ。

とりあえずは、どんな形でもこの番組が続くことを祈っています。放送頻度が下がろうと、ずっと楽しみな番組ですから。言ってしまえばこの番組は永遠に続けられる番組なんですから、この先20年、30年と祝えるように、ハンターから逃げるではなく、一ファンとして共に歩んでいきたい。

 

 

*1:『劇場版仮面ライダージオウ Over Quartzer』にてISSAが演じたクォーツァーのリーダー/仮面ライダーバールクスが発した台詞

*2:相手の背中に付けられた番号を密告し最後の一人になったプレイヤーが賞金を獲得できるゲーム

*3:左翔太郎/仮面ライダーダブル仮面ライダージョーカー役

*4:それぞれ仮面ライダーサソードウルトラマンダイナ、クワガライジャー

*5:ネタバレせずに選考理由を書くと、木登り、2回、至近距離、井戸、4回中1回のみ、が理由です。