仮面ライダーゼロワン、面白いですね。
現代的なテーマを扱いつつ、ライダーの伝統を受け継ぎかつ令和1号にふさわしい新たな芸風に毎週心を打たれています。
内容もそうなんですがTLの勢いも凄い。近年の『エグゼイド』『ビルド』『ジオウ』は毎週TLがかなり盛り上がっていた(特にジオウでエターナルが出た辺りは)のですが、『ゼロワン』では普段仮面ライダーを見ていない、ライダー関連のツイートをあまりしない人たちも感想ツイートを投稿する風景をよく見かけるので、新規層も既存のファンも楽しめる作品なんだなぁと実感しております。
それと主題歌の「REAL×EYEZ」がかっこいいですよね。早速TVサイズ版をDLして何回もリピートして聴いてます。
一度ライブに参加したこともある位のT.M.Revolutionのファンなので西川兄貴がライダーの主題歌を熱唱するのは感慨深いものがありますね、「待ってました!」と言わんばかりの。
しかし曲だけではなく映像もかっこいいですね、サビの大量のマギアとライダーの戦闘シーン、祖父から父へ そして或人へと世代が変わっていくシーン、ラストのゼロワン・バルカン・バルキリー・滅・迅の5人ライダーの集合カットなど、心が躍る演出が目白押しです。
まさに「ここすき」ポイントの多いOPですが、過去のライダーのOP映像も結構好きなシーンあるんですよね。毎年そんな部分を探すのが楽しみだったりして。そこで今回は今無き平成ライダー20作品の「ここすき」ポイントを語りたいと思います。関係ないけど平成ライダーってホントに終わったんだね……信じられん……
【追記】
友人から「細かすぎて分かんねーよ」というダメ出し指摘を受けたので、下記のURLから平成ライダー全20作の第1,2話が視聴できるのでそれを参考にお楽しみ下さい。ただし一部の紹介シーンは出てこないのであしからず。
ここすきポイント1:ライジングタイタンが佇んでるシーン
ここすきポイント2:タイトルロゴが現れるシーン
記念すべき平成ライダー1作目のOP。空っぽの星から歴史がゼロから始まった。
後期版のOPのライジングタイタンが剣を背中に掲げ佇むシーンは歴戦の戦士っぽくてかっこいい。そして最後の青空をバックにロゴがにゅいんって出てくるシーン、あのにゅいんって文字が伸びるのがなんか好き。(伝われ!!!)
ここすきポイント1:サビ前のギルスがバイクで走り去るシーン
ここすきポイント2:サビ入りの3ライダーのドリフトシーン
ポイント1は「スタンドを歩く涼」からの1カット挟んで「スタンドから涼の姿が消え、その傍をギルスがギルスレイダーで走り去る」という構図が痺れる。丁度その直後がポイント2のシーン。後述のファイズのシーンといい何でスローでのドリフトシーンはあんなにかっこいいのか。
仮面ライダーアギト 「仮面ライダーAGITΩ 24.7ver」
ここすきポイント:小沢さんに銃を向ける氷川さんのシーン
有名なOP詐欺。
実際のところこれらのシーンは本編で起こる可能性があった最悪の未来を暗示しているシーンで、G3-Xが壁を破って登場するシーンはその未来を打ち破る…みたいな演出らしいです。
仮面ライダー龍騎 「Alive A life」
ここすきポイント1:冒頭の真司、優衣、蓮が交差するシーン
龍騎のOPはイントロからワクワクするので、ポイント1はこの3人の物語が始まるぞ!って感じがして何回見ても興奮してしまう。
ポイント2は、これそもそもミラーワールドの渋谷だから人がいなくて当たり前なんだけど、どちらかといえば熱血漢寄りの性格の龍騎(真司)が誰も居ない町を静かに歩いてるっていうギャップも好きなのかもしれない。
ここすきポイント:オートバジンのドリフトシーン
「強くあるために~」の部分でのオートバジンに乗るファイズがドリフトを決めるシーン。スローで動いてるのが余計にかっこよく見える。昔自転車でよう真似したもんですよ。
仮面ライダー剣 「Round ZERO~BLADE BRAVE」
ここすきポイント1:睦月が帽子で顔を隠すシーン
ここすきポイント2:橘さんのキメ顔
広瀬さんのティッシュとの格闘(?)をはじめとする前半の主要キャラの謎アピール映像がシュールすぎることで有名なブレイドの前期OP。確かに意味がよく分からんしかっこいい感じの曲と微妙に合ってないとは思うけど、それでも好きな処は多い。
まず睦月のシーン、睦月の登場は16話辺りからだけどOPでは実は1話からいる。だけどまだ登場は先ということでチラッと顔を見せた後すぐに帽子で顔を隠してしまう。これがかっこいい。アニメだとよくある、今後出てくる敵のボスキャラとかがシルエットで出る(本編に出たらシルエットが解かれる)演出が好きなので、こういうのは心が躍ってしまう。というか普通にお洒落で好きってのもある。橘さんのキメ顔は本人の相乗効果もあって何か面白いので。
仮面ライダー剣 「ELEMENTS」
ここすきポイント:サビの4ライダー乱戦シーン
有名な橘さんうろうろ。
この直前の4ライダーそれぞれの個別カットで本編が進んでいくたびにブレイドがキングフォームに、カリスがワイルドカリスに変わる細かい部分も好き。
仮面ライダー響鬼 「輝」 「始まりの君へ」
ここすきポイント:該当なし
いや、無いことはないんですが、どうにも特出して「ここすき」ってシーンが思い浮かばなくて。猛士の鬼の集合シーンとか…ただ、う~ん…どうにも決められない、すみません。
仮面ライダーカブト 「NEXT LEVEL」
ここすきポイント:ワームが人間に擬態するシーン
ワームの顔に人間の顔のシルエットが被り、やがて全身が人間に変わるシーン、日常に潜む恐怖を演出している。カブトはゲストキャラの大半がワームだったりするので余計に怖い。
仮面ライダー電王 「Climax Jump」
ここすきポイント:良太郎がパスを持ちながら指をさすシーン
これまたファイズのドリフトのようについつい真似してしまうシーン。一回でいいから駅中でicoca持ちながらこのポーズをやってみたい。これは列車の進路方向を指さしてるイメージなのかなと思う。
仮面ライダーキバ 「Break the Chain」
ここすきポイント1:渡と音也がブラッティローズを握るシーン
ここすきポイント2:タイトルロゴが現れるシーン
キバのOPは現代(2008年)と過去(1986年)が交差していく演出が多いんだけど、このシーンはまさに1つのバイオリンから始まる親子の物語って感じがして。
そしてクウガに続きまたタイトルロゴネタ。キバがダークネスムーンブレイクで鎖を解き放った後に表示されるタイトルロゴ、「仮面ライダーー」(←最後の「ー」は「キ」の3書目)から「キバ(「キ」の3書目なし)が一瞬で連結する演出がたまらなく好き(伝われ!!!)
仮面ライダーディケイド 「Journey through the Decade」
ここすきポイント1:士の顔半分が歴代ライダーに変わりながら倒れるシーン
ここすきポイント2:夏海が士の腰を抱くシーン
ライダークソみくじ バラバラの世界観だった平成ライダーが1つに集結していくようで少しだけ感慨深くもなる。
ポイント2は士を信頼してる、どこまでもついていくって意思表示が感じがして良い。
仮面ライダーW 「W-B-X ~W-Boiled Extreme~」
ここすきポイント:ルナトリガーが銃を下すシーン
サビでダブルの全9フォームがかっこいいアクションを決める中、ルナトリガーがクールにゆっくりと銃を下す。まさにハードボイルドだぜ。
仮面ライダーオーズ/OOO 「Anything Goes!」
ここすきポイント:サビ前に挿入される映司の「変身!」
厳密にはシーンとは少し違うけど一応カウント。自分の記憶が正しければライダーのOPで唯一映像中に台詞が発せられてるシーン。個人的にOP映像中にキャラの台詞が挟まれる演出は結構好きなのでもっと増やしてほしい。
仮面ライダーフォーゼ 「Switch On!」
ここすきポイント:ライダー部の下校シーン
ライダー部のメンバーが土手を歩く中、ダイザーや自立走行するマシンマッシグラーもいて現実と非現実が上手く交差してる。余談だけどパワーダイザーを見たとき『ボウケンジャー』のズバーンに似てるなと思った。今見るとそんな似てない。
仮面ライダーウィザード 「Life is SHOW TIME」
ここすきポイント:サビの面影堂の日常シーン
皆でババ抜きしたり、皆でバンドっぽいことしたり。サビはかっこいいアクションを求めがちだけどこういう主人公たちの素の顔を映してくれるのもいんですよ(晴人たち本編でそんなことしてなかったハズだけど!)
仮面ライダー鎧武 「JUST LIVE MORE」
ここすきポイント:紘汰がフェンスの向こうにいるもう一人の自分に叫び続けるシーン
鎧武は放送当時、脚本がまどマギの虚淵さんが担当していることもあって考察が盛んだった、その中で自分が最も興味を持ったのが「鎧武は並行世界説」。このシーンも、並行世界の紘汰がこっち側の紘汰を止めようとするもこっち側の紘汰はそれを聞かず戦いに向かう…みたいな。全然違ったけど。
仮面ライダードライブ 「SURPRISE-DRIVE」
ここすきポイント:トライドロンの洗車シーン
これまた日常的シーン。確か本編中では一度もトライドロンを洗車してる描写が無かったので、もしかしたら描かれてないところでちょくちょく洗車してたのかなと脳内保管してる。
仮面ライダーゴースト 「我ら思う、故に我ら在り」
ここすきポイント:イグアナゴーストライカーのアクションシーン
敵の攻撃を避けて巨体に見合わぬ華麗なアクションを披露するイグアナゴーストライカー、個人的にライダーの巨大戦力では1番好きなのに殆ど出番が無かったのが本当に悲しい。
仮面ライダーエグゼイド 「EXCITE」
ここすきポイント:4人ライダーがレベル3形態に変身するシーン
一瞬の内に空からレベル3の武装が舞い降りてライダーに装着されるシーン、そのスピーディーさがたまらない。ロケットパンチを放つエグゼイド・ロボットアクションゲーマーもかっこいい。しかしこの映像が使われたのは1クール目の後半のみなので影が薄いのが…
仮面ライダービルド 「Be The One」
ここすきポイント1:サビ前のフラッシュカット
ここすきポイント2:ビルドがボトルを次々と取っていくシーン
フラッシュカット&日常シーン大好きマンとしてはサビ前でのnascitaのシーンがたまらなく好き。別に味方面してるマスターが面白い訳じゃなくて、皆でわちゃわちゃやってるようなシーンが好きなんです。本当です。
ボトルを取るシーンは「何かを助け救って抱きしめ~」という歌詞とメロディと映像が見事にベストマッチしててなんか好き。
仮面ライダージオウ 「Over "Quartzer"」
ここすきポイント1:ツクヨミが階段を駆け下りるシーン
ここすきポイント2:歴代作品のタイトルロゴのフラッシュカット
ツクヨミが階段を駆け下りる横で姿を消すタイムジャッカーの3人、この時はツクヨミもタイムジャッカーの一員だったのではと予想してた。が、微妙に違ってた。
ポイント2は、なんと言ってもジオウは平成ライダーの集大成なので、そういう演出は興奮するし、そこから最後にジオウのロゴが表示される演出が秀逸。毎回映るロゴが変わるのもこれまた細かい。
シリーズ全体
○○(キャラ名)/仮面ライダー□□ のテロップ
××(演者名)
…はい、最高に細かいです。やっぱり声だけでも変身後の姿も実質演じてることには変わりないんで、変身前のキャラと合わせてライダー名も記入してくれるのは嬉しい。戦隊だと毎作品そうだけどライダーはウィザード以降ようやく定着したので余計に。
以上です。最高にめんどくさいオタクの備忘録でした。
実を言うと、ここで解説した以上にまだ好きなシーンがあります。ただ、解説が長くなりくどくなりそうなのと語彙力不足により今回はここまでにしておきます。またTwitter辺りで気が向いたら語ります。
アニメとかもそうなんですけど、OP映像って一種の芸術作品だと思ってるんですよ、わずか60秒~90秒の間に作品の魅力を凝縮していて。本編よりも理由は特にないけど「ここすき」となるシーンが見つけやすかったりもするので。
さて、仮面ライダーゼロワンですが、1クール目とは思えないほどの怒涛の展開が続いています。今後もさらに物語が加速しそうですね。OP映像もどこかしら変わるかもしれないので、そこにも是非注目してみましょう。