ソラシドトリガー! -Sorashido Trigger!-

前略、画面の前の読者様 このブログに書かれてることは的外れな主観です。だから決して、このブログの記述は鵜呑みにしないで下さい。

作品を楽しむ上でキャラクターの性別はそんな気にしなくてもいいと思う

TLを覗いてたらちょっと気になるツイートが。「『仮面ライダーゼロワン』の刃唯阿が女性であることが必要な描写がない」…と。

 

まず『ゼロワン』を知らない人のためにも軽く説明をしておくと、刃唯阿は現在放送中の『仮面ライダーゼロワン』に登場する、作中に登場する組織A.I.M.Sの技術顧問で仮面ライダーバルキリーに変身する人物。

仮面ライダーシリーズでは初のレギュラーでの女性ライダーで、放送前のPRでもその点が目玉要素の一つのように宣伝されていた。

 

ただ、実際本編を見てみると先のツイートが評したように別に唯阿が女性でないといけないシーンは存在しないと、正直自分でも少し思っている。

別に今まで通り男性にすればよかったのに…とは微塵も思ってなくて、あくまで前宣伝で「初のレギュラー女性ライダーです!」と大きく取り上げてたのに蓋を開けてみれば他のライダーと大して変わんねぇじゃん…ってことなんでしょう、たぶん。

まぁ、言い方を変えれば冷遇されてる訳でもなくきっちりと活躍しているということなんですが。

自分としては唯阿さんのキャラは好きなんですけどね、バルキリーのスピードを活かした戦法とか(バルキリーの初戦闘シーンはかなりかっこいいので一見の価値アリ)、不破さんとのお互いに皮肉を飛ばし合う腐れ縁のような関係性とか。おれイズ派だけど

だからこそ、女性である必要性が~とか男性にした方がよかったんじゃ~と思うよりも大事なのはあくまでキャラクターの中身だと思ってる。無理して女性らしい仕草をさせる必要もないし、あくまで性別は二の次。

 

仮面ライダーゼロワンとあそぼう! (講談社 Mook(テレビマガジンMOOK))

仮面ライダーゼロワンとあそぼう! (講談社 Mook(テレビマガジンMOOK))

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2019/10/18
  • メディア: ムック
 
仮面ライダーゼロワン RKF 仮面ライダーバルキリー ラッシングチーター
 

 

 

 

少し話が突飛するが、最近どうも作品のキャラクターの性別に対するセンシティブな話題が多いよな~と常々感じている。

Togetterとかを見てても、「少年漫画のお色気描写に女性が激怒!」とか「萌えアニメのポスターが性的表現だと物議」…だとか。ただ、この辺は性に関する話題なので今の論点とズレるのでここでは置いていておきます。

 

その手の話題で以前見かけたのが、「『ルパンレンジャーVSパトレンジャー』は片方が女性レッドじゃ駄目だったのか」的な話題。これに関しては筆者の書き方や作品に対する否定的な声が自分の中で全く支持できるものでは無かったので正直1ミリたりとも認めたくはないのだが、片方の戦隊のレッドを女性にする、という発想自体はありだと思う。

『ルパパト』は快盗と警察の2つの戦隊が激突する内容なので、もし片方のレッドを女性にするならば、ベタだけどルパンレッドとパトレン1号がお互い(もしくは片方)の正体を知らぬまま恋に落ちていく…的な展開も描けドラマを盛り上げられる。

それはそれでありだけど、自分は『ルパパト』で実際に描かれた魁利と圭一郎のお互いに何かしらの影響を与えていく奇妙な友情が好きなので、性別云々はさておきそっちを主軸に描いたのは良かったと思ってる。それに快盗と警察の恋愛は初美花と咲也が担当してくれたおかげで、快盗と警察の友情と恋愛、2つの魅力あるドラマが描かれたのである意味一石二鳥だった。

快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー Blu-ray COLLECTION 1

快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー Blu-ray COLLECTION 1

  • 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
  • 発売日: 2018/09/12
  • メディア: Blu-ray
 

 

 

 

よくアニメだと、可愛い女の子が織りなす日常系アニメとかに男性キャラが出ているとオタクが荒れる…みたいな話題がまとめブログに揚げ足取られて取り上げられてる光景をよく見る。

きらら作品をはじめ、自分のあの手の作品を愛好しているので自分自身も過去に「男キャラいらねーよ」とか言っていたのであまり偉そうなことは言えないが、これも「男とか女とか気にせずに楽しめよ」とちょっと思ってたりする。

ただ、あの手の作品はストーリーよりもキャラの言動や仕草の可愛さを楽しむのが作品そのもののコンセプトだったりするので、キャラ派とか作劇派とかそういうの関係なしに上記の『ゼロワン』や『ルパパト』とはちょっと変わってくる。実際自分も、「百合に男は要るか要らないか否か」を訊かれたら「要らない」と即答する(台無し)。

 

 

そんなことは言ったものの、やはり作品を見る上では、やっぱりキャラクターの性別は大事だと思うし、男性か女性かで感情移入や共感ができるか、などはあるだろう。けど、自分はそれらよりもキャラクターの中身(性格)を重視したい。

それと、あくまで娯楽作品ということも忘れずに、そういうややこしい事は考えず楽しみたい。これは、あくまで自分の考えです。