ソラシドトリガー! -Sorashido Trigger!-

前略、画面の前の読者様 このブログに書かれてることは的外れな主観です。だから決して、このブログの記述は鵜呑みにしないで下さい。

隠し事や秘密を他人に教えないのは恥ずかしさと怖さと面白さからかもしれない

私のリアルでの知り合いでこのブログの存在を知っている者が3人居ます。

まずは親しい関係でオタク仲間の友人2人、そして久しぶりに会った時にイキってブログをはじめたことを漏らして教えざるを得なくなった恩師の3人。

親父にはブログをやっていることだけ言いましたがブログ名までは知らないし、当然これ以外の人間、母親や兄弟、他の友人、学生時代お世話になった人たちはこんなブログの存在に気付かず生活しています。

 

コナン君の正体を知る人が今や博士以外に7人くらい増えたように、これらの中からこのブログのことを知る・私がブログやっている人は増えるかもしれないが、たぶん自分から教えることは友人以外には無いと思います。イキってバラしちゃったのもあるけど、単純に「こんなブログやってることを知られたら生きていけない」という思いがあるからです。

 

 

 

そもそも、自分は一般社会の中ではオタクであることを隠しています。なので周囲には「学生時代アニメにどハマりしたけど今は観なくなって疎い、ライダーやウルトラマンは子供のころに観てたものなら分かる、たまに親戚の子と付き合いでアニメの映画を観に行ってる」という設定で生きてます。そのお蔭かある程度アニメの話には加われるし変にオタクっぽく見られることもなく、実際、某家電百貨店でライダーのおもちゃを買って帰ろうとした時、店員さんにアンケートの協力を求められ、購入した商品のことを訊かれた時はこの造り上げた設定を活かし、親戚の子の誕生日プレゼントとごまかせました。

ただ、表向きに隠してると言っても、ライダー等の子供向け作品が大人にも人気があるのはおもちゃ屋さんの店員もある程度把握してるだろうし、過去にそちら側の人が「こっち(店側)はそういうの気にしてないからどうどうとおもちゃ買っていいよ」的なツイートがバズったこともあるし、おもちゃをレジまで持っていく勇気が無いわけではないし、なんならいつも無表情で持っていってる。映画館だってそう、別にライダーの映画だろうとプリキュアの映画だろうと別に半券を映画館スタッフに見せるのに恥ずかしさなんてない、そんな羞恥心よりも映画を観たいという気持ちの方が勝ってるから。

 

しかし、こんな風に堂々としていても、やっぱりリアルで堂々と「おれは仮面ライダーが好きだ!プリキュアだって観ている!」とは言いづらい。どうしても世間は「仮面ライダー=子供の観るもの」というイメージが定着している。その考えが古風で時代遅れかは分からないが、大体の人はそう思ってるだろう。というか学生時代そういう考えの人にマジ引きされたこともある。別にそれがトラウマになってる訳ではないが、オタクの少ない空間でオタクを晒すメリットは単純に少ない。申し訳ないがそんな空間でそんなことを何の脈略もなく突然言う人は自分でもちょっと引いてしまう。

逆にオタクだらけの空間ならばどうか、とも考えるが意外とそうでもない。ケースは稀だがとあるアニメ好きに「ライダー戦隊ウルトラマンは幼稚、牙狼はまぁ良かった」という人間が1人おり、例によってその人とは大揉めして最終的に絶縁のような形で付き合うのをやめた。たとえ同じオタクという人種でもこういうこともある。リアルでもネットでも、ある意味自分の好きなものを晒すのはギャンブルといえる。いくつになっても好きなものを否定されるのは辛いものだからね…。

 

 

そうは言うものの、実はそれら以外にも「秘密を隠し通す面白さ」もあるんだと思ってる。自分には兄がいるが、兄には自分がオタクだってことはバレてるがどんな作品が好きかまでは知らない。一応、ライダー戦隊を毎週観ていることは知られてるがプリキュアまで観てるとまでは知らない。ましてや最近は映画まで観に行ってBDまで買ったことも。友人に貰ったゲーマドライバーを棚の上に飾ってることは追及なかったけどたぶん知られてる。

↑買っちゃいました♨

 

うちの兄は決して他人の好みに対して口出しする人間ではないので、バレても何か責められることはないものの、隠してた方が面白いんじゃね?という特に正当な理由もなく割と自分の好みを晒すことは少ない。というかそもそも兄とオタク語りをするのもめったにない。うちの兄弟は皆自分の好きを共有することなく自分だけが打ち込むスタイルなのだ。たぶん、オタク仲間の友人はいるんだろうけど。

 

 

少し話はズレるが、自分は漫画やアニメの秘密を抱えたキャラクターもとい、「とうとう真相にたどりついちゃったね…」的な展開が好きなので、そういうのもあってかますます秘密を隠し通したくなってしまう。冒頭でも述べた通り一度ボロを出してブログの存在がバレたことはあるものの、逆に秘密を知ってるごく一部の人間が増えたのは少し嬉しい、そういう関係性も好きだったりする。ただ、当分は増えなくてもいい。

勿論、このブログを両親や兄に知られるわけにはいかない。家でも割と隠し事の多い人間なので、こんな本性晒まくったブログがバレたら泣くしかない。そんな普段は言えない、ありのままの考えや好みを平然と書けるからネットは楽しいのだけれど。

 

自分の隠した好みやひっそりと行っていることを教えるのは、恥ずかしさや勇気がいるけど、割と「いつまで隠し通せるか」といった謎のチャレンジ精神を持つと意外とやりがいを感じたりしてちょっと楽しかったりします。別に何もかもを教える必要はないし、人間誰しも他人に言えない秘密の一つや二つ抱えているものです。オタク趣味に限らず、何か人に言えない隠し事をしてる人も、知られるのが恥ずかしいと考えるよりも、隠すことは面白いと考える方がいいんじゃないでしょうか。