ソラシドトリガー! -Sorashido Trigger!-

前略、画面の前の読者様 このブログに書かれてることは的外れな主観です。だから決して、このブログの記述は鵜呑みにしないで下さい。

自分が求めるインターネットは自分で創り上げる

ちょっとここいらでこのブログのこれからのスタンスについて宣誓と言うか説明と言うか。

 

皆さんご存知の通り、2ヶ月前あたりから世の中はピリついていて、自宅待機やGWも外出自粛を要請されるのも変わらず。

現在もSNSをはじめとするインターネットではそれらに対する反応や政府・マスメディアなどへの批判が渦巻いている。中にはこれらの影響を受けて「今回の件でフォロワーが政治批判ばかりするようになり泣く泣くミュートした」みたいなツイートもバズった程だ。

確かに、ここのところ暗いニュースばかりだ。例の件のあおりを受けて自分の好きな番組は放送休止を余儀なくされ、物の売れ行きは大幅に落ち込み、更には件の病とは別の病気で好きな声優さんが亡くなってしまった。本当に、どうして神はここまで僕たちを追い込むのだろうか。

 

 

 

自分も、やはり現状は世の中もインターネットも息苦しい。それはあくまで自分が「趣味や息抜きのために生きてる人間」なので、それらが満足に行えなかったり、同志のフォロワーが上述の通り政治批判ばかりするようになり、やるせなさだけが残ってしまう。
Twitterやブログを「趣味の一環」と捉えてる人間にとって、その土俵で政治などの話題をされると(言葉にもよるが)不快になってしまう可能性が高い。娯楽に政治を絡ませるのは諸刃の剣。扱いが上手ければブラックジョークに、やり方や言葉を誤れば大炎上、そういうものだ。


自分の場合、今回の件に限った話ではないが、好きなアニメの監督や漫画家が政権の文句を垂れ流すと少し複雑な心境に陥ってしまう。なぜなら、自分がその人たちに期待してるのはその人が作った作品の裏話やその人か描いた好きなキャラなどが見たいのであって、政治などは求めていないのだ。ラーメン屋に行ったらラーメンが置いてなくて、メニュー欄にはスパゲティばかり並んでいる、そんな状況。勿論、そんなのは受け取り側が勝手に期待して勝手に裏切ってるだけの話なのだが。

別に政治の話をしたければすればいい、漫画家やアニメ監督というのはあくまで「肩書き」に過ぎないのだから、「漫画家は政治の話をするな」とまでは言わない。かくいう自分もその人たちは政治の「せ」の字も出すなとまでは思ってない、前述の通り「そっちよりも作品の話訊かせてくれ」と思ってるだけだから。そこはこちら側の問題とも言える、そういう話が嫌なら無視すればいい。

ただ、現実の政治とは関係のない作風の作品やそのキャラを利用して政権批判をするのは頂けない話だと思う。この話題には正義という概念が存在しないのであまり深掘りはしないが、これは、作者をはじめとする公式側は「キャラに好きなことを言わせる」権利があり(これに関しては少しややこしいが)、それに対して受け取り側が「○○はこんなこと言わないと思います!」と反論する権利もある、それだけの話だと思ってる。作者でも公式側でも無い人間が著名な作品の台詞やキャラを引用して政権批判をするのは論外だが。

 

 

けど、先日の記事でも書いたように、こうやってTwitterなどで政治批判や各所への文句が溢れるのは仕方ないと思っている。逆に今は溜まってる鬱憤は、はき出したいいだろう。しかしどうしてもその言葉が癪に障ることがあるので、そういう言葉を放ったアカウントはなるべくミュートしている。正当化する訳ではないが、それも心地よいインターネットを過ごす選択肢の一つではあると思う。

自分がそういう行動を起こさないのは単純に臆病なのとインターネットという永久標本にそんな乱暴な言葉を残したくない薄っぺらな正義感からなので、寧ろそういうアクションを起こしてる人たちの方がしっかりと現実と向かい合ってる証拠だろう、自分がやってるのはただの現実逃避だ。

 

 

しかしそれでも、自分は趣味の人だ。これまでも今もこれからも自分の好きな漫画や特撮、アニメを中心にしてキーボードに文字を綴る。そんな自分もブロガーの端くれになり、「発信する側」に立ってしまっている。だからこそ、自分はこの世の中だからこそ暗い話題よりも明るい話題を発信するべきではないかと思う。

 

自分がインターネットに求めてる"面白さ"は罵詈雑言が並ぶものではなく、愉快で誰もが笑えるようなもの。仕方ないことではあるが今はそれが不足している。先に述べた通り今のインターネットはネガティブな話題ばかりだ。じゃあ面白い話題は自分で創ればいい、だっておれはもう「発信する側」なのだから。

面白い話題を発信すると言っても、難しく考えず、例えば「今週のキラメイジャー神回だった!」とか「球詠の放送が楽しみすぎる!」とかそんな程度でいい。むしろ普通に有難みを感じる今だからこそ普通のツイートも少し愛おしくなると思う。あ、これ自分が本当に思ってたことね。

そんな凡庸な話でも運良くバズればFF外やはてなブログという存在を知らない人にも届く。これは当に「憧れは理解から最も遠い感情だよ」的な案件ではあるが、それでも1人でも多くの人に自分の書いた記事を読んでほしい。汚い話だが、ブログをやっている以上、PVと共感性の両方が欲しいと常日頃から思っている。言わずもがなPVはブログをやる上で一番求める"結果"、そしてオタクは他人の「わかる」が最大の好物なのだから。

 

今までずっと好きだった漫画や、アニメのOPの「ここすき」ポイントを話す。リアルに友人はいても分野の違いや「たぶん言っても分からないだろうな」などといった先入観から、それを話せずにいた自分がそれを堂々と話せるようになったきっかけはインターネット、そしてこのブログ。まさに「実はもっと周りの目は気にせずに叫び出したい走り出したい」、それが今実現できてる。スケッチブックは描けるスペースに限りがあるけど、ここでは無限大にはみ出せる。

魔進戦隊キラメイジャー

魔進戦隊キラメイジャー

  • provided courtesy of iTunes

 

 

インターネットを活かすも殺すも自分次第。他人のスタンスには口を挟まず、自分は自分らしくあれ。ためになる話や的を射た論理は他の人に任せて、自分はためにならず無茶苦茶な笑えるような話や日常の出来事でネットを盛り上げたい。たとえ影響力が微妙でも、成果が1でもあればいい。

だからこそ、今度からはちょっとネガティブな話を自粛していこうかな、と。他人にポジティブを押し付けるのは嫌いだが、無意識のうちにネガティブをまき散らすのも同じくらい嫌いなので。自分はそういう人間だからこそ、そうしたい。


とりあえず、こんな堅苦しい話はここまでにしておいて面白いネタでも考えよう。今日も「わかる」を名前も顔も知らない人に届けるために。

 

僕たちのインターネット史

僕たちのインターネット史