自分、YouTubeは毎日観てるものの、悲しいことにYouTuber関連の話題に悲しくなるくらい疎いです。観てるのは東映公式YouTubeをはじめとする特撮・アニメの配信チャンネル、たまにゲーム実況やライダー戦隊の玩具の動画。そのせいもあって「好きなYouTuberは?」と質問されたらマジで答えられる自信がない。
いや、好きなチャンネルや投稿者さんはいるんだけどその人がYouTuberなのかは微妙なラインだからそこら辺の線引きが難しい、広告収入出してる人はみんなYouTuberなのかはなんか違う気がするし。
只、私の友人がVtuber好きなので、彼から色々とVtuberの話は聞き、名前だけは何人か覚え独学で色々と調べたりもしてます。因みに友人はヒメヒナという、名前の通り「田中ヒメ」と「鈴木ヒナ」の2人組のVtuberが特にお気に入りで、定期的に私に布教してくるので動画もチェックしていかないといけない気がする、クソ神祭ぐらいしか観てないけど。すまん。ちなみにおれは今、笹木咲が気になっている。
関係ないけどヒメヒナのWikipediaやニコニコ大百科の説明文が何か面白すぎて笑ってしまった。
以下、ツボにハマったパワーワード集。
・身寄りがなく、紆余曲折あって田中工務店に引き取られ元気に育ちすぎた。
・脊髄反射で話をする。女児が好き。
・ソシャゲが大好きである。漢字が苦手である。
ヒメヒナについて知りたい方は友人のブログ記事で詳しく語ってるので知らない人はそっち見た方がいいです。この後この記事では一切説明が無いです。
さて、先日このブログにてカラオケしてぇ欲求をはき出した記事(現在非公開)を書いた際、その記事を読んだ友人からDMで「すげえ共感した(意訳)」とのメッセージを頂く。ここで気をよくしてイキったロゼロは「ヒメヒナの曲覚えとくし今度一緒に歌おうぜ(これも意訳)」と送ってしまう。という訳で必然的に必修しないといけなくなったのでとりあえずApple Musicにあった4曲分をDL。一通り聴いてみたところ
いい曲ばっかじゃん・・・・・・。
いやVTuberの曲なんて燦鳥ノムの『Life is tasty!』しか知らなかったり、(この曲結構好きです)ヒメヒナそのものについて殆ど知らなかったのにお気に入りになってしまった。
自分の解釈としてはどの曲もメロディが独特、割とボーカロイドの楽曲に近い感じがして(なんか間違ってたらスイマセン)、それでいて歌声は人の肉声に近くて機械っぽさが皆無で(Vtuberは人が声あててるのかすら知らないですスミマセン) 、そのギャップにもやられたのかもしれない。
これは友人の言葉から少しパクったものだけど、動画を軽く見た程度の認識ではこの2人の動画は結構はっちゃけてたのに対して曲はどれもシリアス風味でおふざけ要素が皆無。そこのギャップもまたヒメヒナの魅力かもしれない。
次に、とりあえず試聴してみた4曲の感想をしていこうと思う。
ヒバリ
友人のおススメの一曲だったのでまず最初に聴いたのがコレ。
物静かな出だしからギターとロングトーンで一気に加速し始め、めちゃくちゃ早口な詩を挟んでから最後に「「ヒバリ」」と決める。初っ端から手加減を一切してない、この時点で引き込まれる。
全面的にヒメの力強い声が際立ってるけど個人的には2番のBメロの「歌だけは未来へ届くよう 天から空へ繋げるよう」の部分の歌い方が好み、「届くよう」と「繋げるよう」のところで一気にトーンを上げるのが中毒性高くて良い。
自分が最初に聴いたってものあるけどヒメヒナを知らない人に彼女たちの曲を勧めるなら「とりあえずヒバリから聴いてみるといいよ」って言えば大体の人は落ちると思います。
あと「ヒバリ」って「日晴り」や「姫雛鳥」のことを指すんだね、ずっと「雲雀」だと思ってた。これはリボーンとあんハピの影響力が強い。
G.E.M.シリーズ 家庭教師ヒットマンREBORN!雲雀恭弥 1/8 完成品フィギュア(メガトレショップ、ジャンプキャラクターズストア等限定)
- 発売日: 2018/03/28
- メディア: おもちゃ&ホビー
ヒトガタ
この曲も『ヒバリ』と似たように早口な詩から一気にAメロへ突入していく曲。初めて聴いた時はちょっと取っつきにくい印象があったが、激しさは感じさせないものの音が割れて聴こえるようなややメタルっぽいサビのメロディに何処か世界観に引きずり込まれるようなダークな歌詞、二転三転変化していく曲調。中毒になる要素がふんだんに盛り込まれている。
『ヒバリ』はヒメの力強い歌声が曲の魅力を引き出してたけど、この『ヒトガタ』はヒナのクールな歌声がまた闇の深そうな曲の世界観を強く抉り出させてくれる。
琥珀の身体
こちらはこれまでとは一転してピアノで奏でた落ち着いた淡々なメロディで彩られる繊細な曲。
物静かでもサビの出だしは相変わらずヒメの歌声が際立ち、濃厚な世界観を感じさせる歌詞と、とことんヒメヒナらしい一曲。全体的に起伏は激しくないけどサビの上がりっぷりと2番サビ終わり後の「いっそ細切れになってっても」からの「ボクがボクであるため」への、ヒメとヒナのソロパートの繋ぎ方が美しい。先程から語ってるヒメとヒナのそれぞれ異なる歌声だからこそなしえる見事なリレーが癖になる。
うたかたよいかないで
個人的にこの4曲の中で一番好きなのがこの『うたかたよいかないで』。
儚さを感じさせながらもどこか爽やかな歌詞とメロディが2010年代のアニソン臭を感じさせ、この時点で自分の好みに刺さりまくってた。曲の終わりが近づくにつれメロディも終幕が近づいてる雰囲気をあおり出している、意外とスタンダートな構成。それが逆に他の3曲とは違った魅力を引き出せている。
特出してメロディや歌い方が激しく変わる部分も無く、カラオケでも歌いやすい曲だと思う。
↑アルバムも出してるらしい、友人が持ってたら借りようかな。
この4曲を聴いてみて感じたことは、どの曲もVtuberだとは感じさせない、けどヒメヒナならではの、一曲ごとに創られた世界観を見出しており、引き込まれる。記事内でも度々触れたヒメとヒナの異なる歌声が時に入れ替わったりハモったりし、お互いを輝かせる。それがまたいい。
うーん、まさかここまで引き込まれるとは思わなんだ、友人から常々「Vはいいぞ」と布教され、もう沼には片足を突っ込まれている身だし、これを機にヒメヒナや他のVtuberにも手を出してみようかな。よし、まずは笹木咲あたりから観てみるか・・・(おい)。