————目の前に立ちはだかる 高い 高い 準決勝という名の壁
その先はどんな眺めだろうか。どんな風に見えるのだろうか。
"W.I.N.G.の決勝"
おれ独りでは決して行くことのできない舞台
でも 担当アイドルと一緒なら、
行けるかもしれない舞台————————
ロゼロの気ままな好奇心が引き起こした、
『シャニマス』プレイ開始から約5ヶ月。
我が担当候補はあさひ、果穂、三峰の3人に絞られ
混沌を極めていた—————————————
コノーママー
(参考出典:『ハイキュー!!』 第1巻、『仮面ライダービルト』)
『デレステ』は2年半、『ミリシタ』はもうすぐ2年目、これが自分のアイマスのゲームのプレイ履歴。
デレマスで好きな漫画のパロネタをやるための資料集めに『デレステ』をはじめてからこんなにも時が経っていた。もっと言うと、とある時期に心を病んでいた時に観たアイマスのアニメ版に励まされてからアイマスという名の底無し沼に片足を突っ込んでもう7年以上は経過してしまった。
一応、Pの端くれとして可能な限りアイマスというコンテンツの全体に手を出していかないと思いながらも、プレイ開始するまでに中々重い腰が上がらなかったのが『アイドルマスター シャイニーカラーズ』(以下、シャニマス)だった。
サービス開始当初はまだデレステも中途半端な進み具合で担当のSSRも手に入れられてなかったことからプレイを見送り、やがてミリシタにも手を出して時間の確保が難しくなっていき、試しに1度チュートリアルまで進めてはみたが、ゲームシステムが面倒臭そう&自分に合ってなさそうという身勝手な理由で敬遠。
それから放置したまま1年後、TLで『シャニマス』の話題が盛り上がってたのを見て「シャニマス再開しようかな」と決意。よく分からない理由でデータがぶっ飛んでたので(チュートリアルしか進めてないから全然支障は無かったけど)もう一度やり直し。最初の引き直し可能ガシャで、以前から気になっていた小宮果穂のSSRが引けたので「おれは小宮果穂で行く」と言わんばかりに気合いが入る。
去年の春頃チュートリアルだけやって積んでたシャニマスを再開。データ保存されてなかったので一からやり直し、引き直しガシャで気になってた娘を引けたので頑張れます。頑張ります。 pic.twitter.com/dlD8EG9nV2
— ロゼロ (@RoRoRomaturity) 2020年1月22日
プレイしてみて、やや面倒なシステムも慣れてしまえば問題ない、蓋を開けてみれば割とシンプルだし、何より「アイドルをプロデュースしてトップを目指す」という王道なストーリーは、音ゲーである『デレステ』や『ミリシタ』ではあまり味わえなかったものなので、資料集めのために始めた自分がある意味一番求めていたものだったかもしれない。
キャラ方面でも、プレイ前に一番興味を示していた小宮果穂は二次創作だけでは知りえなかった幼さゆえの純粋無垢さや果穂なりのアイドルへの捉え方などに心を打たれ、もうこの娘の担当名乗るしかねぇな、と思い始めた矢先に選択肢の幅を大きく広げさせられたのが三峰結華。
シャニマス、このまま小宮果穂担当街道まっしぐらかと思いきや三峰という強力な対抗馬が現れおれの心は揺れまくってる 続く pic.twitter.com/56UFjpPKde
— ロゼロ (@RoRoRomaturity) 2020年1月25日
この娘も色々と深い魅力があるんだけど、一番惹かれたのが一人称が「三峰」、自分の苗字であること。あざとく見えて実際はそんなにあざとくない、けど可愛い、そこのバランスも良い。
そして現状最後の担当候補である芹沢あさひ。性格や見た目がデレマスの喜多見柚にややそっくりなことから興味を持ち、その自由奔放な性格と、何か心に引っかかるものがありながらも目標に向かって歩んでいく姿勢を見て「あっおれの好きなタイプだわ」と感じざるを得なかった。それに語尾に「っす」って付ける女の子と心に闇を抱えてそうな子って好きなので。
だからこそ、準決勝で負けた後に「生まれて初めて悔しいっす」と言われた時には本気で凹んだ。
あさひが昇った pic.twitter.com/FWP7kX8epr
— ロゼロ (@RoRoRomaturity) 2020年4月9日
↑ この前の限定ガシャ、ダメ元で引いたら当たった。かなり嬉しい。
しかし、こうして『シャニマス』にハマりつつありながらも進む道は苦難の連続。後々訊いたことだが経験者からして「攻略見ないとまともにクリアできない」と言ってたように、まぁこれが難しい。現状「W.I.N.G.」編しかやれてないが、本当に何度も心が折れそうになった。いや折れた。
以下、ロゼロのプレイ記録。
真乃→2次審査敗退
果穂→同上
果穂(2回目)→4次審査敗退
三峰→3次審査敗退
甜花→準決勝敗退
あさひ(1回目)→同上
灯織→同上
三峰(2回目)→4次審査敗退
果穂(3回目)→準決勝敗退
あさひ(TE研修)→同上
冬優子→同上
うーんこの黒星だらけの日々。徐々に成績は上がっては来ているものの、準決勝の壁が大きく立ちふさがる。とにかく準決はオーディションの流行に恵まれなかった。Vo特化のアイドルを育ててたら流行1位Vi、3位Voなんて当たり前。運よく流行1位になれても星を稼げず敗退なんてのがザラ。
単純に自分がシャニマスのゲームシステムを殆ど理解できてない、ライブスキルもⅠばっかでスキルパネルもろくに開放されてない、行き当たりばったりでやってたのが負けた原因だとは思うけど、それでも何度やっても勝てないのはかなり心に応えた。
勝負事を楽しむには強さが必要、しかし今の自分に強さは無い。
決してシャニマスがクソゲーだという訳ではない、自分自身のやり方に問題がある。
W.I.N.Gの決勝に行けてない時点で自分はシャニマスの面白さの半分も理解していない、それも分かってる。
それでも、一旦自分がシャニマスから離れるには十分すぎる理由だった。
戻るきっかけとなったのは、ちょうど先月『シャニマス』がサービス開始2周年を迎え、それを記念して10連ガシャが1日1回無料になった時だった。
この時点で1ヶ月半は放置したままだったが、10連無料はとりあえず回すものだと浅い経験上で習ったので久しぶりにログイン。1回目で早速恋鐘と霧子のSSRが引けた。
1億年ぶりにシャニマスにログインしたらSSR2枚引けた。 pic.twitter.com/vk2U14SJUV
— ロゼロ (@RoRoRomaturity) 2020年4月4日
自分の持論として、ソシャゲにハマるきっかけになるのは(シャニマスをソシャゲ扱いしていいかは微妙なところだが)好きなキャラのSSRを引いた時にあると思っている。自分に不慣れなジャンルでも、思うようにプレイできなくても、やりがいを失いかけていても、推しのSSRを引いた瞬間それが吹き飛ぶ。かく言う自分も推しSSRを引いた時は毎回月島がバレーにハマった時のようなガッツポーズをしている(これが言いたいだけ)。
一応、最初の引き直しガシャで果穂のSSRは引いたが、あくまでそれは導入にすぎずハマったきっかけではない。そして自分もようやくその時が来た、それは無料ガシャではなく、4月初めの限定ガシャ、前述のあさひの限定SSR【空と青とアイツ】を引いた時だ。
手元には10連を5回分回せるだけの石があり、どうせ当たらないとは思うけど使い道もなさそうだしダメ元でやってみようとの心意気で臨み、最後の5回目で掴んだ奇跡。これはやるっきゃねえぞ…と決意を決めた瞬間だった。まぁ、そっからもう1ヵ月程空白期間があるんだけどな。
↑誰やこの美少女。
これまた同じく放置していた冬優子のプロデュースを終え、もうコイツに全てを賭ける勢いであさひのプロデュース(TE研修を含め3回目)を開始。今回は今までの反省と10連ガシャのおかげで貯まったSRを特訓に費やしサポートユニットのスキルパネルも存分に開放し盤石の布陣で臨む。
途中、メンタルが低すぎてオーディションに落ちる一幕もあったが他に大きなアクシデントもなく順調に1シーズンずつ消化していく。ライブスキルもしっかり揃え遂に準決勝へ、ここまでは問題ない。
ここから先が本当に上手くいかない、それを何度も身をもって味わい苦汁を舐めてきた。しかし追い風はこちら側に吹いていた。このあさひはVi特化で育てていたが、準決の流行1位がまさかのVi。これはもう貰ったも同然、本戦でもミスなくここぞという場面で思い出アピールも成功し星を稼いで見事逃げ切りに成功、初の準決勝突破。
結果が決まった時点でここでも月島みたいなガッツポーズをした。それくらい嬉しかった。
後は決勝を残すのみ、ここでも流行1位はViで勢い止まらず(何せ決勝初めてなんで準決から流行変わるかどうかも分かってないけど)、準決とほぼ同じ戦法で攻めていき、
結果は……
↑ここでROUND8終了後の修と遊真みたいな表情になった。(分かりづらい例えだな)実際寝転がってガッツポーズもした。
優勝した時はすぐに喜びが湧かず「優勝したのか・・」と少し放心状態になってたので、準決勝を突破した時のほうが喜びが大きかった。それ位準決で躓いてた。たぶん今年に入って一番嬉しかった出来事に入ると思う。流石にトゥルーエンドまでは行けなかったけど。
何にせよ、ようやく壁を乗り越えた先まで辿り着くことが出来た。それを担当候補のあさひと行けたことが何よりもうれしい。もうこの瞬間しかないので、ちょっと宣誓させてもらいます。今日をもって私、ロゼロは芹沢あさひの担当プロデューサーを名乗らせて頂きます。デレとミリを合わせて5人目の担当、この先もっと増える予定だけど。
さっきソシャゲにハマるきっかけは「推しのSSRを引いた瞬間」だと語ったけど、このシャニマスというゲームではもしかしたら「準決勝突破」がその時かもしれない。大きな壁を乗り越えた瞬間、他のジャンルのゲーム、スポーツや勉強とかもそうだけど、出来ないことが出来るようになった時、それがあるかないかで「つまらない」も「楽しい」に代わる。もしかしたら意図的にそう設定されてるかは知る由は無いけど、自分はそう設定してあるんだと勝手に思っておこう。
まぁ、どちらにせよ、推しのSSR獲得に準決勝突破に初優勝、ようやくシャニマスの楽しさを理解しつつハマってきている気もするので、気持ちが落ちないうちに調子に乗って、次はやや疎かになってたコミュにも注目しながらいろんなアイドルをプロデュースしていこう。壁をぶち破った先の景色を皆で見に行き、いずれは真のエンディングに辿り着くために。
それと三峰のSSRも引かねば。