ロゼロスクエア

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『逃走中 ~真夏のハンターランド~』感想 次世代スター達の活躍が光った新世代逃走中の完成形

16年もの長い歴史を誇るバラエティ番組『逃走中』。

過去の記事で語ったが、自分はこの番組は2007年の『ジャンプ!○○中』内で放送されていた頃から追っている(視聴中断期間アリ)大ファンで、勿論、現在も毎回欠かさず放送があると視聴し、録画もしている。

 

そんな自分が『逃走中』関連で一番不安になってた時期が2015年11月から2016年10月までの約11ヶ月間、番組のサブタイトルで言うと『大江戸ヒーローズ』から『どうぶつ島』の間だった。

11ヶ月という言葉が字で表してるように、約1年間、その期間は逃走中の放送が途絶えていた。一応、派生ゲームの『戦闘中』は一度だけ放送されたので、ロスになった訳では無いが、それでも不安は消えなかった。もしかしたら、もう逃走中はやらないんじゃ…、本気でそう思い込んだこともあった。

 

 

そうして、ようやく、ようやく放送されたのが第43回『どうぶつ島を攻略せよ!』。待望していた逃走中の放送、狂喜乱舞に陥った自分だが、とある部分で一抹の不安を覚える。それは出演者、まず過去にも出演したことがあるのがハライチ澤部、千秋、ウーマン村本の3人だけ。16人中13人が初出演の面々、個人的にはアンガールズ田中さんや眞鍋かをりさん等の常連組が好きということもあって、特に応援したい逃走者も居ない、そういうガッカリ感が強かった。

しかも2人はジャニーズ事務所所属のアイドル。それまでの逃走中はDVDや配信の都合上(恐らく)著作権などに厳しいジャニーズ所属のタレントの出演が見送られてきたのだが、まさかの解禁。この時点でDVD発売やお決まりとなっているFODでの配信は確実に絶望的、録画を失敗したら次は無い、そういう面も不安だった。

 

しかし、結果から言うと、番組の出来事態は大満足だった。

タッグ戦というルールから、協力して積極的にミッションに挑んでいくペア、ミッションに向かう・向かわないで揉めるペア、捕まってしまった相方の為に逃げ切りを誓う者、今までの逃走中では見られなかった面が見られ、かつユニークなミッションや心理面を揺さぶる仕掛け、クライマックスの盛り上がり……、新参逃走者もしっかりと見せ場でアピールしてて印象良し。今でも個人的歴代好きな回ベスト10に確実に入る出来栄えだった。

 

その後の『逃走中』は、同局のアニメ番組とのコラボや新型ハンター、お小遣いボーナスといった今まで無かった試みや企画が目立ち、そんな「ネタ切れなんてとんでもない!まだまだネタはありますよ」と言わんばかりに新しい歴史を積み重ねてきた。

出演者もYouTuberなども参加するようになったように新規が多くなってきたが、個人的にそのターニングポイントは『どうぶつ島』だと思う。

勝手に区分けするならば、第1回(渋谷1)から第6回(長崎ハウステンボス)第1期、クロノス第1回~ジャンプ!第5回は第2期、第7回(お台場2)から第21回(大統領暗殺計画)第3期、第22回(エピソード1 ~ハンター誕生~)から第42回(大江戸ヒーローズ)第4期、そして第43回(どうぶつ島を攻略せよ!)から現在は第5期といったところか。

 

 

そんな勝手に呼称した第5期の最新作、『真夏のハンターランド』。コロナ禍の中で「流石に逃走中は当分撮影できないよな…」と思っていた矢先の放送、不安はあれどやはりずっと楽しみにしていた。そして今回の目玉は、去年日本中を沸かせたラグビー日本代表の2人に今やテレビに引っ張りだこのお笑い第7世代の面々、そして子供の逃走者が6人も。歴代の逃走中でキッズ逃走者が登場した回は59回中(クロノス、ジャンプ!含む)2回のみ、それもそれぞれ1人ずつなので、6人も出るというのはまさに彼らが今回の主役といっても過言ではない。5年振りの3時間スペシャルということもあり注目も高まる。

 

↓今回の逃走者

・粟野咲莉

・伊沢拓司

市川右近

・稲垣啓太

・おーちゃん(HIMAWARIちゃんねる)

兼近大樹(EXIT)

木村有希ゆきぽよ

小池美由

・シュウペイ(ぺこぱ)

・松陰寺太勇(ぺこぱ)

・白鳥玉季

・鈴木楽

・高岸宏行(ティモンディ)

田中卓志アンガールズ

・生見愛瑠

・福岡堅樹

・フワちゃん

・まーちゃん(HIMAWARIちゃんねる)

三吉彩花

りんたろー。(EXIT)

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↑写真は公式サイトより引用

 

恥ずかしながら第7世代やキッズたちのことは殆ど知らなかったので、逃走成功予想はラグビー日本代表の福岡堅樹選手に全ツッパ(実際は何も賭けて無い)。スポーツ選手は意外と逃走成功者は少なく、大抵は惜しいところで捕まるか何の活躍も無いまま中途半端なところで捕まるかなのだが、2回目の参戦ということで、番組紹介でも前回のリベンジを誓うと大々的に書かれていたこともあり、もしかしたらいけるのでは…?と思い予想。あと予告見たけどEXITの兼近さんが超至近距離で追われとるやん…、これは残念ながら捕まってしまうだろうなぁ…。それが放送前の予想。ここからはネタバレ込みで今回の感想を語っていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まず今回のエリアに選ばれたのがお台場・パレットタウン。過去に自分の記事でも紹介したように、自分が本格的に見始めたのが『ジャンプ!○○中 第1回お台場』なので、お台場というステージには思い入れが強く、めちゃイケコラボ回の舞台がお台場だったことが逃走中を再び観始めた理由にもなったように、ハウステンボスと並んで1番好きなステージだ。

ただ、このパレットタウンは第7回の後半戦や3年前のワンピースコラボで使われたエリアなので、ここは自分の思い入れが強い場所とは少し違う。しかし、過去2回とは違いニトリなどの一部店舗や立ち入り可能になっており、一応の差別化は出来ていた。しかし、あくまでテナントの一部とはいえニトリで鬼ごっこできるなんて贅沢だよなぁ、実際にやったら怒られること間違いなしだけど『逃走中』だからこそ可能にできること。一時期は「エリア01」などといった架空の名称が多かったのが個人的に少し不満だったので、こうやって実名を使ってくれるのは何か嬉しい。ゲーム半ばの4人の逃走者が一気に店内へ逃げ込み2体のハンターに絶句する場面は撮れ高が抜群だった。

番組予告ではパレットタウンのエリア内に含まれていないアクアシティが写っていたため、もしかしたら移動ミッションがあるのではないか?と予想されていたがその通り。後半からはアクアシティとデックスという、初期やジャンプ!の回で使われてたエリアへ。若槻千夏さんがハンターに暴言を吐いたり、オリラジ藤森さんと眞鍋かをりさんがゲーム終盤で2体のハンターに挟まれたり、上地雄輔さんがハンターとの熾烈な駆け引きを演じた場所、あの懐かしのエリアで現代の芸能界で活躍する逃走者たちが逃げ回る、思わず目頭が熱くなってしまった。

それとお台場恒例となっている大量ハンター放出ミッションは今回も健在。今や伝説となった山崎邦正VS100体ハンターから続く伝統の犠牲になったのはフワちゃん、20体のハンターが放出される中ようやくエリア脱出に必要な乗車券を手に入れ移動する、しかしその先には大量のハンターがおり絶叫しながらUターンのち確保。そのパニクり様がもう面白すぎた。

 

パニクり様と言えば、リアクションが新鮮だったのが6人のキッズ逃走者たち。メールの着信音だけでも本気で怖がり、ハンターを見つけてはパニックに陥る。中にはメールを読むのに夢中になりすぎるあまりハンターの接近に気づかなかったり、自首を決心したが他の子に蔑まれた目で見られ自首をやめるなど、16年の歴史を誇る逃走中において一度も見たことのないリアクションをが見られた。最年少での自首成立、見たくないと言ったら嘘になる、でも女子にあんな目されたら誰だって辞めたくなるものだと思うよ。

特に目立っていたのがYouTuberのまーちゃん・おーちゃん姉妹、最初は2人で行動していたがハンターに見つかったのをきっかけに離れ離れに、この時の寂しさを隠しきれてない心境が無垢な子供の辛い心を露わにしており、見ていて少し心が痛くなってしまった。

2人はそのまま再会することなくおーちゃんは捕まってしまうが、復活ミッションにて一時おーちゃんと行動を共にしたEXIT・兼近さんが復活カードを手に入れ、彼女を復活させようとする。しかし当の本人はハンターへの恐怖に負け復活を拒否、他の逃走者に権利を譲った。復活拒否なんてのも初めてだけど、ここまでハンターに怯えてる人も初めてだと思う、でも、幼い子供にはそう見えるんだろうなぁ。また新しい視点を知った。

 

大人の逃走者との絡みも面白く、前述の兼近さんとおーちゃんの2人なんかは見ていて微笑ましく、ハンターに追われる場面でも、おーちゃんのために逃げ道を誘導したりと緊迫した状況にもかかわらずシュールなシーンになっていたが、兼近さんの人柄の良さを認識した。

他だと、東大王・伊沢さんの引率のお兄さん感が強かった。キッズ達にハンターの情報を教えたり、ドローンのミッションでは監視を買って出たりと、頼りになる一面を見せてた。子供たちとの絡みだけでなく、ゲーム開始初っ端からハンターに追われたりミッション時に謎の理論にこだわるあまりピンチになりかけるなど、今回の主役の一人といっても過言ではない存在感を放ってた。

 

 

ミッション面だと、賞金アップやアラーム解除ミッションでは大人と子供の協力プレイが多く見られた。賞金アップはキッズの協力が不可欠で、アラーム解除ではミッションの仕様上動かないと捕まってしまう可能性が高いため実質参加せざるを得ない状況、ただ子供たちを出しただけでなく、彼らをしっかりと活躍させるためのミッションを用意する、番組スタッフの工夫の上手さに感服。ずっと隠れてた右近くんも勇気を出して参加し、クリア後は協力してくれたりんたろー。さんにお礼を言う、ホントいい子だよ。

 

個人的に最も興奮したのが復活ミッション、前回多くの逃走者を苦しめたキッズハンターの再登場、ここで思ったのが一つ、「福岡選手キッズハンターのことトラウマになってるだろうし行かないだろうなぁ…」と。

しかしそんな予想に反して福岡選手はミッション参加を決意、そして見事復活カードを手に入れ脱出成功。今回の逃走者の中で一番キッズハンターの怖さを知っているであろうに怯えることなくミッションをやり遂げリベンジ成功、恰好よすぎる…。

兼近さんも、助けることが出来なかったおーちゃんのために時間ギリギリで突入し復活カードを奪取、明らかに危ない場面が多く脱出するまでヒヤヒヤしながら見てた、あれで捕まらないのも凄いのにしっかりとカードを取って帰るのがもう凄い(語彙力不足)。

自慢の俊足を発揮することなく捕まってしまったティモンディ高岸さんは…、テレビ的には美味しかったよ、うん。

 

 

そしてラスト5分、ミッション失敗によりハンターが24体になる中、なおも粘り続けたのが稲垣選手と兼近さん。ゲーム序盤からハンターに何度も追われるも振り切り、ここまで逃げ延びてきた2人、途中、「この直線や距離じゃ捕まってしまう…!」と思われた状況でも脚力を生かし振り切ってきた様は、歴代の逃走者でもトップクラスのスキルだと思う。沖縄編ではんにゃ金田さんが超至近距離で追われながら振り切ったシーンがあるが、この回はそんな状況が3回くらいはあった。逃走中10年以上見続けてきたけどこんなこと今まで無かった筈。

稲垣選手は奮闘むなしく捕まってしまい、ラスト1分半、残るは兼近さんのみ。メタ的なことを言うと、提供バックで流れてたアクアシティの中と外で追われる映像がまだ本編で流れてなかったので、「これどっかで見つかるんじゃ…」とヒヤヒヤ。そして予感通りラスト35分でハンターに見つかり逃走、距離をじわじわと詰められ、「エッまさか残り6秒で確保とかある?」一抹の不安を覚える。(過去の歴代記録では残り11秒で確保が現時点で最高)

しかしそんな状況でもハンターを振り切り逃走成功、いや凄すぎる…(3回目)。ハンター24体、約2時間近く逃げ続け、ミッションにも挑んで、確保射程距離から振り切る、前々回の古橋さんも似たような状況から逃げ切ったけど、あんまり比較はしたくはないけど、ここから逃げ切れるの…?もう凄いとしか言えない(4回目)。

古橋さんと兼近さん、2人とも大量のハンターから逃げきった者同士だけど、古橋さんは死角を活用しハンターの目をかいくぐり少し余裕がある中で逃げ切ったのに対して、兼近さんは完全に逃げ場を無くす中で見つかった時のプランを用意し最後の最後ラストスパートで逃げ切る。似て非なる2人の逃走スタイル、これもまた面白い。どっちも凄いんだけど(さっきから凄い凄い言ってばっかだな)。

 

 

【総括】

前々回の『サザエさんSP』はここ近年(第5期)の中でも1,2を争う位好きな回だったけど、この回はもう第1位にしていい。3時間ずっと興奮したままだった。ラストの攻防も

、『ワンピースSP』のユースケ・春日VSハンター、『サザエさんSP』の古橋・那須川VSハンターと同等の熱さ。ここ最近ラストが熱すぎる。

 

目玉となったキッズ達もただの飾りではなく、子供という視点でのミッションに挑む勇気、ハンターへの恐怖、自首への誘惑・金銭欲など、大人とはまた違う一面が存分に見られた。これらは『逃走中』という番組における必須要素とも言えるので、子供といえど一切手加減をしない、番組スタッフには敬意しか無い。

子役の中からMVPを選ぶとしたら、やっぱり、まーちゃん。それこそ恐怖に怯えながらもハンターやミッションに立ち向かって行く大人顔負けの姿勢。ドローンを捕まえた時のリアクションが子供らしくて可愛いかった。24体のハンターに捕まってしまうも計136分逃げ続けたのは立派、1ゲームでここまで逃げたのって今回含めて4人ぐらいしかいないから、もうその時点で誇っていい。ただ、逃げ切っておーちゃんと喜び合う姿も見たかった、ハンター手加減せぇや(謎の怒り)。

 

そして何といっても兼近さん、彼の活躍は書き尽したので省略するけど、逃げ切ったあの瞬間からファンになりました。いやあんなの見せられて惚れない人なんていないと思うよ、それ位かっこよかった。放送後に最後の逃走シーンで沸き上がったやらせ疑惑も否定してくれて、やらせ否定派の逃走中ファンの自分も感謝以外ない。今後は時間ある時にぼちぼち出演番組とかチェックしていきます。

 

あとこれは読まなくてもいい逃走中ウンチク。↓

『逃走中』において、お台場というエリアはパレットタウンのみの場合と今回も含めて6回使われてるのだけれど、大体はエリア移動ミッションとかが出てアクアシティ・フジテレビ側から別のエリアになるので、今回はそちら側のエリアでゲーム終了を迎えられたのがお台場贔屓のファンとして嬉しかった。過去に2回全編で使われてたけど1回は逃走成功者なしの回なので、兼近さんはアクアシティ・フジテレビ側のお台場で逃げ切った2人目の逃走者になる。因みに1人目は品川庄司の品川さん、実に14年振り。この瞬間に立ち会えたことは一生の誇りにしたい。

 

↑終わり

 

今回の逃走中は子役だけでなく、他の第7世代のメンバー、最近テレビに引っ張りだこのタレントなどが満遍なく活躍・あるいは見せ場を作ることができ、まさにここ近年続いている新規逃走者たちによる次世代の逃走中とも完成形とも言える出来栄えだった。このコロナ禍の中でハンターのマスクや捕まった逃走者はフェイスシールドを着用するなど、感染対策もバッチリ。見ていて心配が無かった。

前々から「そろそろよゐこ濱口さんとか眞鍋さんとか久しぶりに出せよ!」とかボヤいていたけど、今回のがきっかけに、もっと新顔の活躍が見たくなってしまった。この作劇はしばらく続いていくだろうし、というか10月にまた3時間スペシャルがあるとのことなので、もうますます目が離せない。もう待ち遠しくなってきている。

 

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