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『戦闘中 ~大江戸決戦!忍の乱~』感想 戦闘中の復活に相応しい熱いバトルの応酬劇

前回『超人サバイバル大決戦』から3年、前々々回『忍の卵を守り抜け』から6年、令和3年にしてようやく『戦闘中』………もとい"本来の"戦闘中が復活。ようやくこの時が来たかというのが初報を聞いた際の心境。

 

thetv.jp

 

思い返せば、2016年春の『アスリート天下統一戦』以降、従来の自分(もしくはパートナー)以外のプレイヤーは全員敵で相手を倒し賞金を得るサバイバルゲーム方式から『SASUKE』のようなステージ制に様変わりしてしまい、特に前回の『超人サバイバル大決戦』では、2つある大砲のどちらから球が出るか予想する仕掛けや足つぼの上でのバトルといった、これは本当に戦闘中でやるべきなのか?という疑念を抱かざるを得ない内容で、挙句の果てに優勝チームがボーナスステージで敗れて賞金没収。他にも演出等で不満が残るまま後味の悪い結末で番組が終了し、そんなことで落胆したのももう3年前。感覚的にはもう6年以上前な気がする。

あの回も決して"黒歴史"という訳でもなく、不満点は多いが見せ場や面白いと思った場面や仕掛けもあったのでこういう路線もありかなとは少しだけ思っていたが、それでも"本来の"戦闘中にはもう戻れないのかという喪失感と不安があった。週刊誌レベルのゴシップだが、芸能人がゲーム感覚で賞金を奪い合うのに対して親御層からの苦情があり表現規制なども相まって今までの形のが出来なくなったという噂は聞いたので、現状が現状だけに信じてしまいそうにもなった(恐らく九分九厘デマだと思うけど)。

 

 

 

そういう背景もあり、公式Twitterに上げられた予告映像を目にした時は感極まった。本当に、以前のような戦闘中がそこで繰り広げられている。たったこれだけのことで感情が高ぶることになるとは。実質6年ぶりの戦闘中復活だから仕方ないと言えば仕方ないが。

プレイヤー面だと、前回をはじめ逃走中に過去2回出演し身体能力の高さを発揮してきた那須川天心さん、プロ野球ファンの自分も馴染み深いムネリンこと川崎宗則さん、逃走中で殆ど活躍できず一番最初に捕まった松陰寺さん、芸人離れした速球の持ち主であるティモンディ高岸さん、そして色々な意味でジョーカー的存在になりうる小宮など、注目株のプレイヤーが多数並ぶ。アスリートは何やかんや優勝者が少ないという実例から、勝ち残るのは高岸さんかEXILE系列のメンバー辺りと予想しつつ、久しぶりの"祭り"に備えた。

以下、ゲーム本編について。

 

川崎宗則

那須川天心 

山中慎介 

ELLY(三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE

高岸宏行(ティモンディ) 

前田裕太(ティモンディ) 

松陰寺太勇(ぺこぱ) 

シュウペイ(ぺこぱ) 

鈴木伸之劇団EXILE) 

佐野玲於(GENERATIONS from EXILE TRIBE)

小宮浩信三四郎

ナダルコロコロチキチキペッパーズ

鈴木福 

横川尚隆 

RENA

潮田玲子 

石田ニコル

稲村亜美 

横山由依AKB48) 

野田クリスタルマヂカルラブリー

↑出演者一覧 

 

 

 

 

公式サイトの説明文に「高額賞金を獲得するのは誰だ!?」といったような"賞金"に関するワードが書かれていなかったので、まさかとは思ったがやはり賞金は無し。これに関しては前述の噂があったのである程度察しはついていたが、やっぱり残念。というか番組タイトルから「Battle for money」の副題すらも消えたのは流石に寂しさを感じてしまう。逃走中をはじめ、密告中やこの番組の前身ともいえる護衛中から賞金制度はあったのだから。

 

 

しかしそれでも、久々の個人戦は序盤から熱いバトルの連続。いきなりそういう不満を吹き飛ばしてくれた。高岸VS松陰寺、シュウペイVS鈴木福、天心VS横川、RENA VS ELLY VS鈴木伸之といきなり好カード連発。

駆け引き・不意打ちがいきなり飛び交い、挟み撃ちしていたと思いきや挟み撃ちにされてしまい逆転。一瞬の油断や己の身体・判断能力、駆け引き一つで戦況が大きく変わるのは見ていてとても面白かった、よほど構成を練りこませたバトル漫画でもなかなか見られない、ノンフィクションだからこそ見られるバトルの応酬。特に天心VS横川のカードは普通ならやられてもおかしくない攻撃を避けたりギリギリでボールをキャッチしたりと序盤でどちらかが散るのが惜しくなるくらいの名勝負だった。

それにしても逃走中に続いて1番最初に脱落した松陰寺さんェ…。彼に今後挽回のチャンスはあるのか。

 

 

賞金制度の撤廃も、何やかんやミッション面の目新しさに一躍買っていた。武器屋という概念が無く女性プレイヤーの初期装備もボール+盾からバトルランチャーに変更したことで、 最初のミッションで手に入る盾がかなり重要なアイテムと化していたし、賞金が無いが故に戦力アップなどは余計に己の力が重視され、強力なプレイヤーが手に入れると鬼に金棒状態となり他プレイヤーから更に恐れられる。それでいて次のドローンミッションで下剋上も可能になる、その辺のパワーバランス調整も上手かった。

構成からして、最初から個人戦から団体戦へとシフトしていく感じだったし、そう考えるとこの回は賞金無しの方がしっくりきたとは思う。団体戦の報酬として10万円だけでもあげても良かった気もするけど。

 

今回の見どころとしては先に述べた駆け引きなどもそうだけど、数の力の強さもかなり出ていた。例えばムネリンに追われた潮田さんをはじめとする女子3人が同盟を結成し対抗する場面、知られざるところで野田クリスタルさんがムネリンの持ち球を減らしてくれたとはいえ、圧倒的な実力で他のプレイヤーをなぎ倒してきたムネリンを連携で圧をかけて撃破する、チームで戦う上でのお手本のような戦い方だった。

団体戦だと何といっても天心さん・山中さん・ELLYさん・野田さんの4人の連携が見事。ただでさえ個人でも強いのに合流した途端、忍軍に押され気味だった状況が一変し形勢逆転。連携はもちろん、やみくもに突っ込まない状況判断の良さや多角からの攻撃で忍を撃破していくスタイル。狭い道にてランチャー忍に追い詰められていく際も天心さんの不意打ちが決まってから残りの1体に攻撃する隙を与えず撃破。急造チームでここまでやれるのは本当に凄い。そこから分断を余儀なくされるミッションを繰り出してくるクロノス社は鬼畜の極み。

 

 

プレイヤー面だと、個人的に一番株が上がったのが高岸さん。逃走中ではいまいちポテンシャルの高さを発揮できずに捕まってしまった印象があったが、元プロ候補の球児であった彼にとってはこのゲームはまさに適材適所であり、個人戦でも団体戦でも活躍。ただ、注目したいのは腕輪をめぐるミッションで野田クリスタルさんに撃破されてしまった後、悔しがる素振りを見せず野田さんを称えるシーン。自身のポジティブなキャラをどこまでも貫き通すスポーツマンシップにのっとる精神、戦闘中ははっきり言って不意打ち・裏切り上等な弱肉強食のゲームであるのであそこまで気持ちの良い素振りを見せられると少々複雑なところもあったが、それでも彼の言動は素晴らしいの一言。

小宮に関しては言動は相変わらずアレだけれども過去の炎上発言を少し気に病んでいたりであまり強く責められなかったし、ああいうヒール役がゲームを盛り上げるので何だかんだ美味しい役回りだとは思う。あの人は間違いなく逃走中より戦闘中の方が向いてる(この人だけ呼び捨てなのは色んな意味で敬意を持ってるので)。

 

そして文句なしに今回のMVPは天心さん。序盤から横川さんと熱いバトルを繰り広げてくれたが、彼が最も光ったのは団体戦。ELLYさん達3人とのチームワークはもちろん、忍相手に1対2の状況に二度持ち込まれて二度生き残る絶望的な状況でも生存し続けた圧倒的な身体能力、プレイヤー側が数で押して忍を撃破していったのに逆の立場になっても関係なし。特にゲーム終盤、仲間の救援を待ちながら攻撃を避け続けるシーンは「何であれでやられないんだろう…」という感想しか出なかった。勝負を決めた最後のフェイント攻撃も痺れた。彼が復活してなかったら詰んでたのは間違いない。

 

 

 

だからこそ、内容には満足していても結果には少し不満があったりする。個人戦から団体戦への移行は全然いいのだが、それだと個人戦がただの予選会も同然でゲーム開始時のメールにも記載されていた「勝ち残った者にのみ勝者の栄光が与えられる」とは何だったのかと思うし、そこは少し腑に落ちなかった。せっかくゲーム内容は高水準な出来だったのに、肝心な部分が曖昧になってしまっているような気がするのは何かもったいない。

 

だからと言って、今回はとにかく『戦闘中』という番組が紆余曲折を経て、元のサバイバルゲーム方式に戻したのはかなり大きい。前回までの路線変更も製作側もやはり思う部分があったんだろうなというのは伝わってきたし、戻すのもそう簡単なものではなかったと思う。念を押しておくと、自分は決して前回・前々回の戦闘中の内容が黒歴史だとは思っていないので悪しからず。

だからこそ、まずは粗を突くよりも戦闘中というゲームが大半以上の視聴者が求めていた形に仕上げてくれたことに感謝したい。賞金に関しても正直あった方が面白いとは思うが、忍の設定などから逃走中に比べてマンネリしやすいこの戦闘中にはある意味マンネリ打破の策にもなっていたので、それはそれでアリだとは思う。そもそもの肝であるバトル面が今回かなりレベルが高かったので次回以降もそういうのが見られれば賞金は二の次でもいいとは思ってる。

一つだけ言えるのは、賞金有り無しに関わらず『戦闘中』が見れることが嬉しいということ。今回はそれについて改めて考えさせられた。賞金をとるか、ゲーム自体をとるか。難しい選択だが、今はとりあえず今回下されたスタッフの判断を尊重したい。

最後に個人的な欲望ダダ漏れな要望を述べると、賞金無しでも面白いことが証明されたので、深夜帯の賞金無しでいいから密告中を復活させて欲しい。

 

fod.fujitv.co.jp

↑見逃し配信あります

 

覚醒

覚醒

  • 作者:那須川 天心
  • 発売日: 2017/12/06
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

 

 

【おまけ】『逃走中 ちびまる子ちゃんコラボSP(仮題)』予想

www.fujitv.co.jp

 

これまでワンピース、ドラゴンボールサザエさんとコラボしてきたので、まぁやるんでしょうねと予想していたので特に驚きは無し。過去3回とも出来の良いコラボだったので不安も皆無の中、驚いたのは出演者。5年半ぶりの参戦となる濱口さん、前々々回の活躍が目新しいまーちゃん・おーちゃん、意外にも初参戦のももクロの2人、逃走成功経験のある昴生さんなど、主に再登場となる逃走者の人選が少し意表を突かれた感じ。あと浪川さんは鬼滅声優くくりで呼ばれたんだろうなぁ…、公式HPのBBSには昔から「声優さん出してください!」ってメッセージが多かったけどここまで出るようになるとはねぇ…。鬼滅様様ですな。

関係ないけど鬼滅の2期がフジ系列で放送されることになったら絶対鬼滅コラボもやりそうだよね。それはそれで観てみたいけれども。

 

亜生(ミキ)

井上瑞稀HiHi Jets

おーちゃん(HIMAWARIちゃんねる)

河合郁人A.B.C-Z

昴生(ミキ)

佐々木彩夏ももいろクローバーZ

せいや霜降り明星

高城れにももいろクローバーZ

髙橋ひかる

武尊

戸塚祥太A.B.C-Z

中澤佑二

浪川大輔

濱口 優よゐこ

本田紗来

本田望結

まーちゃん(HIMAWARIちゃんねる)

盛山晋太郎(見取り図)

リリー(見取り図)  他

 ↑「他」って何…?一般逃走者のこと?でも今のところ出るってアナウンスは無いからなぁ…もしかしたら別の仕掛けが用意されているのかもしれない。

 

 

ちなみにエリアは富士急ハイランドだそうで。富士急ってお前、あのエリア01に次ぐ鬼畜ステージじゃねえか…!申し訳ないけど今回の面子も名前だけ見て「この人逃げ切れそう!」となるような人はいなさそうなので、今回は逃走成功者なしだと予想。ただ、濱口さん辺りがミッションで活躍しハンターの放出を防ぐことが出来ればそうならないかもしれない。そういえば予告を見た限り時間帯は昼間だそうで。過去3回富士急で開催された際は夜だったので久しぶりかつ新しい逃走劇が見られそうな予感。

以前「逃走中はアンガ田中がいないとつまらない説」みたいな、お前Twitterの実況の様子だけ見て書いてないか?と疑いたくなる過去の逃走中すら見たことなさそうな人が書いてる記事も出たけど、少なくとも自分の中ではその定説には語弊があることが前回でも証明されているので、内容に関しては心配する必要はないでしょう。そんな低俗ゴシップを吹き飛ばすくらいの面白さと勢いが今の逃走中と戦闘中にはあると確信してるから。