ロゼロスクエア

趣味に生き、趣味に悩み、趣味を貫く。

『逃走中 ~こどもの日4時間SP~【新ゲームを攻略せよ!】』感想 理想的な密告中の復活、今日の勝利の女神はクロノスゴールドに微笑まない

放送は1ヶ月前ですが本記事には5月5日放送の『逃走中』のネタバレが含まれておりますので一応ご注意を。

 

 

 

 

 

rororomaturity.hatenablog.com

 

ロゼロの逃走成功予想 藤光謙司-鈴木福-鈴木楽

シークレット逃走者予想 マヂカルラブリー-銀シャリ-高橋由伸-古田敦也-さとう珠緒-奥山かずさ

 

 

大 ハ ズ レ

でもマヂカルラブリーは当たってるしEXILEのどっちかは逃げ切りそうとは書いたから…(言い訳)

以下、感想。 

 

 

 

 

 

 

密告中の復活が余りにも嬉しい出来事だったので今回の感想は密告中から語っていきます。

 

 

ジャンプ!○○中』のタッグ戦以降、何年も思っていた「深夜とかでもいいから密告中復活して欲しいな~」という願いが13年越しに叶った、これだけでも永久保存の価値があった。

「謎の新ゲーム」と謎のベールを包ませておきながら古参勢の99%は「いやあれどう見ても密告中だろ」とバレバレだったが、ゲームマスター・青山シズカの口からそのゲーム名が告げられた時は鳥肌が立った。恐らく「"新ゲーム"じゃなくて"復活"の方が正しいだろ」っていうツッコミもあっただろうけど密告中はあくまで『クロノス』と『ジャンプ!○○中』内で放送されたゲームなので、『逃走中』内で行われるのは初めてだからある意味間違ってない…ハズ。でも最後に放送されたのが13年前なので今回出演した福くん以外のキッズは逃走中の派生ゲームは戦闘中しか知らないと思われるので「復活」と言われてもピンとこないか。

 

膝を突かれたのは2点、まず1つは密告中というゲームを逃走中内で行った部分。これは賛否分かれるかもしれないし自分も少しだけモヤっとした。でも、密告中は僅か5回(クロノスで3回、ジャンプで2回)しか放送していないのにも関わらず、ミッション面に使い回しが多かった。時限装置解除、エリア移動、ロングレッグマンをはじめとする密告部隊の投入、大体はこればっかり。逃走中や戦闘中に比べて移動がよりリスキーになり、かつ一個人の身体能力よりかは頭脳面が試されるゲームなので他のゲームよりもやれることが少なくマンネリも見えやすかったので、単発番組としてやるよりは逃走中内に入れた方がいい、そう判断したのかもしれない(あくまで推測)。ミッション面の懸念や大人の事情を考慮し逃走中の実質1つのミッションとして組み込む、クロノスもジャンプも終了した現在で密告中を復活させるとしたらある意味ベストな采配かもしれないとも思う。その思い切りの良さも評価したい。

2つ目は前回から導入されたシークレット逃走者の枠を利用したこと。前回は元一流アスリートの藤川球児さんの参戦を放送直前まで伏せたことから、その枠は豪華なゲストが1人出ると思わせておいて今回は7人も出す。2回目にして使い方が上手すぎる。出演陣も去年までDeNAベイスターズで監督を務めたラミレスさんに、戦闘中でも活躍した野田クリスタルさん、キラメイグリーンこと新條由芽さんなど、逃走中のスタートから出て欲しかった人ばかり。特に新條さんは青空くんがキラメイジャーを視聴していたと語っていたように、キッズが多い今回の趣旨に一番合ってそうな人なので追加逃走者として出したのは少し勿体ない気も。

 

 

結論から先に言うと、密告中の出来は大満足だった。何度も言っているように復活しただけでも感涙モノだったが、変な改悪要素もなく先着・勝ち抜け制にしたことでプレイヤーの焦りなどを生んで視聴者にも緊張感を持たせつつ、BGMなどの演出もほぼ当時のまんま。番号を見られた時の効果音にナレーター・マーク大喜多さんの「誰かが密告された…」「時は遡る…」、こういう古参勢をニヤリとさせてくれる逃走中スタッフ、分かってらっしゃる。欲を言えば「ウソだぁ…」も聞きたかった。

 

そういえば予想記事で藤光さんが落とされたら萎えるみたいなこと書いて的中してしまったけど、別にそんなことはなかった。これに関してはあくまで密告中に限った話だと、逃走中では勝てないかもしれない相手にも戦略や工夫次第で勝てるのが密告中(戦闘中とかもだけど)の面白さだと解釈しているので、あの流れはそれにピタリと当てはまっていた。単にニコルさんが一枚上手だったって話。そもそも下記でも語るけど今回の藤光さんは気が抜けてる部分が多くて少し株が下がってしまったのもあるので。

マヂラブ村上さんとおいでやす小田さんのお互いがほぼ同時に番号を見られ先に本部に電話が繋がった方が勝ちになる泥臭い対決から、上から2人を狙ってた新條さんが密かに近づいていたナカオカ邪面中岡さんに密告されるという、まさに「密告が密告を生む」展開、個人的にここが今回のベストバウト。それにしても新條さんが密告された後の「攻めることに夢中になり過ぎた」っていうナレーション、瀬奈(キラメイグリーン)のキャラを知ってての発言だよね絶対。

 

残り1つしかない椅子を争った3人の最終決戦も熱かった。待ち伏せを読み移動手段を変えたラミレスさん、待ち伏せから攻撃に移ったHIKAKINさん、手探りながらも確実に2人に近づいたSEIKINさん、鋭い勝負勘と高度な駆け引きは誰が生き残ってもおかしくなかった。この全員が敵で誰が勝ち残るか分からない、一瞬で決着が着いてしまうハラハラ感、クロノスのペア戦やジャンプ!の個人戦のラストでも味わったのが懐かしい。一つの行動や判断が生む、最後の最後で密告中の面白さと怖さが詰まった勝負だった。

 

 

そして、逃走中の本戦も面白かった。

キッズが過去最多の8人の参戦ということで、大人たちとの協力プレイが見どころだった。最初のだるまさんがころんだのミッションでは挑戦した2人のキッズたちが拘束されてしまうもののニコルさんがそれを救い、レース結果予想ではフワちゃんが女子陣をまとめ予想をバラけさせ成功率を上げるよう提案する、後半の3つのミッションでは眞秀くんが多くの逃走者を救うのに貢献した。残り62分を残しキッズが一旦全滅するというハプニングはあったが、密告中も含めて撮れ高には恵まれていた。

個人的に大人×キッズのベストペアだったのがおいでやす小田さんと稲垣来泉ちゃんの2人、隠れる小田さんを稲垣ちゃんが遠慮なく煽り小田さんも大人気なく怒りながらもミッションでは共に行動し、さっきまで小競り合いを起こしてたのに稲垣ちゃんの確保に心に痛める姿が見えたりと、まさに理想的な凸凹コンビ。今後『どうぶつ島』みたいなペア戦があったら是非この2人はまた組んでもらいたい。

それにしても稲垣ちゃんがゴミ箱を利用しハンターの視界から消えた逃走劇はあの自首用電話を使いハンターの目をかいくぐった某自首王の逃げ様を思い出した。自首云々関係なしにああいう高度なテクニックは好きなので、今回の活躍から稲垣ちゃんが自分の中での再登場して欲しいキッズ逃走者第1位に躍り出た。その時は小田さんも一緒に…(くどい)。

 

大人逃走者では、今回一番株が上がったのは中岡さん。12年前のUSJ編で華々しい成績を残して以降は序盤での脱落も多くなり空気ポジションにまで落ちぶれてしまい『アルティメット』以降裏番組になることの多いイッテQに出演している影響で8年間出演機会に恵まれなかった始末。しかし今回は貢献度こそ低いものの殆どのミッションに参加し存在感をアピール、密告中でも相手の隙をついて見事密告に成功させる、残り15分まで残ってた時は「おっこれもしかしていける?」と期待したんだけどなぁ…。しかし今回の逃走劇に陰ながら不可欠な要員だったのは間違いない。

藤光さんはなぁ…、密告中はしょうがないとしてもあの確保はマヌケすぎる以外の言葉が出ない。復活した時は嬉しかったのにあの快足を発揮したのもオンエアされた部分ではほんの僅か、最後のミッションも一応貢献したとはいえどうにも不完全燃焼感が残る。でも、2回制覇の彼も挟み撃ちと行き止まりのパターンでしか捕まったことがなく、藤光さんも行き止まり・密告・メールでしか捕まってないのでサシ勝負ならまだ負けてないんすよね。まぁ、その、またリベンジして下さいな。

 

今回逃げ切った佐藤さんは、それに相応しい活躍を残していたのに対し、他の逃走者を何度も巻き添えにしてしまったことは一部で物議を醸し、EXILEの同期メンバーの方もTwitterで佐藤さんに対し厳しいコメントを発したようで。確かに、誰かを蹴落とさないと生き残れない密告中はルール上仕方ないが、過去の回では兼近さんや望結ちゃんのように自分の身よりもキッズを守ることを優先した逃走者が居たのに対し、今回の佐藤さんの行動は自分が真っ先に逃げてるようにも見えるので賛否分かれてしまうのはしょうがないかもしれない。

とはいえ、眞秀くんと2人で逃げてる時はちゃんと誘導してあげてたり犠牲になってしまった中岡さんにも謝っていたから決して悪い人ではないのは明白。密告中も併せて190分もあったゲームでそういう場面に出くわすのは1度か2度はあるだろうし、最後のミッションもこの人がいなかったらクリアは勿論今回もゲームオーバーになっていたかもしれない、そもそもあのミッションは確実に2人以上は捕まってしまう難易度のものだから、もし中岡さんが生き残っても佐藤さんが捕まってしまうパターンだってあったから、そこを責めるのは少し無慈悲なんじゃないかな。そもそも、逃走中はあくまで個人戦、番組内でも「自分が捕まってしまえば意味がない」と何度も言われているように、佐藤さんはあくまで自分が生き残って逃走成功を目指すスタイルを貫いた結果が今回の結末を生んだのだと思う。

どちらにせよ、そういう場面はあれど何度もハンターに追われ密告中でも40分以上戦い続けミッションクリアの運命を一人で背負いながらも最後まで生き残った彼は素直に称賛したい。どんな過程はあれど逃走成功なんて簡単に手に入れれる称号じゃない。逃走成功した人なら何やっても許されるとかそういうのは置いといて、ね。勝利の女神はクロノスゴールドではなく佐藤大樹さんに微笑んだってことで。

 

 

 

 

【総括】

過去最多のキッズ参戦、アルティメット以来の競馬場での逃走劇、初のゲーム開始時のハンター数が5体、密告中の復活もとい逃走中内での開催、シークレット逃走者がまさかの7人などと、水増し感も無く初の4時間スペシャルに恥じない出来だった。今のご時世的に長時間のロケは厳しいのによくぞここまで仕上げてくださいました。感謝。

出演者も最初は「4時間スペシャルにしてはちょっとショボくね?」と思ってしまったが、ほぼ全員に見せ場が用意され捕まってショックを受けたシーンもちらほら。何度も言っているように稲垣ちゃんと小田さんはまたセットで出て欲しいし、フワプロジェクトの面々やミッションで活躍したニコルさんと中岡さん、色々と残念だった藤光さんもそうだし、野田クリスタルさんや新條さんも今度はスタートから出て欲しい。これからの活躍にも期待できる・再登場して欲しい面々が一堂に会する回だった。

逃走中と密告中だけでなく、こどもの日の放送に妙に合ってるだるまさんがころんだや、競馬場というエリア特性を活かし馬によるレースの予想をミッションに組み込んだりと、こじつけ感が半端ないが1回の放送で合計4つのゲームを展開した超豪華仕様。アナウンサーによる実況、レースを見守る逃走者たち、予想が外れ嘆く様はここだけ見るとほぼ競馬番組。全然関係ないけど「テイオー」とか「ブライアン」と聞くとやっぱり最近流行りのゲームの方を連想してしまう。やっぱりあのゲームが流行ってるから競馬場をエリアに選んだのだろうか。

 

 

 

最後に。少し水を差すようで悪いのだけれど、キッズの扱いは今一度考え直した方がいいかもしれない。別に今後はもう出さなくていいとかではなくて、今回は小林優仁くんが一番最初に確保され泣かせてしまったことが波紋を呼んだり、上述の通りゲーム時間の半分を越した辺りで一度全滅してしまったりと、ミッション面はともかくやや番組の趣旨に反してしまう結果だったかもしれない。

だからこそ逃走中が性別年齢問わず手加減しないガチな番組である証明でもあり、その姿勢を崩す必要はないと思う反面、やはりハンデの一つでもあった方がいいとも思わないこともない。例えばキッズはゲーム開始時網鉄砲を1つ所有した状態でスタートするとか、ハンターは一定の距離に近づくまで走ってはいけないとか、前者はともかく後者はちょっと幼稚かもしれないが何かしらキッズもある程度大人と同等に戦える位の仕掛けは用意していいとは思う。とは言いつつも結局どうするかは番組制作陣が決めることに変わりはなく、どうであろうと自分もそれを受け入れるつもりでいる。この先どうなるかは分からないけど、ハンデの有無にかかわらず一度くらいはキッズが逃げ切る姿も見てみたい気持ちは揺るがない。