ソラシドトリガー! -Sorashido Trigger!-

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『逃走中×ONE PIECE 100巻記念コラボSP ~ルフィと黄金の秘宝~』感想 真の副題は「ブルックの異世界大冒険」じゃないの?

 

 

<今回の逃走者>

朝倉海 
内田凱翔(一般参加) 
狩野英孝 
小籔千豊 
斉藤慎二ジャングルポケット) 
齊藤なぎさ=LOVE) 
佐藤寿人 
タクヤ(超特急) 
津田篤宏(ダイアン) 
土屋アンナ 
DJ KOO
トラウデン直美 
浪川大輔 
福田麻貴(3時のヒロイン) 
もう中学生 
渡邉美穂(日向坂46)

 

予告映像を全く観ずに立てた逃走成功者予想だと、1位が佐藤寿人さん、2位が超特急のタクヤさん、3位が土屋アンナさん。

理由としてはそれぞれ、佐藤さんは以前観てたサカつくのゆっくり実況動画に出ていたので少し贔屓しているのと、タクヤさんは前回のワンピースコラボにて当時超特急のメンバーだったユースケさんが逃げ切ったのでジンクスを信じてみたから、土屋さんは大穴狙い及び歌手なので割と体力がありそうだと思ったという理由。

 

ということで、以下、感想。ネタバレ注意あ、因みに筆者はワンピースに関する知識はあんまりありません。

 

ONE PIECE 100 (ジャンプコミックス)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2回目のワンピースとのコラボ。またかよという気持ちもあったけど、思い返してみると前回のコラボはなんと4年前、割と丁度いい頻度だった。まだ2年くらいしか経ってないと思ってたのに…。当時の録画観返して「ハンターがマスクも手袋も付けてない!牢獄狭っ!」って懐かしくなりつつ感傷的になっちゃったよ……。

 

流石に前回のコラボから大きく差別化されており、中でも大きかったのがブルックを中心に物語が進んでいた事。前回のコラボやサザエさん、まる子とのコラボでは実写の俳優や着ぐるみを使う事で逃走者とアニメキャラクターを同じ空間に共存させるという演出が使われていたが、あくまでワンピースは(舞台化とかしてるだろという点は置いといて)アニメや漫画の2次元の媒体であり、逃走中は現実の番組。逃走者とルフィたちは画面越しにしか交わえないのがある意味当たり前なので、エリアに降り立ったのはそういう能力が使えるブルックのみ。そこを厳守していたのは見事だった。

まぁ、キャラ周りなどの設定はその回やゲーム内容によってまちまち変わるもんだし、他のコラボ回の設定も全然良いんで。敵の能力で一味が別世界(逃走中のエリア)に飛ばされたとかでも全然アリだったとは思うけど。

それでブルックはかなり目立っていたのに対し、他のキャラは空気でルフィすら殆どゲームに関わらない始末。せめてミッションのヒントをルフィが与えるみたいな展開さえあればなぁ、冒頭のゾロの「おれたちの冒険がゲームに関わってくる」とは何だったのか、ブルックのお宝探しはかなり関わってたけど。せっかく麦わらの一味もメンバーが1人増えたんだしその点もゲームに活かせたかもしれないのに。

 

 

ワンピースコラボというよりはブルックゲスト回という部分が強かったけど、ゲーム内容は概ね満足。ミッション面では悪魔の実の能力者を当てるというキャラの名前を知ってる程度じゃクリア出来ない知識が試されたり、なんとなく予想はしていたけど100巻分の単行本を使ったミッションなんてのも登場、ブルック通報部隊とハンターを警戒しながら100巻分の表紙に隠れてるハンター3体を探さないといけない、逃走中で『ウォーリーをさがせ!』みたいなことをやるなんて想像出来なかったよ。タイトルロゴのルフィがハンターにすり替わっていたのはややシュールで笑った。というかサンジがサングラスかけたらほぼハンターだよね。

3匹の犬を連れて装置まで持っていけば賞金が上がるミッション、これワンピースと関係ある?と思っていたら、ブルックの犬が苦手という設定を逃走中でたまにある人助けすると網鉄砲などのアイテムが貰えるイベントの伏線として利用するという天才的発想。

しかもブルックは宝探しをする為にエリアに降り立つ→犬の側にある箱が欲しいが近づけないところを小藪さんに助けてもらう→宝箱を見つけてその中に入ってた復活カードを手に入れる→小藪さんと再会しお礼と称し復活カードを譲るというゲームの尺2/3くらい使っての流れだからね、構成に抜かりが無い。これ考えた人ホント凄いよ。

細かいツッコミ所を上げるとすれば、後半戦にてエリアが変わった際、何でブルックも一緒に居るの?といった部分。お宝の気配を感じてブルックもダイバーシティに移動したとかゲームに利用できそうからという理由で青山シズカが転送したとか、そういう描写があった方が良かったかも。

 

いやほんと、ワンピースコラボなのにブルックの事ばっか言ってんな……。完全に麦わら一味の冒険じゃなくてブルックの異世界大冒険だったもんね。

 

 

 

 

 

プレイヤー面では、今回のコラボで一番適役だったと思うのが浪川さん。浪川さん自身もワンピースのアニメにキッド役で出演しているので、事あるごとにキッドの声を披露してくれるファンサービスを行う。前回出演時にはスタッフに「五ェ門の声やってくださいよ」と無茶振りされ一刀両断していたのに今回はノリノリ。犬好きの一面も覗かせ、前回よりもゲームを楽しんでた印象、終盤まで生き残り前回と合わせても成績は良い方だし今後も準レギュラー的な立ち位置で出演して欲しい。ハンターに追われる時の「狩野さん逃げて!」イケボすぎない?

 

 

ダイアン津田さんは自首狙いの作戦から、かまいたち山内さんやチョコプラ横尾さんの系譜を歩むか自首に向かう途中で捕まりお約束の「自首しとけばよかった!」と叫ぶ末路を辿るかと思いきや、意外な形でのミッション貢献。どちらかと言えば狩野さんのファインプレーだけど彼がいいタイミングでブルックの近くに居たからこそのクリアなのは間違いない。そんな活躍を残したにも関わらず直後に確保、ひぐち君パターンだった。世間一般ではミッションやっての自首はあまり叩かれない風習があるから、今回は自首しても非難されなかっただろうに……。

そもそもミッションクリアに貢献した人が一気に確保されるって序盤中盤だと初めてじゃない?朝倉さんもトラウデンさんも体力面やワンピースに関する知識があったのにゲーム半ばでの確保は番組的にも残念だった。

 

 

一般逃走者の内田くんはミッションでの貢献こそ無かったものの、逃走中に憧れ鍛えて足を速くした過去や家族に番組出演が詐欺だと思われてしまったエピソードなど微笑ましい場面がちらほら。「観ている立場では早くミッション行けよと思うけど実際やると全然違う」という考えはあるあるネタとしても共感したし、その努力で得た走力で憧れのハンターを振り切ったのは一生の誇りになるんじゃない?

 

 

自分が優勝候補に挙げた3人、タクヤさんは運悪く至近距離での遭遇&行き止まりに追い込まれて序盤での確保、ジンクス発動ならず。

佐藤さんはミッションに挑む途中で一度振り切るも体力が切れたところを再び見つかり確保、もう数秒耐えれたらそのまま後半戦に進めたのが痛い。何となくだけどアスリートは立ち止まってる時に確保率高くない?気のせい?

土屋さんはゲーム序盤は隠れる事に徹しながら、賞金アップミッションでは確保されてしまった渡邉さんの跡を継ぎ貢献。ブルック通報部隊に見つかり確保されるものの、案外粘っていたし確保後も「まだまだ運動イケんな」と爽やか。期待していたので後半まで残ったのは嬉しかった。ハンターから逃げる際の福田さんの「死角に隠れて」という応援が妙に的確で笑った。

 

 

 

そして、まさかまさかの活躍だったのが久しぶりの出演となった(逃走中の)ベテラン芸人3人。狩野さんと小藪さんは6年、斉藤さんは7年ぶりの出演となり、11年ぶり参戦のもう中さん共々ゲーム中盤までは生き残れればいいなと思ってたのにそれ以上、というか3人とも歴代で1番の活躍を残した。もう中さんも地味ながら後半戦まで進んだし。

小藪さんって久保田*1みたいにヒールを気取る感じはあるけど、実際はそうでもなくて状況を見極めミッションには行けたら行く、特に賞金アップ系は積極的というスタンスだと思うので、今回はミッションに動きブルックを助けた事で復活カードを手に入れて、最後のミッションも自己犠牲のような形で貢献した。彼はやるときゃやる男だしもうちょっと評価されてもいいと思うよ。

 

 

 

狩野さん、本当に本当に惜しいところで捕まってしまったけど、今回のMVPに推したい。

流石だなと思ったのが報連相をきちっと行ってたところ。ブルックが動き出したことを他の逃走者に伝え、ブルックを探している時に津田さんに電話で連絡を入れた、これはもう地味ながらも立派なファインプレー。最近の回でのミッション失敗したシーンでは「電話一本入れて上手く連携すればクリア出来たかもしれないのに」と感じる事が多々あったので、ベテランの部類に入るこの人がそういう事をやってくれるのは他の逃走者へのお手本にもなると思う。ミッションクリアのメールに自分の名前が載ってない事に文句言ってたけど、実際あそこで電話入れなかったら失敗してたのでごもっとも。

最後のミッションでの活躍は言わずもがな、残り1分でラストプレイヤーになり、自分も心の中で「絶対逃げ切ってくれ!」と祈ったが、残り22秒で無念の確保。隠れてた場所が行き止まりだったからな~、結果論だけど逃げ場のある場所だったら分からなかったかも。そもそも今回、アスリートが中盤で全滅し終盤残ったのが声優とアイドルと芸人3人という誰が逃げ切っても凄い事になる中、たまに活躍しても基本ヘタレイメージの強い狩野さんがラストプレイヤーになるのは衝撃というかもう事件でしょ、戦闘中でボブサップ倒した以上の出来事よ。

 

 

いやでも、やっぱり報われて欲しかったな~。濱口さんや吉村さんとかもそうだけど、ああいう逃走中におけるベテランの芸人が終盤で捕まるといつもよりショックが大きいし、一度くらい勝って欲しいという思いもあったからこそ捕まった時は思わず叫んだくらいショックだった、ここまでショックだったの前々回のおーちゃん以来(割と最近じゃねえか)。もしかして前々回の濱口さん、前回の中岡さんといい5年以上のブランクを経て再出演した芸人強い説ある?

6年前の自分に「狩野・ジャンポケ斉藤・小藪の3人が終盤まで残る逃走中が未来で放送されるよ」と言っても絶対信じてくれないと思うし、その位今回の逃走中は「超激レア」だった。狩野さんと斉藤さんは是非次回の戦闘中に出演してまた活躍して欲しい、この2人は戦闘中の方が強いと思ってるので。

 

エンディングの未公開カットで狩野さんが残した確保後の発言は後世に残したい名言なので書き起こしておきますね。

 

悔しい………けどおもしれぇ、逃走中。

ぶっちゃけね、ガチな、ほんとマジな気持ちなんすけど…、

久々に走ったわ、外。

なかなか自粛、自粛でさ、ステイホーム、ステイホームだったんですけど、

久々に外を走ったら、気持ちよかったな…。

早くまた、遊びまわりたいですね。

 

 

 

 

 

 

 

【蛇足】なんとなくな今後の予想

今回のコラボ、ツッコミどころこそやや多けれど全体的に良い出来にまとまっており、今後も同社のアニメとのコラボが起こりそうな予感。映画公開が控えてるドラゴンボールとの2回目のコラボもありそうだし、テレビアニメ2期がフジ系列での放送が決まった鬼滅となんかも人気の高さからやる可能性が高い。そう思うとネタ切れの心配は無さそうですね。もしかして次回の戦闘中、鬼滅コラボ回だったりする?時期的にあり得なくはないがはてさて。

あと振り返ってて気づいたけど、アニメコラボ回は今回含め5回中3回が全滅なんだよな……、意外と戦績が悪い。バラエティ(めちゃイケ・千鳥)も含めると7回中4回、もしかしてコラボ回は全滅率高い?次もゲームオーバーだったらちょっと笑えないぞ。

 

50TA

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*1:当ブログの逃走中関連記事では基本的に出演者には敬称で呼んでますが久保田や小宮のようなヒール枠はあえて呼び捨てにしてます。別に嫌いだからとかはないです。