放送前に立てた予想が外れまくっていて放送中めっちゃ気まずくなりながら観てました(外れるのは今に始まったことじゃない)
ネタバレ注意!
〈今回の逃走者〉
・朝日奈央〈2〉
・井上咲楽〈初〉
・大橋和也(なにわ男子)〈初〉
・クロちゃん(安田大サーカス)〈2〉
・後上翔太(純烈)〈初〉
・五関晃一(A.B.C-Z)〈初〉
・佐藤流司〈初〉
・鈴木亜美〈2〉
・中澤佑二〈3〉
・那須川天心〈3〉
・丹生明里(日向坂46)〈初〉
・長谷川雅紀(錦鯉)〈初〉
・林家三平〈2〉
・三浦孝太〈初〉
・村上(マヂカルラブリー)〈初〉
・渡辺隆(錦鯉)〈初〉
〈〉内は参戦回数
前回、『美女とハンターと野獣』が元旦にふさわしい豪華出演者に派手なゲーム展開、感動を呼ぶラストという大スケールな回だったので、今回はいくらハンターが開始時から50体も用意されてるといえど見劣りするんじゃ・・・と少しだけ懸念していたけど、全然そんなことはなく、広大なエリアにて大量のハンターと逃走者の戦いが何度も繰り広げられるという今回も壮大なものだった。
ダミーハンター自体は2011年の『ハンター誕生』などで登場していたけど、今回は数の多さでインパクトを与えつつ、序盤のミッションから通常のハンターとして行動を開始し、中盤からはダミーハンターに変身し、終盤では生き残った分が再び通常ハンターになり逃走者に襲いかかる、結果的には全てのミッションがダミーハンター関連。嫌というくらい印象を植え付けられた。
特に復活ミッション中はフェイントを仕掛けてくるよう設定されてることもあって逃走者の疲労を蓄積させつつ混乱させた結果確保者が続出、あれをほくそ笑みながら眺めてた青山シズカってやっぱドSだよね(今更)。挟み撃ちでもないのに自らハンターに飛び込んで確保された逃走者って丹生さんが初めてなんじゃ・・、あのシーン観ててちょっとだけハンターが羨ましいと思ってしま・・何でもないですハイ。
最後のダミーハンター消去ミッション、ここでは流石に全員を消すことはできなかったが本田さんを筆頭になかなかの連携の良さを見せてくれた。村上さんがやや振り回されたものの天心さんが捕まってなければ普通にミッションクリア出来てたんだし、あれだけ消せれば一応OKだと思う。去年のワンピースコラボ回に実感させられ自分の中でずっと渦巻いてた「ベテラン居ないと連携上手く取れない説」は少し払拭された。
明らかに台風の目であり、各方面を敵に回すことが容易に想像できたクロちゃんは案の定クズらしい言動を見せた。とは言っても野田さんを見捨てたシーンは本人の言う通りゲートまで間に合わなかったし、あそこでゲートを閉じなければ自分も捕まって封鎖できる人がいなくなってたかもしれないから、クロちゃんの言い分も理解はできる。久保田の身代わりスイッチの時もそうだったようにあの時点での生殺与奪の権利は彼にあったから文句言うならアイツより先に番号見つけろという話になってしまうし。まぁ、それでも「女の子なら助ける、男なら助けない」という考えや日頃の行いが悪すぎるから批判浴びるのは当然だけどね。色々言われつつも番組側も一部の視聴者もクロちゃんがそういう活躍をしてくれるのを期待していたから、クロちゃんは見事役割を果たしてくれた。新たなクズ枠逃走者としての第一歩を踏み出したよ、再登場も十分あり得る。
柴田さんは3回目の参戦ながら、クロノスマークのポスターを見てミッションとの関係性を察知したりとベテランの風格を表してきた。積極性が仇となりハンターに見つかったり捕まったりしたが、その立ち回りは評価したい。過去2回でも積極性にミッションに参加し貢献してきた実績から、成績は微妙なものの頼りになる存在になりつつあるので、今後の活躍にも期待したい。
大橋くんが復活させてくれたのに復活後即確保されてしまった五関くん、樽美酒さん枠の仲間入りとなってしまったけど、五関くんの出演にてA.B.C-Zのメンバー全員が逃走中に参加したことになったのはおめでたい。最初の現役ジャニーズ逃走者が同グループの塚田くんと橋本くんの2人で当時は「ジャニーズいたらDVD出ねぇじゃん・・」と不安があったけど、今ではジャニーズ枠が居ないと少し寂しくなるくら馴染んだので、そのはじまりとなったA.B.C-Zがちょっとした快挙を達成させたのは嬉しいっすね。
三浦選手は巻き込んでしまった本田さんを復活させ近くのボタンを譲るなど紳士的な一面も見せ、中澤さんは第1ミッションで大量ハンターに追われるも何とか逃げ延び、天心さんも捕まってしまったが俊敏なフットワークでハンターをかわすファインプレーを披露、前回は髙藤選手以外パッとしなかったアスリート陣も今回は活躍しつつ名シーンを作り出してた。
アディ村さんもとい村上さんは何と130分中100分近くアディダスの店内に潜み続ける戦法をとり残り1分半まで生存、ずっと隠れてミッションに向かわない姿勢は賛否あるかもしれないけど、一応最後のミッションには参加して(貢献出来なかったらとはいえ人数ギリギリなのに行かなかったらそれこそ顰蹙を凄い買いそうだし)、かつて川合俊一さんがパレットタウンのベビールームに隠れ続けて結局見つからなかった事例もあるから、戦法としては普通に賢い。それこそミッションに向かわずずっと店内に隠れてたまま逃げ切れば平畠さん並みの伝説になってた。
そして見事逃げ切った朝日姐さん(中澤さんがそう呼んでたのでそう呼びます)、ミッションの活躍以外にもマネジャーに扮しモンスターから丹生さんを守ったり、ゲーム終盤にハンター接近のピンチを2度しのぐ回避力、2度とも急接近されハンターアイの演出で見つかるかもという緊張感がMAX。特にラスト10秒にて祈るように下を向きながら隠れる朝日姐さんとその横で捜索するハンターの図はタイムアップまで気が抜けなかった。
ずっと隠れ続けて最後に外に出て捕まってしまった村上さん、積極的に動き最後は柱や物陰に潜むことで逃げ切った朝日姐さん。結果は明暗が分かれるものになったけど、どちらの判断が正しかったとかは決めれないし、どちらも隠れることであれだけ生き残れた要因になったんだと思う。
それと、たぶん大半の人は「あれだけ頑張ったのに78万円は少なすぎる」と感じたと思う。自分も『ハンターと進撃の恐竜』で同じような心境だったけど、別に78万も大金だし十分でしょと今回はそう思った。一時期が100万超えるのが当たり前だったから感覚が若干マヒしてしまってるのよね、それに気づいたのは前日放送された『鬼タイジ』の獲得賞金がこれの半分くらいでも「いい額だよなー」と思ったのと、朝日姐さんが「78万で十分」と公言していたから、本人が納得してるならいいでしょと。自分としてはここ4年くらい出てなかった女性の逃走成功者が久しぶりに出たことも嬉しく、その辺りの事情が今回は賞金よりも逃走成功という結果に満足している。今の戦闘中でも高度なバトルが見られれば賞金は無しでも構わないと捉えてるし、自分もいつの間にか逃走中でも「賞金はおまけ」派に変わったのかな……。
【個人的な雑感】
今回観てて薄々気づいたのは、ジンクスや過去のデータってのはずっと続かないし、それを鵜呑みにし過ぎるのはダメなんだなってこと。自分は過去記事や予想にて「5年以上出演が空いた芸人は強い」「ベテランがいないとミッションの成功率が低い」「最近は難易度がインフレ気味だから全滅になりやすい」みたいなことを何度か言ってきたけど、その殆どが今回では真逆な結果になった。Wikipedia見て知ったんだけど朝日姐さんって元アイドリング!!!メンバーなんだってね、あのグループに所属していた逃走者も菊地亜美さん以外すぐ捕まってるってイメージあったからそこも覆された。冷静に考えてみると、柴田さんや天心さんは最早ベテランの部類に入る逃走者だし、今までも序盤で捕まることが多かった人が終盤まで生き残った例もあったので、ちょっと最近はセオリー通りに考えすぎてたかなとちょっと反省。
そういう話は置いといて、冬場の撮影、アンドロイドであるはずのハンターですら白い息を吐く程の寒さ、第6波の中無事に撮影を完了させ放送できたことに安堵しております。出演者及びスタッフの皆様、本当にお疲れ様でした。あと、長谷川さんとクロちゃん、カメラにメールの内容やタイマーを見せてくれてありがとうございます。ああいうのやっぱどうなってるか気になるんで、牢獄前に置かれてた生存・確保状況が書かれたホワイトボードとかも。