ソラシドトリガー! -Sorashido Trigger!-

前略、画面の前の読者様 このブログに書かれてることは的外れな主観です。だから決して、このブログの記述は鵜呑みにしないで下さい。

僕の秘密基地は小さな古本屋

今週のお題「好きなお店」

 

先週、ようやく外出してもいい感じの雰囲気になったので久しぶりに本屋へ行って好きな漫画の新刊を購入して来た。ここ2ヶ月の間、情勢に応じて本屋へも行かないようにして、雑誌は全て電子で購入し、単行本も買うものが複数出来るまでは待つようにしていたので、本当、長かった・・・(泣)

まだまだ油断はできないものの、好きなものが買える喜びは計り知れないものだと実感した。

 

しかし、一方で一つ心配していることが。行きつけの古本屋大丈夫かな・・・、と。

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自称本屋好きの僕は古本屋も含めて好きなので、お金のなかった学生時代なんかはブックオフに入り浸って飲み物を飲めない漫画喫茶の如く興味のある漫画を読み漁ってた。何読んだっけ・・・、『アイシールド21』や『家庭教師ヒットマンREBORN!』、アニメ観て続き気になった『宙のまにまに』も読んだな・・・。自分の人生が大きく狂ったきっかけである『さよなら絶望先生』との出会いも古本屋での立ち読みだったな・・・。

 

そんな感じで古本屋を有効活用していたものの、やはり漫喫とは違い一部抜けている巻もあるので、そんな時は別の店を利用し、そこにも無ければまた別の店を・・・みたいなことを繰り返してたら気づくと色々な古本屋を巡っていたことに気付く。そのお陰で色々な店を覚えることができた。なんという棚ぼた。

あちこち行った中で一番気に入ってるのが家から自転車で10分弱ほどの処にある小さな古本屋。地元や隣県で3~4軒営んでるチェーン店ながらも客入りは少なく、入ってくるのは自分を除いて1時間で5~6人程度。どちらかと言えばR-18な商品の方が充実している店なのでそちら目当ての客が多い。

 

そんなおかげで静かに読書できたりするのはそういう店ならではの特権。ブックオフとかだと、しょうがないとはいえ子供や学生グループの声がちょっと耳障りに聞こえなくなくもないので、そういう声を聞きたくない時はその店を積極的に利用している。そんなこともあってか、その店のことを勝手に秘密基地と呼ぶようになった。これは家族や友人にも教えていない、まさに自分だけの場所。どんなに仲が良い人でもそう簡単には教えたくない、何せ秘密基地なので。

 

・・・こんな書き方だと立ち読みだけで金落としてないだろと思われそうだけど、一応、お買い物は時々してますよ。こういう店だとなかなか見かけないレアな本も置いてあったりするので、基本的にはそっちばかりを買ったり。購入はしてないけど99年ごろの少年マガジンが置いてあったこともあった、『GTO』がアニメ放送中で『RAVE』が序盤の方で掲載順が後ろから4番目くらいの。

 

そして、自分が買ったなかで一番「いい買い物したな・・・」と思ってるのが『手と手を合わせて』という漫画。

2015年に「まんがタイムきららフォワード」にて連載されてた漫画で、作者はTwitterフォロワー数44万人の人気イラストレーター「茶みらい」先生。

当時きらら本誌には手を出してなかったので「あの人きららで連載してたの!?」と驚きながら書見。可愛らしい絵柄に心温まるストーリー、主人公の考える"幸福論"に共感し「この漫画面白ぇ!!」と興奮しながらレジへ直行。

しかし後に気づいたのが、なんとこの漫画、2巻が今も出てない・・・。なんという死活問題。1巻の最後がちょうど新キャラが登場したところだったので続きが気になるところなのだが・・・・・。同じタイミングで1巻が出た『ゆるキャン△』とはどうしてこんなに差がついたのか・・・・・。

茶みらい先生曰く「人気が出なかったので2巻も発売予定はない」とのこと。けど1冊でも出せば売れますよ、だっておれが買うんで。ホンッッットにいつまででも待ちますから。

 

 

そんな秘密基地にも、やはりと言うべきか、ここ数ヶ月全く行けてない。こんな状況になる前からしばらく行ってないので、もう半年くらいは空いている。客不足の不況のあおりを受けて閉店する店も数多くあるので、もしかしたら秘密基地も・・・と思うと夜しか眠れない。何とか行けるタイミングを見つけて、こういう時こそお金を落として少しでも支えてあげたい。周りの人は知らない自分の特別な場所を守るためにも。