ソラシドトリガー! -Sorashido Trigger!-

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旅するロゼロ#3 大阪きらら通天堀ツアー(後編) ~まんがタイムきらら展in大阪レポート 新参オタクはきららの歴史の重さを知り眠る〜

お待たせしました、後編です。

旅するロゼロ #2 ~大阪きらら通天堀ツアー(前編) 通天閣&夜の道頓堀 Googleマップがなければこの旅は終わってた~ - ロゼロガタリ ←前編

 

大阪の旅も2日目、いよいよ終わりが近づいて参りました。旅行の最終日の午前中って結構憂鬱になりがちなんですよね〜、別れが名残惜しくて。

 

しかしあえてメインイベントを2日目にとっておいた今回の私は落ち込んでばかりはおられない。そう、行き先は天保山まんがタイムきらら展です。

去年はスケジュールの都合で参加できず、もしもまた開催されるなら今度こそ絶対行こうと決め、この1年どんな辛い出来事があっても頑張れた、今年も台風の影響で参加できるか危うかったが何とか行けた。どれだけ待ったことか…。

 

 

 

2日目の朝、ホテルで少しミリシタをプレイした後チェックアウトを5秒で済ませ、大阪駅から大阪環状線に乗り込み弁天町駅へ。そこから地下鉄・中央線に乗り換え(全然地下走ってなかったけど!)大阪港駅で下車。下調べをしてなかったので駅に着いた時に気付いたけど天保山って海遊館があるのか。電車の中には親子連れの子供の姿も見られたので「君ら、もしかしてきらら展行くの…!?」と勝手に心配していたがそんなことはなく、みんな海遊館へ向かっていた。ついでにその横にレゴランドもあった。しかしおれはそんなとこに興味はない、目的はただ一つ、きらら展だ。

 

今回もGoogleマップのお力を存分に活用させていただき、迷うことなくきらら展が開催されている大阪文化館・天保山へ到着。10時開場だったが余裕を持って9時半に来たものの、待機列はそれなりに並んでいた。これが土日だったと思うとゾッとするぜ…。

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反射しすぎっ!

 

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列は館内に入っても相変わらず長かったが入場券はすぐに買えた、館内には水瀬いのり東山奈央の宣伝アナウンスがずっと流れてたのがシュールだった。開場までの10分間、2人はずっと同じことを言ってたので「何回も言ってて過呼吸にならんの?」といらん心配までしてた。日によっては30分以上2人の「待ってまーす!」を聴いてた人もいたんではなかろうか。

 

 

 開場して少し進んだ先にまず目に飛び込んだのは壁一面に貼られたきらら漫画のイラストとコマ。入口付近では特に『すわっぷ⇔すわっぷ』が目立ってたのが嬉しかった。あれ円満終了なんだろうけどアニメ化までいってほしかったな…。

 それと『球詠』のコマの選出がセンスありすぎる。"あのシーン"いいよね。息吹ちゃんのあのシーン。ただ微妙にアニメ勢にとってはネタバレになってたけど。

しかしおれは2年前の夏辺りからきららを購読し始めた新参野郎なので古い作品が全然分からん…。

すわっぷ⇔すわっぷ 1巻 (まんがタイムKRコミックス)

すわっぷ⇔すわっぷ 1巻 (まんがタイムKRコミックス)

 

 

球詠 (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)

球詠 (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)

 

 

 

先へ少し進むと歴代きらら本誌がズラリと並んでた。ここでも新参オタクは「初期の作品全然分かんねぇ……2004年頃の絵柄に時代を感じる……荒井チェリー先生創成期からずっといるのかよ……水上悟志先生のサイコスタッフってきらら連載だったのか……ひだまりスケッチけいおん偉大すぎんだろ……」と心の中でブツブツ唱えながら眺めていた。

もう少し進んでみると『NEW GAME!』や『ご注文はうさぎですか?』が主流になってきた時代へ。まだきらら作品はアニメのみ嗜んでた頃、表紙のひふみ先輩に目を奪われ表紙買いしたきららキャラット2016年2月号を発見。これには興奮せざるを得ない。そうだよ、これがおれのきらら歴のはじまりとも言えるんだよ……。未だに捨てずに保管してますよ。

 

まんがタイムきららキャラット 2016年 02 月号 [雑誌]

 (↑ひふみ先輩のドS演技やGAの最終回、まちカドまぞくの「ホームセンターで全裸になったでしょ?」の回はこの号収録だ!)

 定期購読し始めた2018年ごろになると「あ~~~!!!これ買ったよ!!!あぁそういえばそんな表紙だったな!!!」とようやくついていくことができるように。ただしきらら無印とフォワードとミラクは購読してないためよく分からなかった。

 

 

続いて主な歴代きらら作品の書き下ろし漫画・イラストの展示コーナーが。最初に目に入った『ビジュアル探偵明智クン‼』という作品に、明らかにどっかで見たことあるような小学生探偵(ただしスネ毛が生えていた)がいて吹き出しそうになってしまった。というか普通に笑ってしまった。

ここでも知らない作品が多かったため(ホンマすんませんこんな書き方で)、「へー、こんな作品あったんだ。あ、この絵柄すき」って眺めてたら意外な発見、自分が読み始めた頃に連載してた『のけもの少女同盟』『合体アイドル!スノウちゃん』『ななかさんの印税生活入門』の作者がそれぞれ過去に連載していた作品があった、しかも2006年頃からやってたという。思っくそ古参勢じゃあないですか……。

それと最近ドラマになった『新米姉妹のふたりごはん』の柊ゆたか先生も過去にきららで連載持ってたことを知る(『Good night! Angel』という作品らしい。読んでみたい…)。前述の水上先生といい意外な人もきららにいたんすね~。

 

のけもの少女同盟 1巻 (まんがタイムKRコミックス)

のけもの少女同盟 1巻 (まんがタイムKRコミックス)

 

 

イラスト展示コーナーが終わると次はきらら作家のイラストメイキングコーナーへ。映し出されていたのは『NEW GAME!』の得能先生、『夢喰いメリー』の牛木先生、『幸福グラフィティ』の川井先生のお三方のイラスト。これでも昔イラストの模写を結構描いてた身なので、プロの漫画家によるイラストメイキングは非常に目を見張るものがあった…と言いたいところだったが、アナログで書いてたのでデジタル方面が全く分からず、「へぇ~みんな絵うめぇ~、色指定とか大変そうだな~」と思いながら鑑賞してた。

 

その横では何やらムービーの展示が。どうやら歴代きらら作品のキャラが登場したショートムービーだそうな。ゆのっちや青葉のデザインが原作からやや離れてたけど十分可愛い。というかかなり好みの絵柄だった。

アニメ化していない作品のキャラもいて少しだけ感慨深くなる中、『恋する小惑星(アステロイド)』の主人公・みらが出てきた時に察した。これか、去年「きらら展で恋する小惑星がアニメ化してた」って言ってたのは!この情報を訊いた時、「どうしておれはあそこにいなかったんだ…。(金剛雲水風に)」と激しく後悔していたが、1年越しに見れた…。これだけでおれは救われた。来年1月に恋する小惑星のTVアニメはじまるよ!皆見ような!

それと苺香さんのイタズラ(?)に引っかかるはなこが可愛かった。08年組の決めポーズもすき。

 

続いてきららアニメのコーナーへ。2007年の『ひだまりスケッチ』から『けいおん!』、『きんいろモザイク』『ご注文はうさぎですか?』『ゆるキャン△』…と、長く続くきららアニメの歴史。ここでも改めてひだまりの偉大さを認識。ひだまりの存在がなければ今のきららアニメの歴史もここまで続かなかったでしょう。

自分もきらら本誌読み始める前から読んでたものなので結構な数は見たなぁ…、中でも『あんハピ♪』が特に好き。放送当時、辛い心境に立たされてたこともあってこのアニメには救われた。実は『ブレンド・S』とか見てなかったので時間と機会があれば見てみようと思った。

 

 

その次はメインビジュアルのパネルときらら作家のサインコーナー。ここは写真撮影OKだったので自前のカメラを取り出して撮りまくった。もちろん嫁のはなこを重点的に

後から気づいたんですけどパネルの大きさがキャラの等身によって分けられてるのが細かい、遥(はるかなレシーブ)は大きくてソーニャちゃん(キルミーベイベー)は小さいとか。

 

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いやーしかし皆様絵がお上手ですねぇ(はるみ並みの感想)。

『初恋*れ~るとりっぷ』と『旅する海とアトリエ』、ホンッッッット面白いんで読んでない人も読んでみて下さい。アトリエの方は来月単行本1巻が発売されるよ!

笑わねぇわけねぇだろw

七瀬くんも桃音ちゃんもお久しぶり。蛇足ですが『ぼっち・ざ・ろっく!』の推しは喜多ちゃんです。

 

 

ここを抜けると次はきららファンタジアのコーナー。きらら好きとして失格かもしれないけど自分このゲームやってない…。時間がないを言い訳にしてタイミングを逃し続けた結果未だにやれてない。

ただ、展示されていた『あんハピ♪』のキャラの設定画には目を奪われていたし、キャラのパネル横にあるボタンを押すとゲーム内のボイスが鳴る仕掛けでは「うっほ楽し~」ってなりながら押しまくった(花名ちゃんのボイスが可愛かった)。

この展示を鑑賞してきららファンタジア熱が高まったのでとりあえずアプリはDLしといた。後はやるだけだ……!!(ただ、同時にデレステとミリシタのモチベが高まりスタリラのイベの報酬が推しなのでいつやれるか分からない)

 

その横にはきらら作家の「"きらら"な一品」なるコーナーが。目に入った瞬間ソフトバンクホークスのユニフォームが展示されており「何故に!?」と軽い衝撃を受けたがそれは『球詠』のマウンテンプクイチ先生の私物だった。(因みに展示されてたのは中村晃選手のユニフォーム)

福岡ソフトバンクホークス 野球 刺繍ホームレプリカユニフォーム #7 中村晃選手 Lサイズ

(実際に展示されてたのはビジター用ユニフォームです。しかしCSに日本シリーズと大事な時期にユニフォーム貸し出して大丈夫だったんですかね)

 

ゆるキャン△』のあfろ先生は作中でリンの祖父が乗るバイク(のモデル)を貸し出してた。というかあれ私物なんかよ…コラボ品とかじゃなくて…。このようにきらら作家さんのお気に入りの一品を展示するコーナーだそうですね。他にはプラモデルだったりヘッドホンだったり供養したシャーペンの芯だったり納豆だったり……、個性豊かな一品が並んでいた。

ネーム集やキャラ設定のメモなんかは中々貴重なので目を光らせながら見ていた、特に『まちカドまぞく』の伊藤いづも先生のメモなんかは付箋にビッシリと描きたいシーンなどが書いてあって驚いた。あれがあるからこそ繊細で濃密なまぞくの世界があるんですねぇ。

 

 

そんなわけでここで展示はおしまい。お土産のグッズを買って次はお隣のコラボカフェへ。人生初のコラボカフェ入店です。かなり人が入ってると危惧してたものの割とすいてた。関係ないけど外に出たら風が強くなってた。

しかしメニューはもう少し増やしても良かったんじゃないかな〜、個人的にはリンちゃんが作ってたスープパスタとか欲しかった。それだとゆるキャン関連ばっかになってしまうし、しょうがないか。うーん。

まぁそんなことはどうでもいい。おれのメニューは既に決めている、「なでしこ風担々餃子麺」だ…!こういうのはキャラをイメージしたものよりも作中でキャラが作ってた・食べてたものの方が唆るんですわ。

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いざ実食。……美味い!(語彙力及び食レポのスキルが皆無なのでそれ以外の言葉が出ない)

同じものをなでしこやリンちゃんが食べてたと思うと少し感動しますね。これがコラボカフェの醍醐味ですかね。コラボカフェとはいえ注文する時「なでしこ風~」って言うのはちょっと恥ずかしかった。

 

 

楽しかったきらら展と大阪旅行もこれで終わり。

展示を鑑賞してた約1時間40分、カフェでの30分、思う存分楽しめました。決して平坦ではない道を歩み続けて、希望や夢、勇気やときめきを追い求めたその漫画雑誌は、自分が思ってた以上に奥深かった…。きらら好きとしていい勉強になりました。もっと沢山の作品を読もう。

正直言うともっとここ居たかった…、人が多かったのでスムーズに進まないと…という気持ちが少し裏目に出てしまったか?けどロゼロは美術館とかでは「あっふーん…」って感じでスタコラ進んでいくタイプの人間なので割とゆっくり鑑賞したのは珍しかったり。来年も開催されるのであればまた行きます。名古屋だろうと福岡だろうと外国だろうと僕は一生きららします。

 

それと帰り道、レゴランドの観覧車ばっかり撮ってた結果天保山への登山を忘れてた。今度来たら行くよ。