ソラシドトリガー! -Sorashido Trigger!-

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『海賊戦隊ゴーカイジャー』配信から感じとる懐かしさと面白さ

先月から東映公式YouTubeにて『海賊戦隊ゴーカイジャー』の配信が開始されました。

 

日曜更新「海賊戦隊ゴーカイジャー」 - YouTube

 

このチャンネルは黎明期の『仮面ライダーカブト』『タイムレンジャー』が配信されてた頃からチェックし、懐かしい作品や今まで観たことなかった昔の作品を幾つか視聴していたものの、最近は視聴時間が確保できずこの前まで配信してた『ゴセイジャー』『ガオレンジャー』や、ゴーカイジャーと並行して現在配信中の『ハリケンジャー』は追えず。

しかし、『ゴーカイジャー』はなんとしてでもチェックしておきたい。何を隠そう、私はこの作品から特撮に興味を持ち、特撮オタクになったものなので。

 

 

幼少期から仮面ライダースーパー戦隊は好きでしたが、今ほど好きというわけでもなく、早起きしたら観る、別に見逃してもショックではないみたいな感性を持っており、やがて成長するにつれ「流石にこの年で観てたら恥ずかしいよね」という皆が通る道で自然に卒業していったんです。ただ、それでも兄は卒業しないままライダーを観続けてたようで、やがて兄の横で『仮面ライダーディケイド』を一緒に視聴。

響鬼懐かしいな~、うわっ戦隊とコラボしちゃってるよ!、最終回なのに話終わってないじゃん・・・。などと、物語の本筋はあんまり理解してなくてもそれなりに楽しみながら観てました。

 

後発の『W(ダブル)』『オーズ/OOO』も同様の理由で観ている中、オーズが中盤に入ったあたりで突如兄からこんな言葉が、「次の戦隊ディケイドだって」。

それを訊いた私は一言、「マジかよ」。戦隊は『ゲキレンジャー』以降離れてしまい、兄がライダーしか観てなかったこともあって『ゴーオンジャー』~『ゴセイジャー』まで3年のブランクがある自分が一気に戦隊に興味を持った瞬間である。

 

とりあえず試しに視聴、確か最初に観たのは2話だったはず。噂通りディケイドのようにハリケンジャーデカレンジャーなど、過去のスーパー戦隊に変身して戦う。ちょうどその辺りの戦隊に思い入れが深かったこともあって懐かしさも感じつつ徐々にハマっていき、それがきっかけでライダーの方も今まで以上にのめり込むようになり、今に至る所存です。

 

 

 

しかし、今の配信で視聴するのは本放送以来だけど本当に面白い。「あれ?この敵どうやって倒したんだっけ?」みたいに若干記憶が曖昧になってるお陰で少し新鮮な気持ちで楽しめるのもあるので。

当時はあんまり気にしなかったけど、デカレンジャーのDマグナムの銃撃音や、マジレンジャーマージフォンの入力音などのSE、必殺技を放つ時のポーズが当時のまんまだったりと、過去の戦隊の細部にまでこだわってるのが良い。ここら辺は公式の配信などで過去の作品を復習できたからこそ気付けたのかも。

 

ゴーカイジャー5人のキャラも、「あぁ~そういえばこんなキャラだっけ~!」と思い出しながらやや歓喜する中、「初期めっちゃチンピラ臭漂ってんな・・」と少し困惑。地球に来ていきなり地球人に宇宙最大のお宝のありかを訊いてくるとか不審者以外の何物でもない。ザンギャックと戦う理由もカレーを食べ損ねたり買い出しの邪魔をされたとかそんなだし。

ただ、だからこそそんな奴らが「ただの宇宙海賊」から「35番目のスーパー戦隊」になっていく過程を1年間歩んでいく様を一度見届けた身としては、初期のこういった描写だけでもちょっとだけ感慨深くもなってしまう。あの1年間があったからこそ『ジュウオウジャー』客演時に「地球にはお前みたいなバカが39組いたってことだ」というニクい名台詞が生まれたのだから。

 

 

 

それと、自分が一番好きなのはやっぱり第4話。この回から録画して観始めたのもあって思い入れが強い。

何のための仲間

何のための仲間

  • 発売日: 2016/09/16
  • メディア: Prime Video
 

ジョーがマーベラス達から剣を借り受けるシーンのやりとりはいつ観ても笑ってしまう。こういった台詞回しもゴーカイジャーらしくて好き。

 

「レンタル料、高いよ~」

「買い出し当番10回分ね!」

「3回でいいだろ!」

 

この回だけで披露した必殺技「五刀流ブルースラッシュ」もかっこいいんだよなぁ。歴代ブルー5人の斬撃から最後はゴーカイブルーがとどめを指す演出、こういう技はもっとあって欲しかった。まぁその不満は後にシルバーが払拭してくれたのだが。

それと、この配信で今更気づいたのが、この時点でジョーがゾドマスの技に反応したりと、バリゾーグ関連の伏線が既に仕込まれてたこと。こういうのも見返すことの面白さですかねー。というか何で当時気づかなかったんだろ。

 

 

 

個人的に『ディケイド』や『ジオウ』もそうなんですが、こういったお祭り系作品は一見さんお断りな部分もあると思うんですよね。『剣』の剣崎や『ジェットマン』の凱の顛末などの描写が観てないと分かりづらいかつネタバレになってしまって。

でも、だからこそこれらの作品をきっかけに過去作に興味を持ってもらえればいいんでしょうね、自分も『ゴーカイジャー』から『ダイレンジャー』や『タイムレンジャー』に興味を持ち、好きになったので。結果的にはプラスになってます。

 

でも、シンケンジャー回で薫が出てきた時は困惑したなぁ・・。上述の通り当時シンケンは視聴してなかったので「あれ、シンケンレッドって丈瑠って人じゃないの!?」って。*1(台無し)

真剣大騒動

真剣大騒動

  • 発売日: 2016/09/16
  • メディア: Prime Video
 

 

まぁそれでも、ゴーカイジャーから様々な戦隊の「その後」を知っていくのもそれはそれで面白いかと。とりあえず今の自分はもう一度この作品の魅力や真髄を再確認しつつ、あの時とは違う観点で楽しんでいこうと思います。最終回まで観終えたらジュウオウジャー28,29話も観よう(録画まだ残してます)。

 

 

*1:当時ゴーカイジャー放送終了後に『ゴセイジャーVSシンケンジャー』のDVDのCMが放送されてたのでそこで丈瑠の名前を知った。