ソラシドトリガー! -Sorashido Trigger!-

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ニチアサはエンジョイしなきゃもったいない、だってリアルタイムで追えるのは1回

おかげ様で、来週9月5日(土)で「仮面ライダーOOO/オーズ」は放送開始10周年を迎えます。いつも応援して下さっているファンの皆様、誠にありがとうございます。ついてはこの記念日をお祝いして、5日の10年前に放送が始まったあさ8時から、スペシャル配信企画が決定しました!#仮面ライダーオーズ10周年 pic.twitter.com/QqVOcV3I1D

仮面ライダー公式 (@HKR20_official) 2020年8月30日

 

 今月で『仮面ライダーオーズ』放送開始から10年経つんですってね。

 

いやー、もう10年ですか。私めことロゼロは『ディケイド』から再びライダーをちょくちょく見るようになって、本格的に見始めたのがこの『オーズ』、そしてオーズから半年後にスタートした『ゴーカイジャー』をきっかけにニチアサの民になったという訳です。

ゴーカイジャーも来年2月に10周年を迎えることだし、自分もこの界隈に住み着いて10年も経つのか~、つい最近のように感じるな~、時の流れは不思議だな~。

 

 

 

 

 

 

10年・・・・・だと・・・・・・

 

 

10年って言葉にするととんでもない、小学1年生は高校生になってるし、アラサーはもうアラフォーになっている。リアルでの出来事に例えると、この10年でいいともやこち亀は終わってしまったし、消費税は2回も上がったし、ポケモンは300種類も増えた。10年…、好きな作品、もといオタクになったきっかけの作品が放送されてから10年、過去に「ガンダムSEEDが16年前!?嘘だろ…」的なネタにも関心を向けず、松坂桃李くんがシンケンジャー10周年について触れた時も、「もう10年かーでも当時見てなかったからなー」位の認識だったのに…。

あの頃は「タジャドルかっこいい!ゴーカイチェンジ凄ぇな!」と言ってばかりいた自分も今となっては「ビルド最終回エモい…、イズ可愛い…」と、10年でここまで変わってしまいました(変わってなくない?)

 

フリートークはここまでにして本題へ、実は前々から他人にニチアサの番組を勧めるときに一つこれだけは覚えておいて欲しい、もとい自分が掲げている楽しむための理念がありまして。それは、「リアルタイムで作品を追えるのは1回だけ」ということ。

言ってしまえば、これはその他のドラマやアニメ、バラエティなど全ての言えることだけど、ニチアサの番組を楽しむためのコツとしては大きいのかなと。

 

 

まず、リアルタイム視聴の一番の利点は、この先どうやって物語がどう動いたり誰が物語に加わり退場するか全く分からないということ。

これは自分の体験談及びやらかしなのだけれど、当時『オーズ』や『ゴーカイジャー』でライダー戦隊にハマった際、やはり気になったのが過去作のこと。特にゴーカイジャーはそれまでの34戦隊全てが登場する作品だったので、必然的にレジェンド戦隊に興味を持ってしまう。自分が知っていたのはリアルタイムで観ていた『ガオレンジャー』以降の戦隊と、トリビアの泉でレッド交代の話が取り上げられてた『サンバルカン』ぐらいだったので、それ以外の戦隊はEDや本編でゴーカイチェンジした程度しか知らなかった訳で。

で、気になって色々調べた結果、Wikipediaで「第○○話で△△レンジャーが死ぬ」みたいなネタバレも食らってしまったというオチ。特に、これを『龍騎』で食らった時のガッカリ感は半端なかった。悪いのは自分だけれども。

そういうのはWikiを見なければ幾らでも回避できるが、SNSが発達した今の時代ならインターネットのあらゆる所で何かしらネタバレを見てしまう場合が多い、『エグゼイド』の主人公がなぜ変身できるのかはライダー知らない人でもそのネタを知ってる人多いんじゃないかな。

でも、リアルタイムで見ればそんなネタも真っ新な状態から観ることが出来る。別にネタバレを見てしまったら楽しめなくなるとかそんな事はないと思うけど、やっぱり何事も知らないところから始めるのが一番だと思う。特にここ近年はネタバレに関して過敏になっている人が多くなってきていると感じているので(かく言う自分もその一人)、「絶対ネタバレは嫌!」という人は是非リアルタイムで視聴してみましょう。

余談だけど、ニチアサの番組では最新のパワーアップアイテムが本編に登場する前にCMで流れることがあり、それもネタバレだと扱う人も居たりする。そこら辺の扱いは個人の見解に任せます。

 

 

2つ目は、初心者に勧めるならば現行作品を勧めろという理論。これは自分の意見というよりかは他人からの受け売りなのだけれども、ライダーに戦隊、それにウルトラマンはどれも45年以上の長い歴史を持ち、その分作品数も多い。だからこそ、ネットではよく「ライダーはどれから観たらいいの?」みたいな議題が尽きない。

個人的には、まずは初心者は「Wとかデカレンジャーのような人気がありストーリーや設定が分かりやすい作品から観ておくといい、逆にジオウやゴーカイジャーのようなオールスター作品は後から観た方がいいと思う」と考えてはいるが、結局のところ、そこら辺の主義主張も人それぞれで、それこそ初心者の「どれから観たらいいの?」という疑問に拍車をかけてしまってのかもしれない。

そういうこともあってか、自分もここ最近は「初心者は現行作品から入ったらいいよ」派になりつつある。実際のところ、終わったばかりだけど『ゼロワン』の序盤なんかは初めてライダーを観たと言っていた人が多かったし、『キラメイジャー』も新規の人も既存のファンも皆が楽しめる出来栄えになっている。

あと、さっきも軽く触れたように、自分は以前、『ジオウ』のような過去作のヒーローが出る作品は後から観るといいと考えていたが、これもまた考えが変わってきている。今までそう思っていたのは、それこそ過去作のネタバレを食らってしまうことがあるからなので、どうせ後々他のも観ていくのであれば先に前のやつから観た方がネタバレにならずに済むだろうと思っていたのだけれど、よくよく考えてみれば、ジオウをきっかけにファイズやオーズを初めて観たって言ってた人もいたし、そもそも自分もゴーカイジャーをきっかけにダイレンジャータイムレンジャーなどの少し前の戦隊に興味を持ったのだし、オールスターものは新規層が過去作に興味を持つための入口になるんだということを理解した。

実際のところ、(ニチアサ外だけど)現在放送中の『ウルトラマンZ』もリクやジャグラーといった過去作のメインキャラクターが登場してるけど、彼らが出てたオーブやジードを観てなくても問題なくストーリーは理解できるようになってたし、ちょっと余計に考えすぎてたと今なら思う。

開き直ると、分からないところがあっても細かいことを気にしなければいいと思う(力技だな)。とりあえず自分から言えることは、迷ったら今やってるやつを観とけ、ということ。

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3つ目、個人的に最もリアルタイム視聴を勧める理由。それは、リアルタイムならではの楽しみ方があり、それがとても楽しいということ。

これは、上で紹介したネタバレ云々も含めた話で、後々DVDや配信で一気に追っかけるのもそれはそれで楽しいけど、リアルタイム時でないと味わえない楽しさは多い。

まずは、やはり何といっても新番組情報の公開。基本的に、放送開始の1~2ヶ月前に番組名や主要スタッフ、新ヒーローのスーツ・キャストがお披露目されるので、そこから様々な妄想や予想を膨らませている。例えば、メイン脚本が小林靖子なら終盤に凄いことが起きそうとか…。『仮面ライダー鎧武』の時なんか、まどマギ虚淵玄が執筆するってなったから、2ちゃんとかが凄いことになってたなぁ。懐かしい。

放送が始まってからも、初めて観るOP映像にドキドキしたり、玩具のCMに心ときめいたり、あっという間に過ぎていく30分に恋い焦がれたり、展開予想に余念がなくなり、日曜日が待ち遠しくなる。ニチアサを生きがいにする者にとっては、この感覚もまたたまらなく、それこそが生きる刺激になってたりもする。変態かよ。

他にも、自分の場合だと、イオンなどの玩具コーナーをチェックするのが日課になっていたりする(あんまり買わないけど)。変身アイテムのパッケージのデザインやショーケースに展示されている生の変身ベルトや戦隊ロボの出来栄えを鑑賞したりしている。勿論、これらはその時放送されている作品のアイテムしか売ってないので、ラインナップは半年に1回大きく変わってくる。これは店によって売ってるものが変わっている場合があるので、店ごとに何が置いてあって何が無いのかチェックするのも楽しい、大きい店だとS.H.figuartsのような高級品もあったりするので。まぁ、ロゼロの住んでる田舎だとあんまり見かけないけど。

 

あとは、映画とかもそうかな。ニチアサだとライダー戦隊は、夏に同時上映の単独1本ずつと冬頃に『MOVIE大戦』や『VSシリーズ』のような前作のヒーローとの共演映画と、毎年2本公開されている。因みにプリキュアも公開時期はややズレているけど大体似たような感じ。

ここ近年はTV本編と連動したストーリーのものが多く、別に観なくても支障はないものの、ついつい気になって観たくなってしまうものだったりする。特に『エグゼイド』の夏映画なんかは最終回まで放送されてないのに、最終回後の話をその劇場版でやったので、当時は「これどういうことだってばよ…」とえらい困惑したもんだ。一応、ある程度はどこら辺の時系列の話かは大方察しは付いてたが、貴利矢が白衣を着ていたり、「新檀黎斗」を名乗っていた黎斗が「檀黎斗神」と名乗っていたりと、劇場版で謎だった部分がTVで追いついてくる、まるでパズルのピースを一つずつ埋めていく感覚は、楽しかったと記憶している。当時は『エグゼイド』に夢中になってたので公開初日の一番最初の上映へ行った。あれももう4年前か…、歳は取りたくないな。

映画だと、やはり何といっても『平成ジェネレーションズFOREVER』は避けられない。これから観るであろう人もいるので、その特大級の衝撃を何も知らずに受け取って欲しいが為にあえて明言は避けるが、あれ以上に劇場公開時に観ておくべき映画は無かった。平成が終わりに向かい、平成ライダーもまた最後の1年を歩みだし、改めて平成ライダーという存在を問うた作品、自分は運悪く(自衛がなってなく)ネタバレを食らってしまったが、それでも、あれを2018年12月に観れて良かったと心から思ってる。

 

 

 

最後に。ここまで、リアルタイムでニチアサ作品を追うことの楽しさを説いてきたけど、一つだけ言えるのは、決して無理して観続けないこと。忙しくて観る暇も無く、録画が積みまくり他の番組視聴にも支障が出る、こういうのはできればあってはならないことだと思う。自分もかつて観る時間がないのを分かりきっているのに朝ドラや大河ドラマに手を出してみて、案の定録画を積みまくって容量が無くなりプリキュアの重要回を録画できなかったことがあるので。クドカンファン名乗っといて『いだてん』序盤で断念したのは一生の恥……

だからこそ、無理のない範囲で、合わないと思ったら観るのを辞めてもいいし、でも、たった1度しかないリアルタイムでの視聴、それにこだわらなくとも、ニチアサの番組を楽しめる人が一人でも多く増えてくれたら嬉しいし、これ読んで「こういう楽しみ方もあるんだな」と理解してもらえれば幸いです。

 

それはそうと、『仮面ライダーセイバー』の放送、楽しみですね。何やかんや『ゼロワン』が終わった寂しさがまだ抜け切れてないので、セイバーを楽しめるかはまだ少し不安があるものの、多分、1話を観終わった後はまた、毎週日曜の朝9時が楽しみになってるんじゃないのかと。再び始まる何度目かの1回きりしかない特別な1年間、楽しまないともったない。

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