ソラシドトリガー! -Sorashido Trigger!-

前略、画面の前の読者様 このブログに書かれてることは的外れな主観です。だから決して、このブログの記述は鵜呑みにしないで下さい。

辛い時はGJ部のEDテーマ『走りだそう!』を聴いて元気を出そう

自分は根っからのオタク体質なので、普段から聴いてる音楽もアニソンが5割を占めている。

今でこそ造形を深めようとあらゆるジャンルの曲に手は出しているものの、学生時代なんかは痛いくらいにオタクであることに誇りを持っていたため、比率にしてアニソン6.5:特ソン3.5ぐらいの割合だった。今とそんなに変わってない。痛さ故、それらを持ち上げてAKBやEXILE系列の音楽をバカにしていたこともある、それも、それらのグループが好きなクラスメイトの前で。タイムマシンがあったら是非過去の自分をぶん殴ってやりたい。若い子は絶対に真似すんなよ、本当に。

 

音楽というと、YouTubeにて配信されているMV動画のコメント欄や歌番組のインタビューなどでよく、「この曲聴くと元気になります」とか「○○という歌詞に励まされた」みたいなコメントをよく目にする。音楽に限らず、娯楽というものにはそんな目には見えない力が宿っているものだが、音楽はとりわけそれが強い気がしてならない。それは自分も例外では無く、心を病んだ時や立ち直ることが困難な位に陥った状況に遭った時は、好きな曲を聴いて気分を高めている。案の定、アニソンや特ソンばかりではあるが。

自分の座右の銘である、「失敗したっていいさ 挑戦しなくちゃ始まんない」もデレマスの楽曲『BEYOND THE STARLIGHT』から引用したもので、仕事とかで失敗したりしそうな時は脳内でこれを歌ったりしている。

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でも、しょこたんさん辺りがよく言っているようにアニソンの力は凄い。大半は作品に沿った上で詞や曲が作られてはいるからそうなっているんだろうけど、そういうの抜きでも、元気が出る系の曲が多い。今回はその中から、ある一つの楽曲を紹介したいと思う。

その曲は、アニメ『GJ部(グッジョぶ)』のエンディングテーマ、『走りだそう!』という曲。

走りだそう!

走りだそう!

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まず作品の話からすると、この『GJ部』は、作品名にもなっている「GJ部(グッジョぶ)」と呼ばれる謎の部活に所属する5人(途中から6人)の平穏な日常を描いた作品。

自分は確か、本放送から2,3年経った頃に何処かで一気観したのだと記憶している。当時の自分は特に深い理由もなくラノベアニメはやや毛嫌いしていた傾向があったものの(と言っても好きなやつも幾つかあった)、この作品は無駄にストレスを貯めさせる展開や言動も無くストレスフリーで観られ、かつ登場するキャラクターも魅力的で(個人的には恵と紫音さんが好き)、当時から今でも好きな作品だったりする。あの時から一度も観返してないので流石に内容は殆ど忘れてしまっているが。

 

そしてその作品のEDテーマ曲である『走りだそう!』、一応補足しておくとこの曲は、アニメ全12話中、第7話以降使われてたもので、それまでは各キャラクターのイメージソングが変わりばんこでEDとして使われていた。それらも好きな曲なのだが、やっぱり自分が一番好きなのはこの曲だ。

ここで前置きからの話に戻すと、自分がこの『走りだそう!』が好きな理由を一言で表すと、「元気が出る曲」だからだ。EDテーマらしくどこかしんみりさを感じさせながら底抜けの明るさを打ち出しているような曲調にポジティブさ全開の歌詞。ここからそれを細かく語っていきたい。

 

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まず、この曲は「キミと見ていた」「キミの笑顔に」といった、二人称視点の言葉が多く使われている。他の歌詞を見るからに、そもそもこの曲は「キミ」と「その話し相手」の2人の世界を描いてるのだろうか。どちらにせよこの時点で、決して「キミ」は一人ではないことが分かる。一人で居ることを望む人もいるだろうけど、辛い時こそ誰かに優しい言葉をかけて欲しくなる、少なくとも自分はそういう人間だから、そんな些細な描写からも少し希望が沸いてくる。

1番Bメロ出だしの「いつかきっとできたら良いな 空へ高く飛んでけ」という歌詞も、それこそさっき考察したような「キミ」と「話し相手」が放課後の夕暮れの土手に寝転がりながら夢を語るような展開が想像できるが、残酷な現実に打ち伏せられるのではなく、無理かもしれなくてもそんな夢や理想を叶えたいと語る、とことんポジティブを貫き通してる表現が好きだったりする。

 

そしてやっぱり一番好きなのはサビの「今走り出すよキミの元へ どんな辛い事あっても泣かずにいるよ ずっと約束したから」という歌詞。サビ前に助走のように一段ずつ駆け上がっていきながら、サビで一気に走り出すようなメロディに乗せて、このポジティブさ全開の歌詞をメインキャラ4人が歌い上げる。もうこれだけでも堪らないのだが、この部分を辛い心境の時に聴くと効果は抜群、この曲が自分の背中を押してくれているのだから、へこたれてる場合じゃない、そんな風に立ち直らせてくれる。というか、落ち込んだままでも腕を引っ張られてしまう、そんな感覚。

 

 

この曲自体、ここで紹介したように元気になれる一曲なのだが、そもそもここまで好きになったのは、アニメの特別編の影響が強い。

先に、この作品は無駄にストレスと貯めさせる展開が無いと紹介したように、この作品はシリアス度がほぼ皆無だったと記憶しているが、唯一シリアスな展開が発生したのが特別編のBパート「絆の名はGJ部」。この回では部長の真央の葛藤や迷いが描かれ、そこから吹っ切れるまでを描いた話だった筈だったが(こんな書き方でスミマセン)、そこの真央が吹っ切れた際に流れたのがこの『走りだそう!』。

サブタイトルの通り、離れ離れになっても切れることのないGJ部部員の絆、それを描きながら流れるこの曲につられて不覚にも泣きそうになってしまった。(その割に内容あんまり覚えてないのはご愛敬)

 

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さておき、『走りだそう!』は、元気が出るという点でも、『GJ部』というアニメの主題歌としても、アニソンもとい一つの楽曲としても非常に好きな一曲なので、今後も何か挫けそうなことがあっても、この曲を聴いて明日への希望を捨てずに生きていきたい。だってどんな辛い事があっても泣かないって約束したから。