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前々々々回から引き続き野球に関する曲をピックアップ、たぶん今回が最後、Journeyで 『Separate Ways (Worlds Apart)』
イントロを聴いただけで大体の人は「こ、この曲は!」とピンとくるように、TBS系列でのWBCをはじめとする野球の国際試合中継のテーマ曲で有名な曲、というか洋楽詳しくない人でこれ好きな人の9割は野球ファンだと思う、そんなこと言ってる自分がその内の一人。
野球好きに目覚める前ながら歴代大会の中で一番熱中してテレビの前で侍ジャパンの戦いを見守ってたであろう2009年のWBCにて、松坂・ダルビッシュ・岩隈・イチロー・村田・城島らが投げては打っての活躍を収めたハイライトシーンなどで使われて、世界大会特融の緊張感や世界一を賭けた決戦にマッチしたロックなメロディや歌声に当時子供だった筆者もその渋さに魅了されていた。野球中継のテーマならNHKやフジのも好きだけど、これは世界大会というリーグ戦や日本シリーズ以上の大舞台で使われてるからこそ特別感があるし、「この曲がかからないと始まらない」とまで思わされる。今となっては10年以上使われてることもあって伝統もあり、第2回大会のメンバーだけでなく井端や鳥谷、筒香・山田哲人・鈴木誠也と連想する選手は変われど、この曲をバックに戦った過去の選手たちの魂も引き継いでいるような気もするし、どの世代にも通用する。
ニコニコ大百科などでは世界一ダサいPVなんて言われてたりするけど、それに反比例するかのように曲自体はかっこよくて、野球中継でない時にかかってもあのイントロがかかるだけで「おっ!」と反応してしまう。歌詞は和訳すると恋愛(失恋?)を描いてるようだけど完全に野球の曲として定着してしまっているから今更本当の意味を知ったところでイメージは変わったりしない、バラエティ番組とかもそうだけどテーマ曲の選定ってかなりセンスが問われるよね、少なくともこの曲を野球中継のテーマに選んだ人はずば抜けたセンスの持ち主だと思う。
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