その⑬はこちら
今回紹介する曲はこちら、渕上舞で『トロピカルガール』。HKT48のメンバーではなく声優の渕上舞さんなのでご注意。
渕上さんといえばデレマスの北条加蓮やガルパンの西住殿などでおなじみの人気声優で自分が観てた作品にもしょっちゅう出てるからそれなりに知ってる人だけど、キャラ名義でない歌で知ってるのは2曲のみ。プラネットウィズEDの『Rainbow Planet』とこの『トロピカルガール』。タイアップ先がアニメの前者はともかく後者はどこで知ったかと言うと、4年くらい前に期間限定でAbemaTVにて配信されていた花守ゆみりさんのラジオ番組にて渕上さんがゲストとして登場した際にアルバムの宣伝も兼ねて流れたのがきっかけ。この人の歌は西住殿や渚くんなどのキャラの声で歌うものしか知らなかったので、それらとは180度違う歌声や歌い方に驚かされた。
なんと言っても最大の特徴は、トロピカルなだけあって非常に楽しく歌い上げているところ。地味な自分を脱ぎ捨ててパパイヤやアセロラといったそれらしい単語を並べながら南国気分にハジけた様はまさにアマゾンに住む歌と踊りが大好きな少女になりきっており、その歌声を聴くとこっちまで歌いたくなってしまうような楽しさ。曲が進む度にテンションは上がっていき、ラストのサビなんて高音の響きっぷりがかなり激しくなっており、こういう部分をキャラソンや他の曲と比べると渕上さんの演じ分け・歌い分けのレベルの高さには圧巻させられる。
間奏にはトロピカルさだけでなく鳥のさえずりや環境音などが入っておりジャングルの中にいるような気持ちにもなれ、本当に意識が地球の裏側まで飛ばされたかと錯覚させられる。夏に聴くのは勿論、春でも秋でも、外は大雪が積もった冬でもこの曲を流せばそこはアマゾンになる。夏が恋しくなったりどこかでハジけたくなったら『トロピカルガール』を聴くのが一番。
余談だけど、この曲北条加蓮に歌わせたら案外合うんじゃね?あの娘日焼けや水着の撮影に憧れてるらしいし、と3年くらい前から思ってたらデレマスに『トロピカルガール』というこれとは同名ながら中身は違う曲が出てきた時は唖然とした。尤も、そっちの歌唱メンバーに加蓮はいなかったが。
その⑮に続く