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という訳で今回は劇場版アイカツプラネットとアイカツの感想を書いていこうと思います。
過去記事でも何回か言ってるように、自分は「アイカツシリーズが好き」というよりかは「アイカツ無印が好き」な人間なので(でもスターズやフレンズもいずれは観ておきたいと思ってる)、今回の映画を観に行こうと決めた理由も無印目当てなのは間違いなんですけど、最新作のプラネットにも失礼が無いよう予めちゃんとTVシリーズ全25話を視聴し、無印とプラネット両方楽しめるよう準備しておきました。
実際、入場者特典のハナとオーロラペガサスのスイングを3枚持ってる通り、この映画3回観てきました。筆者は去年までは映画全然観ない人間だったので同じ映画を劇場で3回観たのは初めてでございますよ。3回も観たのはぶっちゃけて言うと入場者特典目当てな部分もあるんですけど、それ以上にちゃんと面白い・観ていて楽しい作品だったからのは大きいですね。いくら作品自体が好きで特典が魅力的でも、つまらない・観てて辛い気持ちになるものを何度も観たいとは思いませんし。・・別に他の映画を批判してる訳じゃないからね!本当だよ!
前置きはこのくらいにしておいて本編の内容について触れていくと、TVシリーズにてトップアイドルになった舞桜/ハナが仲間やファンに感謝の気持ちを伝えたいという想いから感謝祭を開くことになり、バンドにファッションショー、ミュージカルなどみんなのやりたいことを叶えていくという内容。これだけ書くと感謝祭というよりかは文化祭っぽいよな・・・、まぁ舞桜が仲間やファンのみんなに楽しんで貰いたいというような想いで企画したイベントなので、そこまで気にはならないけど。
ただ、これ1回目観た時は正直言って「これ映画でやるような内容かな・・・」とはちょっと思ったんですよね。やっぱ映画なんだしTVとはちょっと違ったストーリーや豪華な仕掛けがあると予想していたので、あんまり変わらないのは気になったかなー。一番映画っぽい8人のステージとかもTVで既にやっちゃってるし、ゲームが現在ユニット推しらしいのでもっとユニットを前面に押し出した話でもよかったかもしれないけど、それは尺の都合で出来なかったのかな。プラネット60分、無印30分くらいの配分かなと思いきやどっちも同じくらいの尺だったし。
でも、観ていてとっても楽しかったんですよね劇場版アイカツプラネット。TVシリーズにて時に競い合い時に協力してきたアイドルたちが再び集まりスクリーンで楽しそうにやりたいことを精一杯やる。それだけでこっちも笑顔になれるし、何よりもストレスなく観れるのが大きい。これはTV版でも同様で劇中に露骨な悪人が存在せず、登場人物たちも悩んだりすることはあれどギスギスしたり観ていてしんどくなるような 重い雰囲気になることが無かったかのように、余計なことを忘れて自分もアイカツプラネット大感謝祭の観客の一人としてハナたちが伝えたいメッセージを受け取ることが出来た。
アニメとかでありがちな展開として、イベントの途中で思いもよらぬアクシデントが発生して開催続行が困難になるものの、みんなで協力し合ってなんとか乗り越えるみたいな、良く言えば王道、悪く言うと盛り上がりを作るためだけの展開とかが(ものにもよるけど)あんまり好きじゃないので、そういうのが無かったのも評価点に入れたい。一応、この映画にもアクシデントとはまた違う形で「ライブが出来なくなるかもしれない」みたいな展開もあったけど、話の流れとしては自然で、その下りをハナとローズの結束の強さの掘り下げにあてていたので、全然気にならなかったっすね。
始まった頃は「?」なところもあったけど、いつの間にかアイカツプラネットの世界に入り込んでいたこともあって、クライマックスのハナへのサプライズからの「感謝祭終わりたくない!」でこっちも終わって欲しくないという気持ちにさせられた、3回鑑賞して3回とも。劇場版らしくないストーリーとか思ってたけど、よくよく考えてみたらTV版を観ていた時に「面白いのに2クールしかないのは勿体ないよな~。もう1クールでもあれば色んなエピソードやれそうなのに」と少し惜しんだので、その色んなエピソードを短い尺ながらも描いてくれたのはポイント高かったかも。響子先輩のバンドの話とか1話分やったらもっと面白くなりそうじゃない!じゃない?それと、TVではやや活躍が控えめだった推しの紗良さんも目立ってて嬉しかったですよ。
パンフで脚本の千葉さんが「もっと話数があれば海回やお祭り回などを書きたかった」と仰られていたので、制作陣の「もっとやりたいことがあった」がこの映画で叶えられたのかなぁ。この劇場版アイカツプラネット!及びアイカツプラネット!大感謝祭、登場人物だけでなく視聴者やスタッフまでもが楽しめて幸せになれるずっと続いて欲しい時間でした。
それと3週目の入場者プレゼントのイラストカードはサラ&シオリ(ドゥ・レ・ブール)とルリ&ビート(キラピカチューン)が貰えました。よりによって映画でライブしなかったユニット同士じゃねえか。実はドゥ・レ・ブールは1番、キラピカチューンは3番目に欲しくて、特にサラシオを引いた時は劇場内でガッツポーズした程嬉しかったです。2番目に欲しかったあおい姐さんは引けなかったけど、某漫画の敵幹部風に言うなら「あおい姐さんを引けなかったのは惜しいが当初の目標は達成した」といったところなので上出来でしょう。
↑パンフ。墓まで持っていきます。
【おまけ】紗良さんのここすきポイント
・ロングスカート穿いてるからか階段下るのが遅い(かわいい)
・メイクブラシをマイク代わりにする
・ミラクルチェーンジ!×3
・いつの間にかハナとローズのドレスを作っていた(有能)
アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~ 「ひとりずつのスターライト」
いちご「みんな、ただいま!」
「おかえり!」って言いかけたのは内緒。
観る前のぼく「イエーイ、アイカツ無印の新作だー。まぁあくまでプラネットのおまけでちょっとライブとかする感じの話なんだろうなぁー、でもいちごやあおい姐さんたちにまた会えるのは嬉しいなー」
観た後のぼく「これ『アイカツ!』第179話ですやん・・・」
2016年3月31日に迎えた最終回以降、スターズやオンパレードでの客演こそあれどあくまで『アイカツ!』という作品は完結しており、止まった時計のようにもうあの物語が動くことは無いんだなと納得して生きてきた6年半、シリーズ10周年を記念して製作された最新作『未来へのSTARWAY』は出来や評判がどうであれ身体が健康であれば絶対観に行くと心に決め、アイカツと共に心中することも少しだけ覚悟した。
スクリーンに映し出されたのは、間違いなくあの最終回の続き。あおい姐さんや蘭が見守る中ステージへ飛び出すいちごとあかり。そこから少し場面は飛んで、舞台はお馴染みのスターライト学園。ソレイユとルミナスだけでなく、相変わらずマイペースなおとめ、「血を吸うわよ」「なくもなくってよ」いつもの台詞をキメるユリカ様、やるたびにクスっときてしまう北大路劇場を披露するさくら、またスカイダイビングしながら登場するかえで、そして神谷しおんたん、あの頃のメンバーがあの頃とそんなに変わらないまま登場している。OPとEDとサブタイトルがあって、本編終了後にはアイカツ格言のコーナーまで。映画なので流石にアイキャッチは無かったが、アイカツ!第179話「ひとりずつのスターライト」といっても過言ではない構成、そして卒業ライブの開催を企画して次作に続く、まだまだアイカツを堪能できるなんて穏やかじゃないっ!
話自体は、言ってしまえばすごく面白かったと言うよりはアイカツの物語がまた観れて嬉しい気持ちの方が強いながらも、何だかんだあざとくない程度に物語の中に仕込まれたエモい要素がちらほら見受けられ、「最高のプレゼント」「思い出は未来のなかに」とかつて使用したサブタイトルを違和感の無いよう織り交ぜ、ラストのLINE風のメッセージの「離れていてもずっと一緒」はソレイユの絆を表すものだけでなく10年間アイカツを愛してくれた、或いは久しぶりに再会したファンへのメッセージのようで胸が熱くなった。自分もテレビでやってた頃よりかは熱が冷めているけど今でも定期的にアイカツ熱が再熱することがあるので、いちごたちにあんなことを言われたらアイカツがずっと好きでよかったって思ってしまうなぁ。
視聴者側としては作中のキャラよりも先に未来まで行ってしまったこともあって、ソレイユがこれから進む道について話すシーンでは「おれも進路決める時は迷ったなぁ」「みんなも自立していくのね・・・」と過去の自分と重ねたり謎の親心を感じつつ、「おれはもうあおい姐さんと○歳も年が離れてしまったのか・・・」と軽く戦慄したりもした。うんうん、それもまたアイカツだね。これアイカツか?
卒業ライブ、これ気になるのがあかり世代の中等部卒業はどう扱うのかってこと。あかりたちが入学してきたのがちょうどいちご世代が高1になった時だから、両世代の卒業の時期が被るハズなので、流石に全く触れられないってことは無いと思う。今回はいちご世代のメンバーが中心に描かれていたので、多分次作もそこは変わらないんだろうけど、サブ的な立ち位置で活躍は描かれるんじゃないかと予想はしてる。ドリアカは・・・まぁあの子らも卒業だしどっかで4人ないしノエルも加えた5人でライブするでしょ。
でも個人的には、本編よりも興奮したのがOP。事前情報をあまり入れずに鑑賞したので、OPがあっただけでも驚きで、出だしの「時を越えて〜」からもう鳥肌、曲そのものも久しぶりの新作にピッタリで映像も興奮して泣けるシーンの連発。「いつか思い出す始まりの日々は~」の髪を切るあかり、1話の美月のステージに魅せられたいちご、あかりがスターライトクイーンに輝いたシーン、「そっと振り返る私の」のアメリカへ旅立つかつての自分を見送るいちごと、あの頃を振り返るかのように思い出が涙腺がちょっとやばくなり、サビでニーナやののリサたちが出てきてまた鳥肌が立つ。WMやドリアカ勢、ルミナス以外のあかり世代のアイドルは今回本編に登場しなかったけど皆ちゃんと愛されてるんだなぁと伝わった。・・・でも、とあるアイドルが出てこなかったと思うんですが何故でしょうか。
本編を食ってたとかそこまでは言わないけど、このOPをもう一回観たいが為に3回鑑賞したのは否定出来ない、それぐらい素晴らしいOPだった。曲自体もApple Musicで1回目観終わってから2回目観に行くまでに45回、現時点で81回再生したくらいには中毒になってる(実話)
そしてED、『カレンダーガール』はズルすぎるでしょ・・・!!オンパレードの時と違ってEDがあることも知らなかったからマジで予想できなかった。「いちごたちが久しぶりに帰ってきて」「未来」をテーマにしたストーリーを展開しておいてカレンダーガールで〆るのはこれ以上ない選曲ではあるけど、ズルい。ズルすぎる。だって泣きそうになるもん。ただでさえアイカツを代表する曲の一つでもありTVシリーズの区切りで流されてこの曲を聴くだけで泣きそうになる呪いにかけられてるのに(でも最近は男塾のコラのせいで笑いそうになる呪いにもかかってる)、劇場の音響も相まって効果は抜群、スタッフの皆様分かってやがるぜ・・・。実際、おれはなんとか涙をこらえたけど、すすり泣きしてた人もいたもんなぁ。もう『カレンダーガール』はアイカツ界の『Get Wild』になってるよ。映画館貸し切りにできる予算があれば今回のOPとEDをずっと観ていたい。