ソラシドトリガー! -Sorashido Trigger!-

前略、画面の前の読者様 このブログに書かれてることは的外れな主観です。だから決して、このブログの記述は鵜呑みにしないで下さい。

『ジャンクSPORTS ~最強スポーツ漫画ランキング~』 雑感

www.fnn.jp

 

ジャンクSPORTS、普段あんまり観ないけど何やらスポーツ漫画に関する企画を放送していたので、スポーツ漫画好きの端くれとしてこれは観なきゃなと思い録画しつつリアタイで視聴。

あんまり話すことないのでとりあえず番組内で発表された大学生が選んだ"最強スポーツ漫画"のランキングがこちら↓

 

30位 ALL OUT!!

   灼熱カバディ

29位 ONE OUTS

28位 おおきく振りかぶって

27位 ピンポン

26位 シュート!

25位 BUOGO-ブンゴ-

24位 ANGEL VOICE

23位 タッチ

22位 ハリガネサービス

21位 アイシールド21

20位 ドカベン

19位 ベイビーステップ

18位 テニスの王子様

17位 エリアの騎士

16位 バトルスタディーズ

15位 GIANT KILLING

14位 はじめの一歩

13位 BE BLUES! ~青になれ~

12位 弱虫ペダル

11位 あひるの空

10位 DAYS

9位 キャプテン翼

8位 イナズマイレブン

7位 ブルーロック

6位 アオアシ

5位 ダイヤのA

4位 黒子のバスケ

3位 MAJOR

2位 SLAM DUNK

1位 ハイキュー!!

 

まぁ、色々な意見はあると思うけど割とガチ目な選評かなと思いますよ、むしろストッパー毒島とかが入ってたらガチすぎて引くよ。自分は別に不満も無くそれなりに楽しみながら視聴し、好きな作品がランクインしてはしゃぎテンションが上がったので、ランクインした作品のあれやこれやでも語ろうかなと思います。流石に読んでない作品もあるのと時間の関係で今回は上のランキングの赤字の作品に触れております、ちょっとだけネタバレにも触れてる作品もあるので一応注意をば。ではどうぞ。

 

 

 

 

 

 

29位 ONE OUTS

ONE OUTS 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

確かに異色かつ野球とギャンブルを組み合わせた漫画なんて恐らく他にないだろうけど入ってんの!?まぁ、な○jでも定期的にスレ立つしな・・・。

自分の中ではスポーツ漫画というよりはスポーツを題材にした心理戦を描いた漫画なので純粋にスポーツ漫画として見ると割とツッコミどころが多いけど、反則合戦などこの漫画でしか描けないような野球だけど野球の域を越えた勝負はシリアスな笑いも含めてやっぱり面白いと思う、11巻辺りから下り坂だけど・・・。それでも最後に渡久地がチームに居心地の良さを感じてしまったが故にチームを去ったのは好きな終わり方なのよね。

 

 

 

23位 タッチ

タッチ 完全復刻版(26) (少年サンデーコミックス)

ガチ目なランキングじゃ『H2』の方が強めな気がするがそこは知名度の差なのかもしれない。自分もどちらかといえばH2やクロスゲームの方が好きだけど、やっぱタッチも面白いのよね。ラブコメだけでなく、達也が松平や柏葉監督と徐々に信頼関係を築いてく様や西村・新田などのライバルとの激闘は普通にスポーツ漫画としても熱く、テレビ番組では和也が死ぬシーンや達也の告白シーンばかり流されてる印象あるけど、やっぱ1番の名場面は須美工戦の最後の三振シーンでしょ。試合と関係ないシーンを挿入しながらも熱いシーンを描くなんてあだち充にしか出来ない演出だと思うよ(あれアニメ版では演出違うらしいけど)。

 

 

 

21位 アイシールド21

アイシールド21 37 (ジャンプコミックスDIGITAL)

アイシールド21が21位・・・工作じゃないですよね?人気はあるんだろけど確かに言われてみると知名度はやや低い気がするんだよなぁアイシールド。ドクターストーンの原作者とワンパンマンの作者が過去に手掛けたアメフト漫画って説明したらめっちゃ食いつき良くなるけど。

まだジャンプの漫画にそんな詳しくない頃に(ブックオフで)読んだのもあって今でも好きなジャンプ漫画の上位に食い込む作品、好きなキャラに好きなシーンを挙げるとキリがないけどこれだけは言いたい、臆病だった主人公のセナが世界大会の決勝という大舞台で厳しい現実を伝えられてもNFL選手になりたいという夢を自分の意思ではっきりと伝えたシーン、あそこのセナとヒル魔の門答だけでも世界編はやった価値あるよ。

 

 

 

20位 ドカベン

ドカベン 31 (少年チャンピオン・コミックス)

実はプロ野球編の序盤しか読んだことないんだよなぁ・・・。まだ西武に所属していた清原や語尾の変な伊良部が出てきて岩鬼福岡ドームの天井開けろって言ってたのが印象に残ってる。

でもやっぱ、今もなおスポーツ漫画及び野球漫画の金字塔でそれらが好きな人間なので「いつかはドカベン読まなきゃいけないよなぁ」と思ってはいる。でも電子版は出てないし古本屋にも飛び飛びでしか置いてないから地味に読みにくいのよね、古い作品はそこが辛い。どうしても読みたくなったら満喫行くか。読んだ人がみんな口をそろえて「ドカベンは31巻が最高」って言ってたら読みたくなるじゃん・・・。

 

 

 

18位 テニスの王子様

テニスの王子様 42 (ジャンプコミックスDIGITAL)

テニスの王子様、テレビ番組で紹介されると絶対「錦織圭が影響を受けた」「イケメン盛りだくさん」「現実離れした必殺技」がピックアップされる説。

世間では(仕方ないとはいえ)テニヌ呼ばわりされたりギャグ漫画扱いされることの多いテニプリ。確かに天衣無縫の極みで五感を回復したシーンや悪魔と天使がダブルスし始めた時は流石にギャグとしか受け取れなかったけど、少年漫画らしく熱いシーンも多い。関東大会の手塚VS跡部、乾VS柳なんかはよくベストバウトに挙げられ、デカ過ぎんだろ・・・で話題になった仁王・デュークペアの試合も実は滅茶苦茶熱いんですよね。ドイツ戦D1の敗北寸前から同点に追いついた種ヶ島先輩のガッツポーズでちょっと惚れそうになったもん(でもおれは高校生だとキミ様が一番好き)。皆この前のテニプリ国勢調査はちゃんとドイツ戦に入れたよな!?

 

 

 

12位 弱虫ペダル

弱虫ペダル 27 (少年チャンピオン・コミックス)

僕も坂道くんと同じくアニメオタクだったので、弱ペダのアニメ観て自転車でやや遠くのアニメイトまで通うようになりました(オタクはそうやってすぐ影響受けるんだから)。

アニメ1期がもう9年前でちょっと記憶がおぼろげだけど、当時は結構ハマってて割と本気でロードバイク買おうかとも思った時期もあったり、メイトでクリアファイルも買った。他の人にあげたけど。坂道くんだけじゃなくて今泉くんや鳴子くんも応援したくなるし箱学の新開さんもめっちゃかっこよかったよなー。アニメ序盤に2ちゃんで「真のヒロインは坂道くんのお母さん」というレスを見て最初はピンとこなかったけど2期の終盤観てやっと理解出来たのが一番の思い出。次のシリーズはNHKでやるらしい、人気の深夜アニメみんなNHKに持ってかれるな・・・。

 

 

 

8位 イナズマイレブン

イナズマイレブン(1) (てんとう虫コミックス)

コロコロ作品はこの手のランキングとは縁が無いと思ってたらまさかのランクイン、今の大学生が子供の頃読んでたとなると必然だもんなぁ・・・。だったらドラベースも入れてくれよ!!!

実際、結構熱いですもんね漫画版イナイレ。アニメはうちの地域じゃ放送してなくてゲームも一切プレイしてないけどこの漫画を読んてだおかげで今でもイナイレの話にはついていける。若い頃はフリーキックで円堂がゴールからダッシュするシーンを真似したし全国決勝で鬼道が助けに来てくれるシーンとかめっちゃ鳥肌立ったなぁ。あと全国大会の2回戦と準決勝を2ページで済ませたのとゲームの『2』のストーリーが端折られたのは子供ながらに大人の事情を感じたよ。

 

 

 

5位 ダイヤのA

ダイヤのA(20) (週刊少年マガジンコミックス)

番組内で魔球や必殺技が無いと説明されて「カットボール改やスプリット改は必殺技じゃないのか・・・?」と思ったのは多分おれだけ。

これ、このブログでも何回か言ったんですけどダイヤのAってよく「結城世代の引退までは面白かった、1年秋以降はつまらん」ってネットでよく言われんですよね。でも自分はむしろ1年秋以降の方が好きで。確かに前園とか麻生は当初めっちゃ頼りなかったけど試合で活躍し頼れる存在になっていき、足りないものだらけだった沢村と降谷も魅力ある投手へと成長していく下りがたまらない。王谷戦で沢村が試合で初めてチェンジアップを成功させたシーンとか何回でも読めちゃう。とりあえず2年夏の準決勝までは読んでください、僕は倉持と御幸が抱き合うシーンで泣きそうになりました(決してBLな意味合いは無いぞマジで!!!)

 

 

 

3位 MAJOR

MAJOR(31) MAJOR (少年サンデーコミックス)

原作はブックオフでガラの悪そうな兄ちゃんがよく立ち読みしている印象が強い。でもやっぱりアニメをずっと観てた世代だからメジャーといえばアニメのイメージが強い。

まだテレビが娯楽の覇権を握ってた時代にNHKの土曜夜6時からアニメやってたらそりゃ皆観てるよなって。今の20代が子供の頃好きだったアニメランキングとかでも間違いなくベスト10位には入り、漫画も読んでる人多いけどそれ以上にアニメ観てた人口数が桁違いな気がする、野球を知らない人でも結構観てたみたいだし。当時はジャイロボールの存在を信じてちょっとだけ練習してましたよ、まさか嘘だったなんて。

今となっては古本屋の他にサンデーうぇぶりで気軽に読めるから漫画の方に触れる機会の方が多く、1年に1回は海堂編や聖秀編を読み返してる、やっぱりあの辺が一番面白いよね。原作を最初に読んだ時はアニメで異様な存在感を出してた海堂先代エースの榎本が壮行試合に登板せず物語からフェードアウトしていたとは思いもしませんでしたよ・・・。

 

 

 

2位 SLAM DUNK

SLAM DUNK 31 (ジャンプコミックス)

スポーツ漫画ランキングにとって最早聖域と化し、1位じゃなきゃおかしいと思われるレベルのスラダンが2位、世代交代を感じるなぁ・・・。それでもメジャー同様世代を越えて愛される名作なのは変わらなかったけど。自分も高校生の時に読んでやっと面白さに気づき31巻を読み終わった後はとんでもない脱力感を味わった。漫画の最終巻読んであそこまで気力が抜けたのこれと幽白と改蔵ぐらいだよ。

いやほんとに、ここで魅力を語らずとも読んだ人がそれぞれどのキャラが好きか、どのシーンが好きか決まっているので言わなくてもいいと思うんですがこれだけは言わせて下さい、一番の名シーンは海南戦の仙道の「行け」でベストバウトは殿堂入りの山王戦を除くと陵南VS海南だよね。

 

 

 

1位 ハイキュー!!

ハイキュー!! 41 (ジャンプコミックスDIGITAL)

高城さんごめん、ハイキュー大好きだけど1位は無理だと思ってた。人によっては本気でスラムダンクを越えたと言う人もいる位の作品だけどスラダンの牙城を崩すまでとは本気で予想出来なかった。

恐らく5chの実況スレでは「ハイキューが1位はねーよwwwww」の大合唱だろうけど、有名どころのスポーツ漫画しか読んだことない自分の中ではストーリーの構成力においてはスポーツ漫画で間違いなくNo.1だと思ってるし、最近の作品なこともあって大学生を対象としたアンケートで1位を取ったのは納得してる。

番組でも紹介された登場人物の描写・台詞も勿論良いんだけど、やっぱ一番好きなのはさっきも述べた構成力。序章よりもIH予選が、IH予選よりも夏合宿が、夏合宿よりも春高予選が、春高予選よりも冬合宿が、冬合宿よりも春高が、春高よりも最終章が面白い、面白さのピークが回を増すごとに上がっていくまま完結したのもそうだし、最終回が掲載されたジャンプの発売日が2020年7月なのがもう恐ろしいレベル。古舘先生の頭の中どうなってんだ。あと一部の人に怒られるのを承知で言うと春高の稲荷崎戦と鷗台戦は山王戦に並ぶかそれ以上の試合だと真剣に思ってる。そして最後の試合も・・・、あとは読んでください。

 

 

 

 

はい以上です。番組の感想目当てで来た方がいたら謝っておきます、ただの自分語りでスンマセン。あとは何も語らないので許してください、時間も無いんで。という訳で終わりです。

 

 

最後に、1位に輝いた『ハイキュー!!』内にて数ある名言の中から私が一番好きな佐久早聖臣の台詞(厳密にはモノローグ)で締めたいと思います。

 

「笑って終わりたい」「勝って終わりたい」

その方が良いけど どうでもいいとも思う

ただ 今日も 明日も 最後の前の日も

注意深く手を尽くし 運良く 「いつ終わってもいい」と思っていたい