なんと去年に引き続き、またまた『デュエプレ』とにじさんじのコラボが開催することに。
前年のコラボでは、にじさんじ沼に膝まで浸かっていた頃の自分も大いに満足する出来で、感想記事では第2弾の開催を期待したいとも記した。あれからちょうど1年後、願いが実現することになった。
今回のゲストは、デュエプレの公式配信番組のレギュラー的存在でもある加賀美ハヤト（以下、社長）と、彼の同期である夜見れな・葉加瀬冬雪、通称・SMC組（すめしぐみ）が登場する。社長はもはやデュエプレファンにもお馴染みの存在にもなっているので、順当な選出といったところ。
この1年で、自分もだいぶVTuber及びにじさんじに関する知識を深めたので、コラボ前日から当日の夕方まで、「うお～早く始まってくれ～」とかなりソワソワしていた。去年は確か2日間くらいメンテが続きプレイが先延ばしされたので、今回ももしや…と少しだけ不安になったが別にそんなことはなかった。ということで、以下、感想。コラボストーリーのネタバレ注意。
アプリのアップデート後、ログインするとそこには社長の姿が。
去年の委員長と違いシリアスな笑いも生まない普通の挨拶だ。
こちらの目的は完全に、にじさんじコラボだったので迷わず「レジェンドバトル」へ進む。
すると早速、デュエプレの登場人物、カスミが慌ただしくこう告げた。
な、なんだってー！！まさかジャマー団か？それともガルドか！？
ってあんたらかーい！！！
いやいや、あなたたち別に普段のライバー活動で悪いことしてないですよね！？なんでいきなり悪に染まりきってんの！？みんな肩書きに「悪の～」って付いてるし。それでも委員長の「清楚そうな女性」のインパクトには敵わないけど。
いやそれより、なんだこの状況は！にじさんじ全く知らない人が見たら「SMC組って悪いやつらだなー」って思われるよ！なんかサンバルカンのOPみたいなこと言ってるし、デュエマのゲームなのに社長は闇遊戯みたいな上着の羽織り方してるし、もうどうなってるんだこれ。
あ、前のコラボと地続きなのね。
案の定、社長たちは本当に悪に染まった訳じゃなく、運営に頼まれデュエマシティを盛り上げるために悪役を演じていたとのこと。しかし本人たち（特に女子2人）はノリノリであり、カードゲームものお約束の「私たちを止めてみたければデュエルで勝負しろ！」展開になり、早速、自称「SMC組一番の小者」の葉加瀬とデュエルすることに。本人は初心者だと言っていたが、まぁ前回の委員長よりは強いでしょ、トゲ刺しマンドラとか出すなよ。
↑葉加瀬が2ターン目までにマナゾーンに置いたカード。
ト ロ ピ コ
このカード置いた瞬間、「ザザザザザ、雑魚ぉ～」って声出したよ、第1弾の対して使い道のないカードデッキに入れてるライバーは委員長くらいだと思っていたので。しかし、もう1枚の「インビンシブル・テクノロジー」はゲーム内でデッキに1枚しか入れられない制限カードなので、油断はできない。………が、結局そんな強くなかった。レジェンドスキルも「自分のクリーチャーのパワーを＋2000する」という地味なものだったので。
「なんでそういうことするの！」デュエルだからに決まってんだろ。
少々手こずった場面もあったが、対して苦戦もせず勝利。彼女もまた委員長同様、初心者向けの立ち位置となったのだ。でも委員長よりは強かった。
今更だけど、にじさんじの顔ともいえる委員長をクソザコ扱いさせた前回のコラボは中々肝が据わってたよね。それでいて解釈違いは無かったしこうして自分も今こうして何度もあのインパクトを引っ張り続ける辺り、月ノ美兎ってすげぇライバーなんだなと1年越しに気付いた。
なおこの発言の直後に負ける模様。
出た葉加瀬のジト目！葉加瀬のジト目は国宝級の可愛さだからな…、あるとは思っていたけどやっぱり見られて嬉しい。ついでにルピコもジト目、珍しい2ショットである。
ここの思わず素が出ちゃってる社長とそれをツッコむ夜見嬢の図は、配信でたまに見せる、社長が思わず自分のことを「俺」と呼んじゃって2人が「男の子出ちゃったね～」みたいにからかう図を思い出してニヤついてしまう。
葉加瀬を倒したのも束の間、今度は「冬雪の仇は私がとる！」と夜見嬢が勝負を仕掛けてくる。前回も2戦目のほんひまから強くなっていったので、きっと夜見嬢も強いんだろうと思ってたら、レジェンドスキルの内容に絶句。なんと「夜見の5ターン目、10ターン目の終了時、バトルゾーンのクリーチャーをランダムなSRクリーチャーに変身させる」というもの。変身と聞くと、どうしてもウィクロスコラボの悪夢を思い出してしまう、あれのせいでしばらく久野美咲の声聞くの嫌になったからな……。
と言っても、今回のは流石にウィクロスコラボの時よりも易しいもので、自軍のクリーチャーも運が良ければ壊れカードになったり、相手が対して強くない初期のSRに変身する場合もあり、対戦時には夜見嬢のクリーチャーが「ふたつ牙」「クエイクス」という比較的対処のしやすいクリーチャーに変身したため、ロマノフで簡単に突破できた。
ガルベリアスドラゴンのダイレクトアタックを受ける夜見嬢。ここだけ見るとえらいシュールだな、"真のデュエル"だったら重傷は避けられんかったぞ。
そんな感じで2戦とも勝利し最後の相手、社長とのデュエルへ。
ここまで来ると、もう観客も察してしまい3人の本性が明らかに。するとここで、前回のコラボで葛葉にもツッコまれた社長のファンと思われる雄弁な観客がまさかの再登場。いや笑うわ、立ち絵もないモブが社長直々に登場した際に1年越しに再びピックアップされるなんて、なんか今回のコラボ、前回以上にセンスのある演出多いね。
本性がバレながらも悪役を貫き通すことを決めた社長とのバトル、デッキは闇自然のいわゆる「ターボバロム」型、レジェンドスキルは「場に『暗黒の騎士ザガーン』以外のクリーチャーが3体以上いる場合それらを破壊し、破壊した数だけザガーンを場に出す」というもの。前々からネタにされてたザガーンがようやくデュエプレ内にて日の目を見た瞬間である。
ザガーン自体、Wブレイカー以外の能力がない準バニラなのでバルホルスとムルムルを組み合わせてキングロックすれば勝てるだろと踏み、天門＋キングデッキで臨む。しかし、相手は軽量クリーチャーが多く手札事故を起こすと最終的にザガーンにやられる、マジにザガーンをネタ扱い出来ないくらい普通に強く、なんとかシールドから「ヘブンズ・ゲート」を2回引き当てザガーン軍団を止めることに成功。
最後は夫妻ロックを完成させギリギリ勝利。これもまた1回目で勝てたので、今回はなかなか運に恵まれてるのかもしれない。しかし、勝負はまだ終わらない。この先には更に強いレジェンドスキルを使う社長とのデュエルが待っていた。
※1ターン目です。
なんと本気の社長のレジェンドスキルは、1ターン目から「ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン」を召喚するというデュエルの概念すらも覆りそうなインチキ効果。シールドトリガーにも期待できない、先行をとられたらほぼ負け確な完全なる運ゲー。
運営もウィクロスコラボの二の舞を危惧したのか、配信番組にてスキルの詳細を前もって紹介していたので、メルニアやピエールといった低コストのスレイヤー（道連れ）効果を持つクリーチャーをメタ要員として入れて後は割と適当にデスフェニやドラゲリオンを入れたデッキで臨んだ。
（初見で）勝ったケロ…。
いやーめちゃくちゃ運が良かったですわ、こっちが先行取れて初手でメルニア引けてボルメテウスを殴り返し、向こうがレインボーカードばっかマナに置いてるうちにデスフェニ召喚しシールドを焼却。デモハンなども使われず序盤以外大きなピンチも無く勝利。やっぱこれ運ゲーよ、まともに勝負しちゃいかん、とことんメタらないと勝てんかったわ。
ただ、ハイランダー構成かつザガーンでダイレクトアタック決めるのだけは無理！そんなのは本当に上手い人ぐらいじゃないと出来ない、ボルメテウスを除去できてもゼンアクやキングが飛んでくる鬼畜デッキなので、よほど腕に自信のある方以外は普通にメルニアピエールなどを4積したデッキを使いましょう。
↑3分くらいで適当に組んだデッキ。あんまり参考にしない方がいいです。そして何故か画像下が見切れてる、ちゃんとスクショしてんのに何故だ。
↑おっそうか（棒）
コラボストーリーはザガーンデッキの社長を倒した時点で終了、最後は熱いデュエル愛を受け取った観客たちから声援を貰い、社長討伐記念のスペシャルライブ（命名：夜見嬢）で締めくくった。
前回同様、生粋のエンターテイナーであるにじさんじライバーたちがデュエルを通してデュエマシティを盛り上げるという、簡素ながら普段のライバー活動そのままを現した一見さんにも分かりやすい・入りやすいストーリーかつ、前回以上にニヤリとさせられるネタが多かった。デュエル初心者設定が解釈一致すぎる葉加瀬、マジシャンらしいスキルを使う夜見嬢、そしてザガーン愛を形にして3Dお披露目配信から親しまれてる(?)ボルメテウスを使いこなし過ぎている社長と、ライバー周りの設定も非常にしっくりきた。社長もデュエプレ界における功労者の内の一人なので、今回のコラボは本人も嬉しかっただろうなぁ。一番報われたのはザガーン様だけど。
ここまで合うんだから、来年の第3弾も期待しちゃいますがかまいませんよね。次はさくゆいとチャイカとか来るんじゃない？あの3人なら本当に悪役が似合いそうだし。
【おまけ】ジト目葉加瀬マジ可愛い。
