どうも、ロゼロです。
先日、とある作品に登場するキャラクターについて調べてたら以下のような書き込みを見つけてしまいました。
「○○(キャラ名)に反日声優の□□(演者名)を起用した××(作品名)を許さない!」
伏字ばかりで分かりにくくすみません
ネットサーフィンしてると結構当たるんですよね、こういうネガティブな書き込みや記事を。というか検索トップによう出るわ出るわ。
いやまあ、だからといってこんな書き込みでそのキャラクターと声優さんに対しての印象が変わることはないんですけど、けどこう、胸の奥がどうも引っかかって。あるじゃないですか、「演者とキャラクターは分けるべき」的な意見が。
最近だと声優さんの好きな食べ物がそのキャラクターの好きな食べ物に設定されるみたいな、演者の好みがキャラクターに反映される例が幾つかあるんですよね。それ故に賛否を起こした作品もあるんですけど。これに関しては昨今のアイドル声優ブーム(と言っていいのか?)で声優さんが顔出しでキャラになりきってライブを行うなどといった事例が増えたからかなー、と勝手に思っております。
声優といった職業の方々は、それこそ普段からテレビに出ている芸能人よりは不祥事を起こしにくい・起こさないイメージがあるので、演者が逮捕されたことによりその人が演じたキャラクターにも悪い印象が持たれるといった風評被害はほぼ無いと言ってもいいんですけど、もしも自分の好きな声優さんに何かあったら…と思うと少しゾッとしますね。罵詈雑言は当たり前、演じたキャラクターの悪意あるネタやイラストが流行ったりとか…。最近も炎上したアニメ作品のキャラを使ったそんな感じのイラストを見かけましたよ。正直に言うと、アニメ声優界隈って治安や風紀の悪さは様々な界隈の中でもぶっちぎりでワーストクラスだと思ってるんで(私のド偏見です)。
話が脱線してきたので戻します。
「演者とキャラクターは分けるべき理論」は、どちらかといえばアニメよりも実写作品に使われてる言葉ですね。最近だと違法薬物やら暴行による芸能人の逮捕や引退の影響で、その芸能人が出演していたドラマや映画が配信停止になって、その度に「作品に罪はない!」といったファンからの怒りの声が発せられてますね。
自分も、スポンサーやテレビ局などが物理的被害や風評被害を食らうのを避けて嫌々ながらもそうしてるんだとは思いますけど、ちょっとデリケートすぎでない?と思わないこともないです。そうするならまだしも、ほとぼりが冷めたら再公開はして欲しいと思います。
ただ、ただ!分けるべきだと思うけどそれが上手くできない時もあるッ!
これは完全に私の事例なんですが、とある漫画家さんが「某朝ドラ途中まで見たけどつまらない。もしかしてこのままつまらないままなんじゃないかと思いネタバレ見たらその通りで安心した(意訳・注釈あり)」とTwitterでコメントしたんですよね。この後もダラダラと批判を続けて、これ見て私はもう怒りましたよ。
面白いつまらないは人の自由だし勝手。嫌なら途中で見るのをやめてもいい。と思います。けど批判するならちゃんと一通り見てからにしろ、ネタバレ見て判断とか仮にも漫画家という職業の人間がしてもいいことなのか…と感じてしまい。いや確かにあのドラマは見たけど酷い出来だったと思いますよ、個人的には途中までは面白いと思ったけど。半ぶ…
でもな~~、腑に落ちなかった。元々作品はそこそこ好きだったけど人間性の部分で少し気に入らない点あってですね…。これがきっかけで作品もちょっと嫌いになってしまいました。その作者さんが連載持ってる雑誌毎月購読してますけどその件以降作者さんの作品まともに読んでないですもん。読む気にもなれない。
漫画家さんが色々とやらかした事例だってありましたよね、単行本が出版停止とか連載中断、終了とか、SNSでの投稿が炎上した結果Web漫画のコメント欄が荒れるみたいなこともあったそうで。これもまた、「作者と作品は分けるべき」か意見が分かれそうですよね。
自分は分けるべき!派の人間ですけど、やっぱり前述の朝ドラ批判みたいなことがあると作品をちょっと嫌いになってしまいましたし、「この作者は自分の考えを主人公に代弁させてる~、作者の思考を作品に反映させるな~」と漫画を読みながら結構思ったりしてしまいます。
この問題、結構デリケートですよね。擁護にしろ批判にしろ感情論の方が先行してしまう。なんかこう、最善の解決策が出るのはかなり先なんでしょうね。自分たちが今しなければならないことは、心を穏やかにして冷静に物事を判断することかもしれません。