ソラシドトリガー! -Sorashido Trigger!-

前略、画面の前の読者様 このブログに書かれてることは的外れな主観です。だから決して、このブログの記述は鵜呑みにしないで下さい。

『映画大好きポンポさん』が面白かったので映画好きになりそう

3年前に放送された超面白アニメ『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』の完全新作劇場版が遂に公開!

当時のアニメ熱が冷めていたロゼロも最終回前の一挙放送から入った身ながらめちゃんこ夢中になり、同時にまどマギやまほいくで味わえなかった「仮面ライダー龍騎っぽいアニメ」という点を満たされ大満足!2018年のアニメは10年に一度レベルの群雄割拠の年だったけど本放送時に観た作品に限ると少し迷いながらもこの作品をベストに選ぶくらい好きな作品!当然劇場版も観ない選択肢を選ぶ訳がない!

 

 

 

 

 

 

 

 

と思っていた時期がおれにもありました。

 

 

 

 

しかしなんと、ロゼロの住んでる地域では、劇場版スタァライトが公開している映画館はありませんでした!!!チクショー!!!

おまけに一番近い映画館でも片道3時間以上、交通費の面でも諭吉を2枚確実に失ってしまう、他所の県に映画を観に行くことすら命懸けにも等しい現在ではやや無謀とも思えたので、今回はやむなく断念………。レンタル始まったら真っ先に借りてやるもんねー!!!

 

ということでスタァライトできなくなったので、腹いせと言わんばかりに、同時期に公開されていたアニメ映画『映画大好きポンポさん』を観ることにしました。

 

 

こちらは普通にうちの住まいでも上映していたのと、原作の漫画は読んだことないけどキービジュアルを見て「あっこれ面白そうだな」と思ったのがきっかけ。内容も全然知らなかったのであらすじくらいは見ようとしたけど、以前某アニメ映画を観賞する際、前情報を全く入れずに臨んだ体験をしたことから、恐らく殆ど知らない状態の方が面白く感じるんじゃないかと踏み、そういう状態で鑑賞するようにした。

なので、観る前はタイトルからして、『邦キチ』みたいに映画の魅力や素晴らしさを登場人物が語る作品だと思っていたので、開始3分くらいで映画製作モノだと分かった時には「あーそういうやつなんすね」と一応合点がいった。そもそも邦キチみたいな内容で映画として成立するかも今にしては疑問だったが(タブチくん方式ならやれなくもなさそうだけど)

 

 

 

 

んでね、ロゼロさん観たわけですよ、その映画を。いやすっ~~~~~~~げ面白かったんですよこれが。(ここから先、核心的なネタバレはなるべく書かないつもりでいるので未見の方も読んで大丈夫かと思いますが一応ご注意を)

 

 

 

 

 

 

別に前評判が良かったとか、原作から好きで期待していたとかは全くなく、ただ面白そうだから・目当ての作品がやってなかった代わりに観てみようかなくらいの気持ちだったのに、エンドロールが終わって劇場を後にする際には、誰かに「この映画面白かった!」と伝えたくなるような、そんな作品だった。

自分は、はっきり言って映画はそんなに観たりしない方の人間で、劇場に足を運ぶのも年に3回か4回程度、観るとしてもニチアサ作品の劇場版やTVシリーズから地続きのアニメ映画ばかりで、実写の邦画・洋画方面の知識は悲しいくらい疎く、スターウォーズハリーポッターといった有名なシリーズですらあんまり知らない。でも金曜ロードショーでよく観てたという理由で『ホーム・アローン』と『メン・イン・ブラック2』は好きだったりする。

そんな風な自分でも、『ポンポさん』という作品を通して、映画の面白さ・楽しさ・素晴らしさを肌で感じ、「嗚呼、おれも今度から映画多く観ようかな…」と思わされる程だった。それは単に自分が面白い作品に影響を受けやすい性格からなのは明白なのだけど、劇中でも映画は見る人に色々与える云々みたいな事を言っていたので、そういうことにしておいてください。

 

 

 

少々自分語りになって申し訳ないのだけど、これだけ心に響いたのは、観賞時の自分が劇中のアラン君みたく悩みを抱えていたからなんじゃないかと。詳細は伏せるけど最近ね、人間関係の悩みが尽きないんですよこれが。でも『ポンポさん』観終わったら、なんかそういう悩みも吹き飛んだというか、面白さで何とも思わなくなった。一時的にだけど。

別に個人のそういう感情抜きにしても素晴らしい作品なんだけど、辛い時に観る作品ってほんっっっっとに心に響くもんなんですよねぇ、良い意味でも悪い意味でも。

 

昔から"そういう時期"にアイマスのアニメとか観て元気出してた人間なので、奇しくも『ポンポさん』もその内の一つに入ったというね。だからこそ映画のみが救いだったジーン君に感情移入できたんだろうかな、言われてみればジーン君やアラン君のような悩める(悩んでた)若者こそ刺さる内容かもしれない。いや本当はどんな人も楽しめる痛快娯楽エンターテインメント映画なので別にそれ以外の人は楽しめないとかそんなのは全然思ってないんで。

 

 

 

 

それとね、ポンポさんの声優に小原好美さんを起用した人、それこそポンポさん並みに人を見る目あるわ…(これが言いたいだけ)。声のマッチ具合もさることながら、ロリすぎず萌え声すぎない、優しさと厳しさと頼もしさを兼ね備えた絶妙な演技、若手女性声優の中で合法ロリ演じさせたら右に出るものはいないんじゃない…?

ナタリー役の大谷凛香さんはポケんちに出演してるから名前は知ってたのですぐ分かったけど、ジーン役の清水尋也さんは存じ上げず(実はこの人が昔出演してた『放課後グルーヴ』というドラマは観ていた)、後々Wikipedia先生で調べたら本業は俳優と書かれてて度肝を抜かれた。いや上手すぎませんでしたか…?上映中、「ジーン君の声誰だろう…?畠中祐っぽいな…、いや少し違うわ…無名の若手かな?」 と推理していたおれの姿はお笑いだったぜ。

 

そういえば挿入歌の一つの『例えば』を歌っていたの花譜だったのね、家帰ってDLしようとした時に知って「えっマジ!?」って驚いたよ。友人の推しVTuberで何回か布教されたので。

例えば

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あー、ちなみに私この映画2回観ました。何十年以上生きてきて映画館で同じ映画を観るなんて体験初めてだったよ、いやマジで映画好きに目覚めそうだなオイ。そういやロゼロさんが生まれる前に亡くなった父方の祖父は一日中映画館で同じ映画を観ていた人だったそうな(親父曰く昔の映画館は入れ替え制じゃなかったからずっと居座れたそうです)。これも血筋か。

一応、偶然というか何というか、来月には特撮映画が2本と、学生時代の愛読書だった小説が原作の映画が公開されるので、これから映画が好きになるかもしれない自分にとってまたとないスタートのチャンス、できればモノにしたい。

 

 

いや、まさかそんなに注目してなかった作品にここまで心を動かされるとはな…。これまでも、『平成ジェネレーションズFOREVER』を鑑賞した後に平成ライダー愛が溢れ出して夜10時頃にブックオフの駐車場で友人と語り尽くしたり、スタプリの劇場版『星のうたに想いをこめて』では感動のあまり劇場を出た直後にBDの購入を決意したりと、大なり小なり様々な感情を味わい、今回、それらに匹敵するものを『映画大好きポンポさん』という映画作品を観賞し実感した。

演出が冴えてる、前振りの仕込みが絶妙とか、見どころは沢山ある。でもそれら以上に、言葉では言い表せないような、「映画というのは面白いものなんだぞ」みたいなメッセージが、ポンポさんやジーン君たちを通して伝わってきた。2回も観たけど正直3回以上観ても全然いい気もする、今はもう何度でも観ていたい。BDは購入する方向で検討しています。

 

観終わった後上映時間を何度も確認したもんね、えっこんなに経ってたの!?ってね。ふふっ。

 

ロゼロ

 

オタク

 

好きな映画

仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER

・スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて

・映画大好きポンポさん ←new!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【以下、最大のネタバレ】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この映画で一番可愛かったの、ポンポさんでもナタリーでもミスティアさんでも無く、ポンポさんの物真似しながらジーン君に伝言を伝えてた眼鏡の受付嬢さんだよね。

窓を開けて

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