(仮面ライダーW終盤のネタバレが若干あるので現在YouTubeの配信が初見だという方などは注意)
その㉗はこちら
今回紹介する曲はこちら、Labor Dayで『Extreme Dream』。
『仮面ライダーW』の挿入歌であり最強フォーム・サイクロンジョーカーエクストリーム(以下、SJX)のテーマであるこちらの曲、当時のライダーは挿入歌って結構頻繁にかけられてたイメージがあるけど、この曲が本編で流れたのはなんと2回のみ。SJXは第32話からの登場で48話までバリバリ活躍してたのにたった2回。こう書くと寂しいかもしれないけど流れたタイミングがテラーとユートピアというラスボス格の敵との戦闘シーンでのみ使われたのもあって、最終決戦用BGMに昇華している。
主題歌にしろ挿入歌にしろ"ここぞ"というタイミングで使われる方が燃えるので、だからこそ人気があるんだと思う(遅ればせながら「仮面ライダー総選挙」音楽部門第37位入賞おめでとうございます)一方、こんなにかっこいいんだからもうちょっと使って欲しかったとも思う、贅沢な悩み。
ライダーの最強フォームのテーマは概ね終盤の展開やフォームの強さに相応しいかっこいい曲が多く、こちらもご多分に漏れず非常にキマっている。ロックなサウンドと歌声で気持ちが上がるし、歌詞も『W』のこれまでの戦いや軌跡の総決算とも言うべき形に仕上がっていて、クライマックスだからこそより燃えるよう作られてるのが分かる。特に好きなのが「右と左 究極のバランスで魅せる」、SJXやこれまで築き上げてきた翔太郎とフィリップの絆の強さもそうだし、何より今なお色褪せない完成度でシリーズの中でもトップクラスの人気を誇る『仮面ライダーW』という作品を表すのにこれ以上のない表現。新しい記憶(メモリー)が始まってもそれは変わらなさそう。
その㉙に続く